【ポイント紹介】REGZA X920シリーズ(55X920/65X920)
このページではTOSHIBA(東芝)のフラッグシップ有機ELパネルモデルであるX920シリーズのポイントを紹介していきます。
X920シリーズはX910シリーズの後継モデルに当たるシリーズで日本初の4K放送を受信することが出来る4Kチューナーを搭載したモデルになります。
画面サイズは55インチ・65インチの2サイズラインナップです。
基本仕様
モデル | X920シリーズ(新シリーズ) | X910シリーズ(先代シリーズ) |
---|---|---|
パネル | 有機EL | 有機EL |
バックライト | – | – |
解像度 | 4K(3840×2160) | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 対応(HDMI入力対応) | 対応(HDMI入力対応) |
4Kチューナー | 1(BS・CS共用) | – |
地デジチューナー | 9 | 9 |
BS・CSデジタルチューナー | 3 | 3 |
外付けHDD録画 | 〇 | 〇 |
複数同時録画 | ○ | ○ |
倍速液晶 | ○ | ○ |
SeeQVault | ○ | ○ |
ARC | 〇 | 〇 |
インターネット | 有線/無線 | 有線/無線 |
定格消費電力 | 385W~495W | 406W~533W |
VOD対応状況 | |
---|---|
Netflix | ○ |
Amazonビデオ | – |
ひかりTV | ○ |
アクトビラ | – |
Hulu | – |
DAZN | ○ |
TSUTAYA TV | ○ |
dTV | ○ |
ひかりTV4K | ○ |
アクトビラ4K | ○ |
YouTube | ○ |
DMM.com | ○ |
niconico | ○ |
U-NEXT | ○ |
基本仕様コメント
TOSHIBAのフラッグシップモデルにふさわしく全部入りの豪華スペックとなっています。
中でもテレビ単体で地デジチューナーを9つ搭載し、同時に6chの番組を録画することが出来るタイムシフト機能を利用することが出来るのは魅力的です。
さらに、待望の日本初4K放送を受信することが出来るチューナーを搭載したモデルということで、4KBS・4KCS放送をテレビ単体で受信することが出来ます。
1チューナーのみの搭載ですが、業界の注目度を集めるという点では十分に効果があるのではないでしょうか。
その他でいえばTOSHIBA唯一の有機ELラインナップで画質には定評があります。
倍速液晶、SeeQVaultにも対応しており、足元の細かい機能にも対応しているため、万能モデルと言えます。
注目機能
タイムシフト機能
X920シリーズの注目機能であるタイムシフト機能は、X920シリーズ自体に地上デジタルチューナーが9つ搭載されており、タイムシフト録画対応の外付けハードディスクを接続することで地上デジタル放送を最大6チャンネル80時間分録画することが出来ます。
この録画方法は、テレビの見方を変えるもので今までのように放送開始時間を気にしたり録画予約をする必要がなく、見たい番組を見逃さない視聴スタイルを提供してくれます。
通常であればタイムシフトは専用のレコーダーが必要になり、1台数十万するモデルが当たり前になっています。
しかしX920シリーズではその機能をテレビに搭載することで、専用のレコーダー無しでタイムシフト機能を実現しました。
4Kチューナー内蔵(BS・CSのみ)
BM620Xシリーズは日本初の4K放送を受信することが出来るチューナーを搭載したモデルになります。
これまではどのメーカーも4K放送を受信することのできるチューナーはテレビに内蔵しておらず、外付けの4Kチューナーを購入するしかありませんでした。
しかし今回内蔵したことで2018年12月1日より開始される4K本放送をテレビ単体で受信することが出来る為、いつもと変わらず自然とテレビを見る動作で4Kの高画質放送を見ることが可能になりました。
※搭載されている4KチューナーはBS・CS放送のみを受信することができます。4Kの地上デジタル放送は受信できませんので注意してください。
地デジビューティX PRO
地上デジタル放送をよりきれいに見る為の機能の総称を地デジビューティXと呼んでいます。
今日現在地上デジタル放送は4K放送を行っておらず1440×1080という解像度で放送されています。
しかし液晶パネルは4K解像度に対応しているため、地上デジタル放送を4K解像度に引き伸ばして画面に映しています。
小さい解像度の映像を大きな解像度に引き伸ばしているためどうしても映像にアラが出てしまいます。
そのアラを最小限に抑え、様々な処理を加えて高画質化するために動いているのが地デジビューティXになります。
地デジビューティX PROについて詳しく見る
X920シリーズのGoodな点
- テレビ単体でタイムシフト機能を搭載している
タイムシフト機能は一度使うとテレビの視聴スタイルがガラッと変わる機能です。撮り逃しという事象が無くなるだけでなく、自分から予約してみるのではなく録画している番組を選んで視聴するといいうテレビの立ち位置を逆転させる画期的な機能です。タイムシフト機能を搭載した全録機を購入しようとすると、大体が高額で初期投資がかさんでしまうことが多いのですが、X920は単体でその機能を搭載しているため、外付けHDDを購入するだけで利用することが出来るという手軽さも大きなメリットです。
- 4KBS・4KCS放送をテレビ単体で受信することが出来る4Kチューナーを搭載している
4K放送が開始されると言われながら4Kチューナーを搭載したテレビが一向に発売されなかった中でいち早く日本初4Kチューナーを搭載したモデルということで大変注目を集めています。
今までは外付けで4Kチューナーを購入しなければ4K放送を受信することが出来ませんでしたが、これでテレビ単体で受信することが出来るようになります。
- スマートスピーカー連携機能が追加された
現在主流となりつつあるスマートスピーカー連携が追加されました。具体的にはGoogleのサービスと連携することが出来ます。
スマートスピーカーと連携することによって音声によりチャンネルの変更や音量等のテレビの操作が可能になります。
まさにハンズフリーで操作を完結させることが出来ます。
X920シリーズの「もう一つ」な点
- サイズラインナップが55インチと65インチの2サイズのみ
有機ELパネルを搭載したX920では、圧倒的な解像感がウリにもかかわらず、ラインナップで最も大きなサイズは65インチとなっています。
4K解像度ということもありもう少し大きなサイズのラインナップが合っても良かったのではないかと感じます。
- 4Kチューナーは地上デジタルの4Kは受信できない
今回搭載された4KチューナーはBSとCSの4K放送を受信することが出来ます。
地上デジタル放送の4K放送を受信することはできません。一応日本初ということで4Kチューナーが搭載されていますが、地上デジタル放送を主に視聴する方にとってはあまり注目する点ではないかもしれません。
総評
TOSHIBAのフラッグシップモデルであるX920シリーズですが、その立ち位置に負けない十分なスペックを搭載しています。
高画質だけではなくタイムシフト機能も搭載している点も含め、まさに隙のない万能モデルですね。
さらに日本初の4Kチューナーも搭載したという事実はTOSHIBAにかなりの注目度を与えました。
「Hulu」と「Amazonプライム」に現在対応していないという点が気にはなります。
今後のソフトウェアアップデートで対応する可能性もありますがAmazonやHuluをよく利用する人は買い替えについては注意したほうが良さそうです。
古いテレビからの買い替えであれば必ず満足できるスペックとなっていますので、買い換えて後悔する可能性は限りなく低く、お勧めできるモデルです。
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