TOSHIBA REGZA Z570Lシリーズってどう?(43Z570L/50Z570L/55Z570L/65Z570L)
TOSHIBAのスタンダード液晶テレビ【Z570Lシリーズ】のポイントを紹介していきます。
サイズラインナップが多い本シリーズは、価格も控えめでたくさんの機能が必要というわけではないファミリー向けのモデルかと思います。
画面サイズは、43インチ/50インチ/55インチ/65インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 43,50,55,65インチ:2022年7月 |
パネル | 液晶(パネル詳細メーカー非公表) |
バックライト | 直下型LEDバックライト |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / DolbyVision IQ / HDR10+ |
8Kチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/Wi-Fi |
定格消費電力 | 43インチ:146W 50インチ:148W 55インチ:165W 65インチ:215W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | - |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | - |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
Z570Lシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
Z570Lシリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
チューナー構成としてはよくある構成で、録画及び視聴に関して不満が出ることは少ないでしょう。
4Kに関しては2系統搭載されておりますので、視聴中の番組以外に裏で1番組録画することが可能で、通常の地デジ及びBS/CSに関しては3系統搭載されておりますので、裏で2番組録画することが可能となっており、見たい番組が重なっても少々は大丈夫なようになっています。
Z570Lでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
最近では外付けHDDも容量単価が安くなっておりますので、大容量モデルがおすすめとなります。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
Z570Lシリーズには、「レグザエンジンZRⅡ」が搭載されています。「レグザエンジンZRⅡ」は最上位の映像処理エンジンよりも一つ下のグレードになりますが、もちろん優秀ですから、綺麗な映像を映し出してくれます。
ただし最上位のエンジンである「レグザエンジンZRα」のような「人が見た風景」を再現するようなエンジンではありません。
同エンジンは液晶の上位モデルZ870Lシリーズにも搭載されているエンジンです。
気になるのは、パネルの詳細がメーカー非公表となっておりVAなのかIPSなのかADSなのかがわかりません。
ここからは推測になりますが、TOSHIBAは昔からVAパネルを多用しており、コントラストや輝度を押し出したいという点を考えると「VA」パネルが採用されているのではないかと思います。
【サウンド】
全サイズで「重低音立体音響システム」が採用されており、合計出力40Wの高出力で音を届けることができます。
スピーカー構成は「フルレンジ×2」「ウーファー×1」の合計3スピーカーとなっています。
やはり上位モデルと比較すると、スピーカーはかなりコストカットが入っています。
もちろん雑音だらけの聞くに耐えないというレベルではありませんが、あまり音質には望めないでしょう。
しかし普通にテレビを視聴するうえでは全く問題ないレベルのスピーカーです。
立体音響システム「DolbyAtmos」に対応します。
スピーカーシステム自体はそこまで良いものが搭載されているわけではないので、さらに良い音質でテレビや映画を視聴したい場合は、別途サウンドバーの購入をお勧めします。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
外観自体は2022夏モデルで大体同じようなデザインが採用されています。
映像のリアリティを際立たせるため、没入感を高めるべくベゼルレスデザインを採用し、金属素材を多用することで重厚感や高級感を出しています。
スタンドはセパレートタイプで、フラットバー形状のものが採用されています。
【その他】
VODの対応状況はTOSHIBA全体として割と良いほうですが、一部モデルにてNETFLIXに対応していないことがありましたが、Z570LシリーズについてはNETFLIXに対応しております。
また、TVerやParaviにも対応しているため、タイムシフトと併せて過去番組視聴が捗ります。
REGZAの機能として昔からある「ゲームモード」にも磨きがかかっています。
Z570Lではついに4K120Pの入力および表示に対応しました。これによりPS5などの4K120Pを出力可能なデバイスと組み合わせることで、最大限性能を引き出すことが可能となります。
また、画面の応答速度も最速で0.83msecと非常に早くなったので、遅延を感じにくくなっております。
ただひとつ気になるのはリモコンにVOD用のボタンが所狭しと並べられており、明らかに邪魔になっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で43インチ:96,000円・50インチ:121,000円・55インチ:141,000円・65インチ:215,000円となっています。
普及帯のスタンダードモデルということで、価格は魅力的なラインになっています。
倍速ありチューナー数豊富、映像処理エンジンも上位のものと同じと考えると、意外に高くはないかもしれません。
総評
Z570Lシリーズは、最も売れ筋から小さいサイズまで豊富な画面サイズラインナップを揃え、液晶では個人的にマスト機能である倍速や直下型LED爆雷と採用など要点を抑えたモデルとなっています。
しかしスタンダードモデルということで、スピーカーなどは割り切り仕様となっておりますが、そこは必要であればサウンドバーなどを別途購入すればよいだけなので問題ありません。
むしろ一部の機能をグレードダウンさせて価格を下げていますから、非常に手を伸ばしやすい価格のテレビとなっています。
そろそろ4Kテレビへ買い替えを検討している場合、そこまで高機能のものでなくても良くて、予算も限られているなどの条件であれば、魅力的なモデルであることは間違いないでしょう。
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