SONY BRAVIA X85Kシリーズは買いか?(KJ-43X85K/KJ-50X85K/KJ-55X85K)
SONYのBRAVIAブランドから発売されている2022年夏モデル【X85Kシリーズ】のポイントを紹介していきます。
スタンダードモデル液晶に該当する本モデルは、上位モデルと異なり「XR」は使用されていません。
XRは使用されていませんが、逆に従来のエンジンが使われているので、「いつものSONYの画」を求める方は候補に入るのではないでしょうか。
画面サイズは、43/50/55インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年8月 |
パネル | VA |
バックライト | 直下型LED |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | 43インチ:125W 50インチ:159W 55インチ:240W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | - |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | - |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
X85Kシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
X85Kシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
各メーカー4Kチューナーは搭載してきていますが、SONYの一歩進んでいるところは4Kを3系統搭載してきているところです。
他社が2系統止まりの中3系統用意してきているので、より多くの4K番組を録画したいとなると、チューナー数の多さは大きなアドバンテージとなります。
また、録画に関しては基本的にX85Kシリーズでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
4K3系統搭載ということで、裏で2番組重なっても録画可能などポテンシャルが高いことから、主に4TB以上の大容量外付けHDDが良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
X85Kシリーズには、SONYが最近推している「XR」技術は採用されていません。
従来の映像処理エンジン「HDR X1」が採用されており、良く言えば安定した映像表現が可能となっています。
昔からSONYの画が好みという方は、XRよりもこちらのエンジンのほうがしっくりくるかもしれません。
エンジンの違いだけで倍速や直下型LEDバックライトが採用されている点などは、一つ上のモデルであるX90Kと大差なく、画質の細かな違いにこだわらない場合は全く問題のないレベルの仕上がりとなっています。
【サウンド】
全サイズで合計出力20Wのスピーカーが使用されています。
特にスピーカーに関して特筆すべきことはありませんが、テレビを見るうえでは必要十分な音を出してくれるシステムとなっています。
もっと良い音質や低音などが必要である場合は、別途外付けサウンドバーなどを購入して設置することで、高い音質でテレビを視聴することが可能となります。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
小さな画面から大きなサイズのラインナップ豊富なX85Kには、ベゼルとパネルの段差が少ないデザインコンセプト「フラッシュサーフェス」が採用されています。
安いテレビではベゼルとパネルの段差ができており、明らかに「縁」と「パネル」の境目が出て没入感に欠けるのですが、X85Kはこの段差を極力なくすことで境目の存在感を消し、背景に馴染むようなアプローチがなされています。
大体のコンセプトはX90Kと同じで、スタンドが2-WAYで無い為、X90Kに設定されていたサウンドバー設置用のスタイルが使用できません。
よってサウンドバーを使用する場合はテレビの真正面に設置すると、サウンドバーが少し映り込んでしまう場合があるので、設置する場合はやや注意が必要です。
【その他】
SONYということで、PS5との親和性も高くなるように設計されています。
4K120pの入力および表示はもちろんの事、HDRの自動調整、自動低遅延モードなどたくさんの連動設定が用意されています。
VODの対応状況は割と全体として割と良いほうで、海外サービス・国内サービス含め対応状況は良好です。
また、FODやTELASAなどの民放各局のVODサービスにも対応しているので、ドラマ視聴なども捗りそうですね。
これも最近のトレンドとなっておりますが、リモコンにVODサービスの一発ボタンが多く搭載されており、リモコン自体が非常に巨大化してきています。
個人的にはあまりいいとは思いませんが、大人の事情も絡んでいそうなので仕方がないのかもしれません。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で43インチ:159,000円・50インチ:169,000円・55インチ:189,000円となっています。
上位のX90Kとは映像処理エンジンの違いで約3万円ほどの差ができています。
よってXRテクのロジーに3万円の価値を見出せるかどうかがポイントになりそうです。
X85Kシリーズは買いか?
XRが出た時から、SONYは従来のエンジンを搭載したモデルを併売していました。
便宜上型番的にはどうしても下位グレードと思われがちですが、このX85Kに関しては一つ上のX90Kの映像処理エンジンを従来のHDR X1へと変更しただけで、それ以外の部分はほとんど同じスペックとなっています。
さらにXRを採用していないことによって、約3万円程度の価格差が生まれており、XRに興味がない方にとってはその分お買い得に購入することが可能です。
また、50インチ未満の43インチモデルがラインナップされていますので、部屋の環境上どうしても40インチ程度しか設置できない場合は丁度良いのではないでしょうか。
小さい画面サイズラインナップしかないので、逆に60インチ以上の大きなモデルを希望している場合は
最終的にはX85Kが買いかどうかと言われれば、ズバリ「条件付き買い」という結論になります。
何回も説明している通り、XRが必要かどうかで変わってきますが、個人的にはこのクラスの購入を考えている層を想定すると、映像処理エンジンの違いはさほど大きくはないのではと思います。
そうなると、どこに注目するかと言ったら価格やエンジン以外の部分です。
エンジン以外は通常使用には十分な機能を有していますから買いというわけですね。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません