LG SIGNATURE OLED77W9PJAってどうなの?
このページでは、LGのフラグシップ4K有機ELテレビ【OLED77W9PJA】のポイントを紹介していきます。
【 OLED77W9PJA】は、同社の「W8Pシリーズ」後継機種になり、4K BS/CSチューナーが搭載されました。
77インチの他に、65インチがラインナップされています。
基本仕様
基本仕様 | OLED77W9PJA |
---|---|
発売時期 | 2019年4月 |
パネル | 有機EL |
バックライト | ー |
解像度 | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | HDR10/HLG/Dolby Vision |
8Kチューナー | - |
4Kチューナー | 1(BS/CSのみ) |
地上デジタルデジチューナー | 3 |
BS/CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
複数同時録画 | ○(2番組 4Kは1番組のみ) |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○ |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 804W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | - |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN ※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com ※初回2週間無料 | - |
dTV ※初回31日間無料 | - |
GYAO | - |
Hulu ※初回2週間無料 | - |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV ※初回30日間無料 | ○ |
U-NEXT ※初回30日間無料 | ○ |
YouTube | ○ |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ 4K | ○ |
スカパー!(オンデマンド) | - |
ひかりTV | ○ |
ひかりTV 4K | ○ |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
OLED77W9PJAのGoodな点
- 4K BS/CSチューナーを1系統搭載
4K BS/CSチューナーが今回1系統搭載されました。
4K番組を外付けチューナー無しで楽しめると共に、裏で4K番組を録画することが可能になり、さらに4K番組を楽しむことが出来ます。
4K番組の視聴を考えている方はこちらもご覧ください→4K放送を受信するために準備する点
- 最新映像処理エンジン【α9 Gen2 Intelligent Processor】搭載
OLED77W9PJAには、同社の有機EL専用最上位映像処理エンジン「α9 Gen2 Intelligent Processor」が搭載されています。
内蔵AIとの協調により有機ELパネルに最適な映像処理を行います。
その他、周囲の明るさや等も加味した処理を行う為、外光による映像の劣化が起きにくくなっています。
さらにサウンド面にも処理を加え、より臨場感のある鮮明な音を演出してくれます。
- 有機ELの薄さを活かした「Picture On Wall」が可能
OLED77W9PJAは、画面自体と処理部が分かれています。
様々なパーツにより厚みが出やすい処理部を切り離すことで、画面自体は最薄部3.9mmという超極薄を実現し、壁に設置した際にまるで「絵」のような映像体験を可能にしています。
- 立体音響技術「Dolby Atomos」搭載
OLED77W9PJAは新時代のサラウンドを実現する立体音響技術の「Dolby Atomos」を搭載しています。
リビングにいながらまるで映像の中に入ったかのような臨場感のある音響を体験することが出来ます。
OLED77W9PJAの「もう一つ」な点
- 4K BS/CSチューナーは1系統
先代のW8Pからの改良点として、4K BS/CSチューナーが1系統搭載されました。
しかし国内の上位モデルには、既に2系統がスタンダードになっており、一歩遅れている感は否めません。
- 消費電力が高い
有機ELは、画素一つ一つが発光する原理から消費電力が高くなります。
OLED77W9PJAは804Wと、同サイズの液晶テレビと比べて非常に高くなっています。
この価格帯のテレビを購入する方は、あまり消費電力を気にしないかもしれませんが一応気に留めておいた方が良いでしょう。
- 対応VODサービスに注意
OLED77W9PJAはインターネットに接続して、様々なサービスを利用することが出来ます。
もちろんVODサービスも利用できますが、対応VODに注意が必要です。
主要なVODサービスからは、Huluに非対応です。
- そこまでコストパフォーマンスは良くない
「海外メーカー=コストパフォーマンスに優れている」というイメージを持っている方が多いかと思います。
しかし今回のモデルに関して言えば、国内モデルと画面サイズ、スペック同等品との価格差はほぼないもしくは少し高く値段が設定されています。
それらを鑑みると昔ほどコスパ面でのアドバンテージは無くなってしまいました。
OLED77W9PJAは買いなのか?
こんな方にオススメ
- 70V以上の超大画面テレビが欲しい
- テレビを斜めから見ることが多い
- 壁と一体感のあるインテリアにしたい
こんな方はちょっと待った
- 消費電力が気になる
- 様々なVODサービスを利用する
- コスパ重視
OLED77W9PJAの評価(MAX★5)
画質 | ★★★★ |
録画機能 | ★★★ |
VODサービス | ★★★ |
コストパフォーマンス | ★★ |
ファミリーユース(家族向け) オススメ度 | ★★★★ |
シングルユース(一人暮らし向け) オススメ度 | ★★ |
OLED77W9PJA総評
日本で販売されている海外メーカーのテレビでいち早く有機ELを投入したLGのフラッグシップの新モデルが登場しました。
最上位モデルということで、搭載される映像処理エンジンやサウンド機能などはLGのもてる技術をすべて投入されています。
有機ELパネルの特徴を最大限に生かすため、コンパニオンと呼ばれる処理部と画面部分を切り離したデザインは、先代のW8Pシリーズから踏襲されており、壁がテレビになったかのような感動的な体験は今シリーズでも味わえそうです。
新開発の映像処理エンジン「 α9 Gen2 Intelligent Processor 」にも非常に期待しています。
AIを活用したノイズ処理、サウンドも今回はAIを活用しているということなので非常に期待する一台です。
本モデルで4K BS/CSチューナーが搭載されたのは喜ばしいことですが、国内モデルが軒並み2系統であるところ、 OLED77W9PJAは1系統しか搭載されていません。
これから4K番組を楽しもうと本モデルを購入する場合は注意が必要です。
非常に良い商品だとは思いますが、参考価格が130万円となっています。
国内の同じようなモデル、例えばSONYのA9Gシリーズ77インチモデルは、90万ほどです。
4Kチューナー2系統搭載で高音質な外付けスピーカー、国内モデル、VOD対応状況良という点を鑑みると個人的にはSONYを選択するでしょう。
海外メーカーの強みである「コストパフォーマンス」が失われてしまっている為、「Picture On Wall」等に興味がなければあまり選択する意味はないかもしれません。
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