【ポイント紹介】BRAVIA X8500Eシリーズ(KJ-55X8500E/KJ-65X8500E/KJ-75X8500E)
今回はSONYミドルレンジ4KテレビであるX8500Eシリーズのポイントを紹介していきます。
X8500Eシリーズは55インチ/65インチ/75インチの3サイズラインナップで展開されており、大画面ニーズを満たすことできる商品となっています。
スタンダード4Kということで、一通りは機能が揃っているようです。
基本仕様
パネル | VA |
---|---|
解像度 | 4K(3840×2160) |
バックライト | エッジ型LED |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | ○(HDMI入力対応) |
地デジチューナー | 2 |
BS・CSデジタルチューナー | 2 |
スカパー!プレミアム4K | ○ |
外付けHDD録画 | ○ |
複数同時録画 | – |
倍速液晶(倍速機能) | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
インターネット | ○(有線/無線) |
定格消費電力 | 172W-231W |
基本仕様コメント
スタンダードクラスということでそこまで目立った機能はありませんが、4Kテレビの最低限の機能は搭載している印象です。
また、SONYはほとんどのモデルでチューナーを2つずつしか搭載しておらず、裏番組が同時に1番組しか録画することが出来ません。
このモデルも例に漏れずチューナーは2つずつしか搭載していないようです。
倍速液晶については2倍の120Hz駆動が可能なパネルを搭載しているとのことです。
注目機能
トリルミナスディスプレイで多彩な色を表現
SONY製スマートフォンにも搭載されている独自のディスプレイ技術「トリミナスディスプレイ」をテレビで採用することにより、従来では表現できなかった色表現が可能になっています。
表現することのできる色が多いので一般的なテレビよりも広い為、より実際の色使いに近い映像を映し出すことが出来ます。
4Kアップコンバートやノイズ低減機能
地上デジタルやBS・CSデジタルは現在4K解像度での放送はされておりません。
しかしA1シリーズには4Kではない解像度の映像も独自の「4K X-Reality PRO(4K エックス リアリティー プロ)」技術によるアップコンバート機能で高精細な映像を楽しむことが出来ます。
またアップコンバートを行うと通常どうしてもノイズが発生してしまいます。しかし「4K X-Reality PRO(4K エックス リアリティー プロ)」ではアップコンバートと同時に高性能な低減機能を用いて、ディティールの際立つ映像を実現しています。
HDRリマスター機能
この機能はHDR機能に対応していない放送にもHDRの機能を施したような映像を実現することが出来ます。
これにより、SDR(スタンダードダイナミックレンジ)で放送されている映像もコントラストがハッキリした綺麗な映像で物体の細部まで美しく表現された映像を見ることが出来ます。
スマートフォンを使用した遠隔録画予約
X8500Eシリーズではスマートフォンを使用して、遠隔で録画予約を行うことが出来ます。
SONYが提供している「Video & TV SideView」を使用することで機能が実現できます。
うっかり録画予約を忘れて外出してしまった場合や、急遽録画したい番組が出来た場合に大変重宝します。
X8500EシリーズのGoodな点
- スタンダードモデルらしく一通りの機能が揃っている
X8500Eシリーズはスタンダードモデルのラインナップにありながら、一通りの機能がそろっているモデルであり、初めて購入する場合であれば全く問題ないモデルと言える。
下位モデルのX8000Eシリーズとの大きな違いは倍速液晶で、X8000Eシリーズは倍速液晶は搭載していないが、X8500Eシリーズは2倍速パネルを採用している。
- トリルミナスディスプレイとHDRリマスターにより、彩度の高い映像
SONYはメーカーの特色として他社よりは基本的に映像の再度が高い傾向にあります。
それに加えて今回はHDRリマスター機能とトリルミナスディスプレによりさらに磨きがかかり、とても鮮やかな映像に仕上がっています。
X8500Eシリーズの「もう一つ」な点
- 他社メーカーの同程度のモデルと比べるとやや価格が高い
スペック的に判断すると、同じような機能を搭載している他社モデルと比較すると価格がやや高い。
- 外付けHDDを使用しての同時裏番組録画数が1つ
これはSONYの製品全般的に言えることですが、地上デジタル・BS・CSデジタルのチューナーを各2つしか搭載していないので、裏番組を1つしか録画することが出来ません。他社メーカーは3つ搭載してW録ができるモデルが多い中、この点はもう一つでしょう。
ただレコーダーを別途で導入する場合はあまり気にしなくても良いです。
総評
SONYのX8500Eシリーズは4K液晶テレビのトレンドである機能は一通り備えており、スタンダードモデルとしては十分な性能ではないでしょうか。
ただSONY製品は他社メーカーの同等モデルと比べるとやはり価格が高いので、SONYの特色である彩度の高い映像が好みに合うかどうかが判断基準になるかもしれません。
下位モデルのX8000Eシリーズは、先述した通りX8500Eシリーズとの違いは「倍速液晶」を搭載しているかどうかになります。
管理人的にはこれからのテレビで倍速液晶は必須機能と思っているので、搭載しているモデルの購入をお勧めします。
また、外付けHDDでの録画を考えている場合はチューナーが各放送波で2つしか搭載しておりませんので、家族が多い場合は、裏番組が頻繁に重なるようであれば要注意となります。
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