Panasonic VIERA LX900シリーズは買いか?(TH-43LX900/TH-49LX900)
Panasonic VIERAブランドから登場した2022年液晶夏モデルのフラッグシップ【LX900シリーズ】のポイントを紹介していきます。
イメージとしてはフラッグシップであるLX950の画面サイズ違いですね。
50インチ以上のサイズラインナップをLX950シリーズとし、それよりも小さいサイズをLX900シリーズとしているようです。
中身的にも少しだけLX950とは差がつけられています。
画面サイズは、43/49インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年6月 |
パネル | 43インチ:VA 49インチ:IPS |
バックライト | エッジ型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10+/HDR10 / HLG/ HLGフォト/Dolby Vision |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | 43インチ:128W 49インチ:162W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
LX900シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
LX900シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
チューナー構成的には、そこまで目立ったポイントはありません。
上位モデルになるとほとんどがこの数の構成になるので、最近では目新しさはなく、逆にこれが最低ラインとなりつつあるので、特にアドバンテージがあるわけではないですね。
また、録画に関しては基本的にLX900シリーズでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
LX900シリーズは、43インチにVAパネル・49インチにIPS液晶パネルが採用されています。
IPSパネルは高い視野角と色表現能力で優秀なパネルで、特にいろいろな角度から見ても色の変化が少ない特性は、リビングなどに設置して視聴する際に役に立つでしょう。
ただし43インチのVAに関しては、IPSほどの視野角はありません。そのかわりコントラストが高い為、IPSよりはクッキリハッキリとした映像を楽しむことができます。
その他に関しては、最低限倍速駆動やPanasonicの色表現技術「ヘキサクロマドライブ」など一通りの機能が搭載されているので、フラグシップほどでないにしろ良い画質で番組を楽しむことができるでしょう。
その他多彩なHDRにも対応しており、細かい表情なども高画質化処理により細部までくっきり見ることが可能となっています。
【サウンド】
スピーカーシステムは、15W フルレンジスピーカーが2基搭載と、他の上位モデルと比べると貧相に感じてしまいますが、番組を見るだけであれば実用上問題ないでしょう。
ただ一気にグレードが落とされているため、良い音で番組を見ることができるかと言われれば微妙ですから、ある程度音にこだわりたい方は別途サウンドバーやシアターシステムを購入すると良いでしょう。
特にウーファーがない都合上低音があまり出ないので、そこら辺を補ってくれる物がおすすめです。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
見た目は液晶の上位モデルであるLX950とほとんど同じで、モデル間でデザイン性に明確な差がつけられているわけではありません。
最近ではよくあるデザインですから、目新しさは特にないですが逆に言うと安定した堅実なデザインといったところでしょうか。
スタンドも標準的なスクエアタイプが採用されています。
その代わり、スタンドには転倒防止機能が付加されており、スタンド裏に配置された大きな吸盤でしっかりと固定することにより、地震等でも転倒する可能性が低くなっています。
【その他】
VOD対応状況も良好で、メジャーなサービスには大体対応しているため、そこまで困ることは少ないのではないでしょうか。
外部機器と接続する際に気になるのがHDMIの入力関係ですが、こちらも4k120pまで対応しており、最近のテレビとしては十分な性能ではないでしょうか。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で43インチ:109,000円・49インチ:123,000円となっています。
モデルの格と搭載されている機能を鑑みると意外とお得感があるように思えます。
サイズで搭載されているパネルの違いがありますので、そこら辺の価格差が出ている印象です。
LX900シリーズは買いか?
液晶フラッグシップであるLX950のサイズ違いとして登場したLX900ですが、この手法はPanasonicに限らずいろいろなメーカーが行っている販売戦略ですから、特段珍しいものではありません。
一応LX950と比べると、中身はちゃんとグレードダウンしますから、確かに同じシリーズとしておくのは難しいのでしょうね。
50インチ未満のニーズとして、そこまで画質を求める層がいないのと、最近ではあまりファミリー層にリーチし辛いサイズですから、こういった住みわけとなるのでしょう。
パネルは43インチと49インチで異なっているため、一概に大きさだけで選ぶのが難しくなっていますが、43インチと49インチは、実質的な設置スペースというのはそこまで変わりませんから、予算のとの兼ね合いもありますが、可能であれば49インチモデルをお勧めしたいところですね。
最終的にLX900シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「買い」 と言えます。
意外と倍速駆動など欲しい機能は最低限抑えられているし、パネルも49インチはIPSが採用されていますから、色表現や視野角については問題ないでしょう。
スピーカーシステムはさすがに良いものというわけにはいきませんが、番組を見るうえでは最低限のパワーがありますから、音にこだわりが無ければOKです。
そこら辺を鑑みると、12万程度で購入できるのであれば、割とアリではないかと思います。
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