Panasonic VIERA TH-55JZ1000ってどうなの?
Panasonicの有機EL VIERAリーズのフラグシップモデル【TH-55JZ1000】のポイントを紹介します。
TH-55JZ1000は、フラッグシップモデルであるJZ2000の廉価版モデルになります。
大きな違いはイネーブルドスピーカーが無いことと、パネルの違いです。
55インチ以外に48インチ/65インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2021年4月 |
パネル | 有機EL(OLED) |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | ULTRA HD PREMIUM / HDR 10 / HDR10+ / HLG / HLGフォト / DolbyVision |
8Kチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/無線 |
定格消費電力 | 355W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | ○ |
Youtube | ○ |
アクトビラ | ○ |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください。
TH-55JZ1000のGoodな点
- 4K/地デジ/BSCSチューナー 2系統搭載
本モデルは4K BS/CSチューナーを2系統搭載しています。
4K番組を視聴中でも別のチューナーを使用して裏で録画することが可能であるため、4K放送を存分に楽しむことが可能です。
- ハイコントラスト有機ELパネルを採用
今回のTH-55JZ1000には従来よりもより明るく鮮明な有機ELパネルを採用しました。高コントラストにより、鮮やかな色から本物の黒まで幅広い色再現能力を実現しました。
間違えやすいですが、JZ2000に搭載されている「Dynamicハイコントラスト有機ELパネル」と同じものではありません。
- VOD対応状況が良い
最近どこのメーカーもVODの対応に力を入れており、このTH-55JZ1000も例外ではありません。
大手VODサービスはもちろん、日本独自のTVerやParaviなどの対応状況もよく、VODで困ることはあまりないでしょう。
TH-55JZ1000の「もう一つ」な点
- スタンドデザインが少しいまいち
機能性を重視したせいで、スタンドデザインがいまいちとなってしまっています。
というのもTH-55JZ1000には、万一の地震に備える吸盤の付いた転倒防止スタンドがついています。
その機能性のためにスタンドがデザインが少しいまいちなサークル型となってしまっています。
- イネーブルドスピーカーは非搭載
テレビCMでもよく流れている「音が上から降ってくる」スピーカーは本モデルには搭載されていません。
搭載されているスピーカーはフルレンジ2基の合計出力30Wに留まります。
TH-55JZ1000総評
【録画・チューナー関連】
TH-55JZ1000は、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS 3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
通常放送はもちろんですが、4K放送についても2系統搭載しておりますから、裏で録画することが可能となっており、さらに4K放送の楽しみ方が広がります。
【画質】
有機ELパネル採用ですから、明るい部分は非常に鮮明に、暗い部分はとことん暗くとメリハリがキッカリ効いた非常に見ごたえのある映像に仕上がっています。
さらにPanasonicはチューンを加えてハイコントラスト仕様にカスタマイズされており、 液晶に比べて色の幅がとても広いので、液晶では再現しきれなかった映像のポテンシャルを引き出すことが可能となっています。
ただし、フラッグシップであるJZ2000とは少し異なるパネルになっており、差がつけられています。
【サウンド】
TH-55JZ1000には、通常のフルレンジスピーカーが2基搭載されており、合計出力も30Wに留まっています。
上位モデルの包まれるようなサウンドを再現する「イネーブルドスピーカー」は非搭載なので気を付けてください。
別途サウンドバーを追加するのもありです。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
Panasonicは堅実な商品づくりをする会社ですから、そこまでデザインを求めて購入するメーカーではありません。よってデザイン重視での購入はお勧めできません。
そのかわり実用性は持たせようとする会社ですから、スタンドには吸盤を付け、転倒防止スタンドとしてTH-55JZ1000へ搭載しました。
これは小さなお子さんがいる家庭などには有効で、テレビが倒れてきてしまう事故を起き難くすることが可能です。
【その他】
TH-55JZ1000にはAndroid TVのように自由にアプリをインストールしてカスタマイズすることができるOSが採用されています。
よって、マーケットからアプリをインストールすることで、様々なVODやその他サービスを楽しむことが可能となっています。
マーケット自体はGoogleには及びませんが、ある程度の自由度はあります。
再度書きますが、搭載されているOSはAndroidTVではなく、独自OSです。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で251,000円となっています。
フラッグシップであるTH-55JZ2000と比べると、約4万円ほどの差がありますが、これはパネルの違いとイネーブルドスピーカーの有無が大きく関係していると思われ、その二つの差と価格差を納得できるかどうかになりそうです。
ひとこと
Panasonicはイネーブルドスピーカーを導入した時から、イネーブルドスピーカーがあるモデルとないモデルを同時発売しています。
搭載されているパネルに差は付けられていますが、大きくはこのスピーカーの有無で決まっているとみて良いでしょう。
もしもすでにシアターシステムが導入されていたり、同じような壁に反射させて音を届けるスピーカーを所有している場合は、あえてJZ1000シリーズを購入する選択も考えられます。
TH-55JZ1000は買いなのか?
こんな方にオススメ
- 高コントラストでクッキリハッキリした映像が良い
- 4Kを裏でも録画する
- 既に高性能なサウンドシステムを持っている
こんな方はちょっと待った
- デザインも重視する
- ギラギラした映像は苦手
- オールインワンの一体感にこだわる
TH-55JZ1000の評価(MAX★5)
画質 | ★★★★ |
音質 | ★★ |
便利機能充実度 | ★★★ |
コストパフォーマンス | ★★ |
ファミリーユース(家族向け) おすすめ度 | ★★★ |
シングルユース(一人暮らし) おすすめ度 | ★★ |
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