LG QNED85JRAシリーズは買いか?(75QNED85JRA/86QNED85JRA)


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 LGエレクトロニクスの2023年夏モデル 4K液晶テレビ【QNED85JRAシリーズ】が発売されました。

 QNED85JRAシリーズは、ハイエンドモデルに位置し、画面サイズも75インチスタートと、非常に大きなサイズをラインナップしているシリーズになります。

注目は、LGお得意の「NanoCellテクノロジー」と「量子ドット」の組み合わせによる、鮮やかな色彩体験です。
また、miniLEDも組み合わせることで、贅沢な仕様になっていることも注目です。

画面サイズは、75/86インチがラインナップされています。



基本仕様

発売時期2023年7月
パネルIPS
バックライト方式直下型MiniLED(LD)
解像度4K(3840×2160)
対応HDRDolby Vision / HDR10 / HLG
8K BSチューナー
4K BS/CSチューナー1
地上デジタルチューナー2
BS/CS デジタルチューナー2
外付けHDD録画
裏録画
倍速駆動
SeeQVault
ARC
eARC
VRR
ALLM
LAN有線 / Wi-Fi
定格消費電力75インチ:315W
86インチ:415W
VOD対応状況
AbemaTV
Amazonプライムビデオ
DAZN※初回31日間無料
DMM.com
Lemino(旧dTV)※初回初月無料
FODプレミアム
Hulu※初回2週間無料
NETFLIX
Paravi
TELASA
TVer
U-NEXT※初回30日間無料
Youtube

※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください

QNED85JRAシリーズ各ポイント評価

【録画・チューナー関連】

 QNED85JRAシリーズは、4K1系統、地デジ2系統、BS/CS2系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。

ハイエンドモデルに位置するのですが、チューナー構成が少し物足りない印象です。
もちろん視聴には全く問題ありませんが、外付けHDDを接続して録画もしたいという場合は要注意です。

もちろん別途レコーダーを持っている場合は問題ありません。

 QNED85JRAシリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選

【画質】

 QNED85JRAシリーズには、LGのハイエンド映像処理エンジンα9 AI Processor 4K Gen6」が採用されており、最近トレンドであるAIを用いたインタラクティブな画質調整が可能となっています。

 QNED85JRAシリーズには、「MiniLED」×「量子ドット」を組み合わせたIPS液晶をパネルが採用されており、さらにLGのNanoCell技術が付加され、大画面ながらも高画質で映像を楽しめるモデルです。

最新の映像処理エンジンによる分析で、フルHD画質も4K画質へとアップコンバートされますが、その際に生じる画質の劣化も最小限に抑え、AIがあらゆるノイズを除去した上に画像処理を施すため、美しくクリアな映像体験が可能です。

その他にも画質処理系はパワーアップされており、全体的に処理力が向上しています。

【サウンド】

 サウンドシステムは、合計出力40Wのスピーカーが搭載されています。
LGは全体的にスピーカーの出力は控えめになっていることが多いのですが、QNED85JRAシリーズも例にならって抑えめとなっています。

ただそれはデザイン上の都合によるものなので、仕方がない部分もありますし、40Wでも番組を見る分には十分なパワーですので、そこまでネガティブポイントにはならないかと思います。

映画などをもっと良い音質で楽しみたい方は、別途サウンドバーやウーファーを設置すると良いでしょう。
【2023最新】おすすめサウンドバー3選

【デザイン】

 デザインは4辺狭ベゼルデザインが採用されており、大画面と併せて映像が浮かんでいるかのような臨場感が特徴です。

ベゼルも限りなく薄くされており、さらに底辺部分もkなり薄くされている為、没入感も高く、映像に入り込むかのような体験が可能です。

壁掛けが最も設置方法としては良いのですが、もちろんスタンドを使用した設置も可能です。

スタンドは両サイドセパレート型が採用されており、あまり存在感を出さないデザインとなっています。



【その他】

 VODに関しては、海外製品という事もあって、そこまで対応状況が良くありません。
幅広いサービスを利用したい場合は、別途VODサービス対応のデバイスを利用するなどの対策が必要です。

最近ではゲーム用のディスプレイとしても使用されることが多いことを想定して、様々な機能が盛り込まれています。
具体的には「VRR」や「ALLM」、さらにベンダー系の機能として「NVIDIA G-SYNC」や「AMDのFreeSync」などにも対応しており、PCとの接続性も高くなっています。

主要ゲームメーカーが策定する規格「HGiG」にも対応しています。

もちろん4K 120Hzにも対応している為、PS5などのゲーム機の力も引き出すことが可能です。

ALLMとは?
VRRとは?

【価格】

 価格は執筆時点の価格com最安値で75インチ:430,000円・86インチ:620,000円となっています。

ハイエンドモデルという事と、サイズを考えると高額になってしまうのは仕方がないです。
そこにMiniLEDや量子ドットも採用されている事もあり、絶対的には高額になっています。

他メーカーもMiniLEDと量子ドットを採用しているモデルは高額になっている為、特段高いというわけではなく平均的な価格です。

QNED85JRAシリーズは買いか?

 75インチ以上のラインナップのみを揃える攻めたQNED85JRAシリーズですが、画質面は非常に期待できる一台です。
MiniLED×量子ドット+NanoCell技術にIPSパネル採用で、今現在の技術をすべて詰め込んだ液晶テレビではないでしょうか。

映像処理エンジンも第6世代に進化し、AI性能も向上したので、高画質調整も非常にパワーアップしていますので、大画面でも画質の「粗」が出にくいよう考えられています。

ただ一点チューナー構成が少し物足りないので、テレビに外付けHDDを繋いでの録画がメインの方は、別途レコーダーを用意すると良いかもしれません。

サウンド性能は、デザイン優先で少し物足りない可能性がありますが、そこはサウンドバーを追加することでカバー可能でしょう。

その他ゲーミング機能なども充実しており、多用途で活用できる一台ですね。

大画面な上に先述の最新技術もりもりなので、価格は結構高めですが、他メーカーの同じ技術を使用したモデルと比べるとそこまで大きくはない為、トータルで見れば意外とコスパが良いのかもしれません。

VODサービスだけ対応状況が良くないので、その点だけ気を付けてください。

ということで最終的にはQNED85JRAシリーズは「買い」と言えます。

ただし、75インチ上のラインナップしか無い為、万人に進めるというわけではなく、大きなリビングなどを持っている方向けという事になります。

QNED85JRAシリーズサイズラインナップ

75インチ

86インチ

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