Panasonic VIERA MZ1800シリーズは買いか?(TH-48MZ1800/TH-55MZ1800/TH-65MZ1800)
Panaonicが2023年最初の新製品発表で登場したハイグレード4K有機ELテレビ【MZ1800シリーズ】のポイントを紹介していきます。
Panasonicの有機ELラインナップは、フラッグシップである2000番台のMZ2500シリーズと、一つグレードが下がった1000番台の本モデルがあります。
グレードがしたと言っても、大きく劣るわけではないので、意外と狙い目だったりします。
画面サイズは、48/55/65インチがラインナップされています。
基本仕様
各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。
発売時期 | 2023年6月 |
パネル | 有機EL |
バックライト方式 | – |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HDR10+ / HLG / HLGフォト / Dolby Vision |
8K BSチューナー | – |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
eARC | ○ |
VRR | ○ |
ALLM | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 48インチ:233W 55インチ:384W 65インチ:496W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com | ○ |
Lemino(旧dTV)※初回初月無料 | ○※ |
FODプレミアム | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
Paravi | ー |
TELASA | ○ |
TVer | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
※dTV対応でもLeminoに対応するかはメーカー次第となります。
MZ1800シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
MZ1800シリーズには、4K BS/CSチューナー 2系統、地デジチューナー 3系統、BS/CSチューナー 3系統が搭載されています。
チューナー数に関しては、MZ2500と同じ構成であり、違いはありません。
MZ1800シリーズには録画用のHDDが内蔵されておりませんので、別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では、大容量のHDDも低価格になってきております。
大は小を兼ねるということもありますので、大容量モデルを購入しても良いかもしれません。
【画質】
MZ1800シリーズには残念ながらMZ2500に搭載されているマイクロレンズ有機ELは搭載されていませんが、独自設計で組み立てる「Dynamicハイコントラスト有機ELパネル」が採用されています。
どこが独自設計かというと、まずは放熱パネルがあります。
パフォーマンスを落とす要因として「熱」があります。
そこにもアプローチしており、有機ELパネルに独自開発した放熱構造を採用する事により、熱によるパフォーマンス低下を防いでいます。
もう一つは、放熱パネルと有機ELパネルの接着に独自技術が使われており、パフォーマンスを最大限まで引き出せる設計となっています。
他のトピックとしては、プロレベルの色調整が行われていたり、Dotコントラストパネルコントローラーpro(48インチ以外)が搭載されていたりと各所に高画質化技術が盛り込まれています。
もちろん倍速対応ですから、動きの速い映像も滑らかに視聴することが可能です。
【サウンド】
MZ1800シリーズには合計出力80W(48インチは60W)のスピーカーシステムが採用されています。
意外とサウンド面でもそこまで手が抜かれておらず、上面から音を出す「イネーブルドスピーカー」、広い音域をカバーする「フルレンジスピーカー」、低音をカバーする「ウーファー」が備えられており、抜けのない構成となっています。
もちろん立体音響技術「DolbyAtmos」にも対応しています。
テレビに搭載されるものとしては割と良いものが入っていますが、満足できない場合は、別途外付けのサウンドバーやシアターシステムの購入をお勧めします。
【2023最新】おすすめサウンドバー3選
【デザイン】
価格を考えると、ちょっと残念なデザインかなと感じます。
最初の48インチモデルだとしても25万以上する中で、デザインは正直10万円以下のモデルと同じくらいの出で立ちですね。
特に高級感やデザイン性を演出するポイントは無く、ただパネルとスタンドを組み合わせただけのデザインです。
ある意味邪魔しないと言えば邪魔しませんが・・・
スタンドは大きなスクエアの物が中心に配置されています。
このスタンドは吸盤による転倒防止や、スイーベル機能などが入っており、機能性のあるものとなっています。
【その他】
VOD対応状況は、かなり良好な部類で、大手のサービスにはほぼ対応しています。
Paraviに対応していない点が少し残念ですが、全体的に見れば優秀ですね。
最近ではPanasonicもゲーミング機能に力を入れ始めており、4K 120pでの入力はもちろん、VRRやALLMにも対応、ベンダー系ではAMD FreeSyncやNVIDIA G-SYNCにも対応。
現在のフレームレートを表示するプロ向け機能も搭載しており、力を入れていることが伺えます。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で48インチ:267,000円・55インチ:287,000円・65インチ:396,000円となっています。
同時期に発売された他メーカーの同クラス商品と比べると、同じかやや安いぐらいですかね。
Panasonicとしては有機ELのエントリーラインになってしまいますから、少し安めで設定されているのは良いですね。
MZ1800シリーズは買いか?
ハイグレードモデルと言いながら、実質的なPanasonicのエントリーグレードとなる本モデルは、フラッグシップと比べるとどうしても物足りない印象を受けがちですが、意外と十分な性能を持ち合わせています。
サウンド面は少し弱くなってしまいますが、そこは別途サウンドバーなどでカバーすれば、十分メインのテレビとして使うことが可能で、国産で独自技術を採用していると考えれば以外に優秀ではないでしょうか。
その犠牲になったかどうかはわかりませんが、デザインがあまりよろしくないネガティブ要素はありますが、そもそもテレビにデザイン性を求めない人からすれば何の問題もないですね。
総合して評価するとMZ1800シリーズは「買い」であると言えます。
大きいサイズが多い有機ELの中で50インチ未満もあるので、部屋が狭い人でも選べるという点でもニーズは高いでしょう。
MZ1800はこんな人にオススメしたい
- VODサービスはよく使う
- 最新最高にはこだわらない
- ゲーム用のディスプレイとしても考えている
- デザイン性は求めていない
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