SONY BRAVIA X85Lシリーズは買いか?(KJ-55X85L/KJ-65X85L)
SONYのBRAVIAブランドから発売する2023年の4K液晶テレビ【X85Lシリーズ】のポイントを紹介します。
本モデルは、XR技術は搭載されてはいませんが、SONYが今まで培った従来の技術を採用したモデルになります。
画面サイズは、55/65インチがラインナップされています。
基本仕様
各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。
発売時期 | 2023年6月 |
パネル | 非公表(VA?) |
バックライト方式 | 直下型(LD) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8K BSチューナー | – |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
eARC | ○ |
VRR | ○ |
ALLM | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:178W 65インチ:231W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com | ー |
Lemino(旧dTV)※初回31日間無料 | ○ |
FODプレミアム | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
Paravi | ー |
TELASA | ー |
TVer | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
X85Lシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
X85Lシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
また、4Kも3系統搭載されているので、4K番組を視聴しながら、裏で4K番組をW録することが可能です。
現在4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統搭載しているテレビを発売しているのは、SONYのみとなっており、4Kを視聴しながら4Kを裏でW録したい方は、SONY一択となっています。
X85Lシリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【最新】2023年 おすすめ外付けHDDランキング
【画質】
X85Lシリーズには、上位モデルが搭載している「XRプロセッサ」は搭載されておらず、通常の高画質プロセッサーHDR X1が採用されています。
4Kへのアップコンバート機能や、SONYの特徴的な濃い色彩を表現する「トリルミナスプロ」など機能的には問題ありません。
また、バックライトには直下型の部分駆動可能なLEDが採用されているため、シーンに合わせてバックライトを制御することが可能です。
例えば、シーン中の暗い部分はLEDを消灯し、明るい部分はLEDを点灯することで、コントラストを最大限に活かすことで、メリハリのある映像を表現することが可能です。
動きの速いシーンでは、倍速駆動パネルが力を発揮するとともに、バックライトの明滅制御で、残像を残りにくくし、素早い映像でも残像感の少ない映像を実現できています。
【サウンド】
X85Lシリーズのサウンドシステムには、合計出力20Wのスピーカーが搭載されています。
底面には「X-Balanced Speaker(エックス バランスド スピーカー)」を2基搭載し、フルレンジで音域をカバーします。
また、サウンドバーとの連携機能も有しており、対応したサウンドバーやシアターシステムを組み合わせることで、テレビ本体のスピーカーもシステムの一部として利用する事が可能です。
(対応デバイス:HT-A9、HT-A7000、HT-A5000、HT-A3000)
【デザイン】
映像への没入感を高めるためのデザインとして、「フラッシュサーフェス」がコンセプトとして採用されています。
ベゼルの存在感をなるべく無くし、枠というものの意識をできるだけ取り除くうえ、スタンドデザイン自体もなるべく目立たなくさせる為に、薄型化を実現しています。
もちろんスタンドを使用するのも良いですが、壁掛けにするとフラッシュサーフェスがなお活かされるため、壁掛けもお勧めです。
【その他】
VODは、まずまずの対応状況です。
OSにはGoogle TVが採用されているので、今後対応するVODサービスが追加される可能性もあり、今後の拡張にも期待ですね。
最近のテレビらしく、ゲーミング機能も充実しており、VRRやALLM、はもちろん搭載しており、4K 120Hzでの入力および表示が可能となっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:198,000円・65インチ:255,000円となっています。
従来の技術を採用し、ブラッシュアップしたモデルとなりますが、インチ当たりの価格は少し高い割高なイメージです。
他メーカーよりも優れている点としては、チューナー数がありますが、それを鑑みても少し高いかもしれません。SONY製というブランド料が多少入っていると考えるしかないですね。
X85Lシリーズは買いか?
X85Lシリーズは、XRは搭載されていませんが HDR X1エンジンで、アップコンバートによる高画質化や高精細感の実現、トリルミナスプロによるビビットな色彩がきらびやかな画を表現してくれます。
もちろん倍速駆動ですし、デザイン的にもスッキリとしたいい印象です。
X85Lはこんな人にオススメしたい
SONYというブランドにこだわりのあるかたや、インテリアにこだわりのある方は、X85Lシリーズは最適かもしれません。
スッキリしたで残のテレビは結構ありますが、フラッシュサーフェスによるギリギリまでの狭いベゼルやスタイリッシュなスタンドなどデザイン面のプラス要素が多いです。
画質面では昔からSONYのテレビを使用している方は、SONY独特の濃い色が本モデルでも健在ですから、うってつけかもしれません。
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