LG QNED80シリーズは買いか?(50QNED80JQA/55QNED80JQA)
LGの4K液晶モデル【QNED80シリーズ】のポイントを紹介していきます。
ベーシック液晶モデルである本機は、ベーシックでありながらも量子ドット液晶を採用したモデルで、技術としては少し良いものが使用されています。
それでいてコスパの良い製品になっている印象です。
画面サイズは、50/55インチのみがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年6月 |
パネル | 50インチ:VA 55インチ:IPS |
バックライト | エッジ型(部分駆動) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 Pro / HLG |
8Kチューナー | |
4K BS/CSチューナー | 1 |
地上デジタルチューナー | 2 |
BS/CS デジタルチューナー | 2 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 50インチ:135W 55インチ:165W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ー |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ー |
dTV※初回31日間無料 | ー |
GYAO | ー |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ー |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | ー |
Youtube | ○ |
アクトビラ | ー |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | ー |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
QNED80シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
QNED80シリーズは、4K1系統、地デジ2系統、BS/CS2系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
ベーシックモデルですからチューナー数的にはそれなりとなっています。
あまり番組を録画しなかったり、裏で見たい番組が重なることが少ない方は特に問題ないかもしれません。
QNED80シリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
QNED80シリーズに搭載されている液晶には、量子ドット技術が採用された液晶が使用されています。
量子ドットは従来の方式よりも高い純度の色を映し出すことができるので、確実に主流になってくる技術で、非常に高いコントラストを表現できることに期待できます。
ちなみに今回のQNED80シリーズはサイズ違いで採用されているパネル方式が異なっており、50インチだとコントラストに優れたVAパネル、55インチには色再現性や視野角に優れたIPSパネルが採用されています。
サイズでパネル方式が違うので、設置シチュエーションによって選ぶと良いかもしれません。
映像の心臓部となる映像処理エンジンには、最新の「α7 Gen5 AI Processor 」が搭載されています。
第5世代のAI技術を採用したプロセッサーですから、コンテンツに応じた調整はもちろん、音の表現にも介入し、映像とサウンドの両面でアプローチを行います。
ベーシックながらも倍速も搭載されており、最低限のマスト機能は搭載されています。
【サウンド】
サウンドシステムフルレンジ20Wの何の変哲もない構成です。
ベーシックモデルですから、高性能なサウンドシステムとはいきません。
番組を視聴するうえでは全く問題のない性能ですが、臨場感のある体験を使用と思うと力不足です。
さらに音質を高めたい場合は、別途サウンドバーやシアターシステムを導入することをお勧めします。
【2022最新版】おすすめサウンドバー3選
【デザイン】
今では当たり前となってきたベゼルレスが採用され、スタンドは山形のセパレートが使用されています。
縁は面取りがされており、パネルとの段差を減らしたスタイルは没入感を高めることができるので、ベーシックながら評価できるスタイルです。
【その他】
LGはゲーミングフレンドリーな商品が多く、本モデルも「AMD FreeSync」に対応しており、NVIDIAの「G-SYNC」にも対応しております。
ゲーム用のディスプレイとテレビを同じデバイスで賄いたい方にも丁度良いかもしれません。
VODに関しては、少し対応状況が良くない部分があるので、自分が良く利用するサービスに対応しているかどうかを確認してください。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で50インチ:110,000円、55インチ:130,000円となっています。
量子ドットを採用しているということもあり、採用していないモデルよりも割高となっていますが、そこは技術にコストをかけているので仕方がないでしょう。
とはいえ量子ドットを採用した他製品と比べるとコスパはいい部類です。
QNED80シリーズは買いか?
量子ドット技術が採用されているモデルの中ではベーシックなQNED80シリーズは、最新技術のパネル技術が採用されており、映像表現には期待できるものがあります。
量子ドットを採用しているモデルではコスパも良く、量子ドット入門機としても良いのではないでしょうか。
画面サイズで採用されているパネル方式が異なる点については要注意ですから、50インチのVAと55インチのIPSのそれぞれの特徴を念頭に入れて選択すると良いでしょう。
最終的にQNED80シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「買いである」 と言えます。
これから主流となってくるであろう量子ドットを採用したパネルを搭載し、価格も最新パネル技術を採用した物としてはコスパ良しだと思います。
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