SHARP AQUOS ES1シリーズってどう?(4T-C55ES1/4T-C65ES1)
SHARPのAQUOSブランドから発売されている2022年夏モデル【ES1シリーズ】のポイントを紹介していきます。
本モデルは、同社のハイエンド有機ELモデルとしてラインナップされており、最近トレンドとなっているハイトスピーカー搭載モデルとなります。
画面サイズは、55インチ/65インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年6月 |
パネル | 有機EL(OLED) |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:408W 65インチ:510W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | - |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | - |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
ES1シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
ES1シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
チューナー構成としてはよくある構成で、録画及び視聴に関して不満が出ることは少ないでしょう。
4Kに関しては2系統搭載されておりますので、視聴中の番組以外に裏で1番組録画することが可能で、通常の地デジ及びBS/CSに関しては3系統搭載されておりますので、裏で2番組録画することが可能となっており、見たい番組が重なっても少々は大丈夫なようになっています。
ES1でテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
最近では外付けHDDも容量単価が安くなっておりますので、大容量モデルがおすすめとなります。
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【画質】
ES1シリーズには、「Medalist S3」が搭載されています。
各社力を入れている「AI」による画像処理をMedalist S3ではブラッシュアップし、4Kへのアップコンバート機能や、ブロックノイズの低減、VODサービスにも高画質化処理がかかるようになっています。
肝となる有機ELパネルには「第2世代高輝度有機EL S-Brightパネル」が採用されており、発熱がネックとされる有機ELパネルに、クールダウンダウンシールドと呼ばれる放熱性を重視した構造を採用し、発熱によるパフォーマンス低下が極力無くなるような設計となっています。
もちろん「倍速駆動」も搭載されており、動きの速いスポーツ番組等の映像でも滑らかに視聴することができます。
バラエティとかドラマでも倍速は力を発揮しますが、そこまで気にすることはないでしょう。
【サウンド】
全サイズで「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」が採用されており、合計出力80Wの高出力で音を届けることができます。
スピーカー構成は「ツィーター×2個」、「ミッドレンジ×4個」、「サブウーファー×1個」、「ハイトツィーター×2個」、「ハイトミッドレンジ×2個」の合計11スピーカーとなっています。
また、本モデルには最近各社トレンドとなっている画面上部背面にスピーカーを設置した「ハイトスピーカー」が搭載されています。
さらにこのハイトスピーカーは、「前傾」しておりより視聴者に届きやすいように工夫されています。
もちろんこれだけのスピーカーシステムを搭載していますから、立体音響技術「DolbyAtmos」にも対応しております。
よいスピーカーシステムが搭載されており、ハイトスピーカーによって以前より包まれ感のある音を再現できるようになっていますが、実際に聞いて物足りないようでしたらサウンドバーやシアターシステムを導入するのも良いでしょう。
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【デザイン】
大画面テレビに多く採用されている4辺ベゼルレスデザインが採用されています。
残念ながらスタンドはそこまでデザイン性が高いものではありませんが、その代わり左右30度まで回転さえることができる水平回転機能が備わっており、見たい角度に動かすことが可能です。
スタンドを除いた本体自体の設計は、意外と薄めにできているので、スタンドでの設置ではなく壁寄せスタンドでの設置も良いかもしれません。
【その他】
VODの対応状況は割と全体として割と良いほうで、海外サービス・国内サービス含め対応状況は良好です。
また、FODやTELASAなどの民放各局のVODサービスにも対応しているので、ドラマ視聴なども捗りそうですね。
これも最近のトレンドとなっておりますが、リモコンにVODサービスの一発ボタンが多く搭載されており、リモコン自体が非常に巨大化してきています。
個人的にはあまりいいとは思いませんが、大人の事情も絡んでいそうなので仕方がないのかもしれません。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:272,000円・65インチ:389,000円となっています。
ハイエンドの有機ELテレビということで、それなりの値段となっています。
スピーカーシステムも良いものが入っていたりと各所にコストがかかっていそうなので、仕方がないのかもしれませんね。
総評
ES1シリーズは、SHARPのハイエンド有機ELとして画質や機能、スピーカーシステムも良いものを積んできており、いいモデルに見えますが、意外と各社よりも一歩先に出るような機能が無いですね。
ハイトスピーカー搭載もかなり遅いですし、有機EL自体への参入もおそらく遅いほうだったと思います。
それもあってかそこまでトピックになるようなところがないのは残念ですが、VODサービスへの対応状況はかなり良いです。
価格を含めて正直「うーん」という感想しか出ない一台となってしまいましたが、メーカーへの信頼感などは国内の会社ですから高いのではないでしょうか。
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