VIERA TH-55GZ1800ってどうなの?
このページでは、Panasonicの4K有機ELテレビ「VIERA TH-55GZ1800」のポイントを紹介していきます。
TH-55GZ1800は、GZ2000シリーズとよく似ており、大きな違いはイネーブルドスピーカーがあるかないかになります。
しかし、パネル自体はGZ2000シリーズと同様の物が使用されているので、プロの現場でも使われる画質調整が加えられるなどは同じです。
55インチモデルの他に65インチがラインナップされています。
基本仕様
基本仕様 | TH-55GZ1800 |
---|---|
パネル | Dynamicハイコントラスト有機ELディスプレイ |
バックライト | ー |
解像度 | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | HDR10/HDR10+/HLG/HLGフォト/Dolby Vision™ |
8Kチューナー | - |
4Kチューナー | 2(BS/CSのみ) |
地上デジタルデジチューナー | 3 |
BS/CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
複数同時録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○ |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 364W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN | ○ |
DMM.com | - |
dTV | ○ |
GYAO | - |
Hulu | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV | ○ |
U-NEXT | ○ |
YouTube | ○ |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ 4K | ○ |
スカパー(オンデマンド) | ○ |
ニコニコ動画 | - |
ひかりTV | ○ |
ひかりTV 4K | ○ |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
TH-55GZ1800のGoodな点
- 4K BS/CSチューナーを2系統搭載
4K BS/CSチューナーが今回2系統搭載されました。
4K番組を外付けチューナー無しで楽しめると共に、裏で4K番組を録画することが可能になり、さらに4K番組を楽しむことが出来ます。
4K番組の視聴を考えている方はこちらもご覧ください→4K放送を受信するために準備する点
- 「オブジェクト検出型」倍速
倍速駆動は基本的に前後のフレームを基に作成されたフレームを間に差し込むことで動きの速い映像を滑らかに表示させる技術です。
「オブジェクト検出型倍速」は、先述した通常の倍速駆動と違い映像中の動く被写体を検出及び背景と分離して倍速処理を行います。
動きを検出することで輪郭が崩れにくく、クリアな倍速映像を楽しむことが出来ます。
さらにバックライトを高速点滅させて残像感を減少させる「クリアモーション」機能も搭載されています。
- 専用スポーツモード
Panasonicは2020東京オリンピックのオフィシャルパートナーということもあり、スポーツに対しては積極的に取り組みを行っています。
本機種「TH-55GZ1800」には、スポーツを見る為に開発された専用モードが搭載されています。
スポーツモードでは、例えばサッカーであれば芝負の色彩感の補正、スタジアムの歓声をより臨場感のあるものにするなどの補正が入ります。
- 立体音響技術「DOLBY Atomos」搭載
今回TH-55GZ1800には、ドルビー社の立体音響技術「DOLBY Atomos」が搭載されました。
今までは3D方向からの音を実現しようとすると、それぞれの場所にスピーカーを配置しなければなりませんが、DOLBY Atomosでは一か所のスピーカーを使用して前後左右に加え、高さ方向の音表現も可能になり、より臨場感の高い音を楽しむことが出来ます。
先述の「イネーブルドスピーカー」により、効果がさらに向上しています。
TH-55GZ1800の「もう一つ」な点
- 消費電力が高い
有機ELは、画素一つ一つが発光する原理から消費電力が高くなります。
TH-55GZ1800は364Wと、同サイズの液晶テレビと比べて非常に高くなっています。
この価格帯のテレビを購入する方は、あまり消費電力を気にしないかもしれませんが一応気に留めておいた方が良いでしょう。
TH-55GZ1800は買いなのか?
こんな方にオススメ
- 4K番組を裏で録画したい
- 50V以上の大画面テレビが欲しい
- 動きの早い映像をよく見る
- テレビを斜めから見ることが多い
こんな方はちょっと待った
- 消費電力が気になる
TH-55GZ1800総評
GZ2000シリーズの弟分として登場したTH-55GZ1800は、サウンド面でこそGZ2000には及びませんが、画質やパネルの作りなどはGZ2000シリーズと同様な為、画質にこだわる方はGZ1800シリーズでも全く問題ないですね。
別でサウンドバーやシアターシステムを用意している場合は、GZ2000シリーズのイネーブルドスピーカーにこだわる必要はない為、TH-55GZ1800でも全く問題ないでしょう。
その他に関しては、プロ仕様のパネルキャリブレーションやハイコントラスト映像を実現したブラックフィルター、ヘキサクロマドライブプラスによる階調制御、暗部補正、ガンマ調整など綺麗な映像をさらに綺麗に見る為の技術が多数搭載されています。
また、HDR映像も部屋の明るさでそれぞれ調整されるなど視聴環境に応じた柔軟な制御が加えられます。
VOD対応状況も良好で、インターネットと接続することで、さらにGZ1800のポテンシャルが引き出せそうです。
4Kチューナーも2系統搭載され、裏で4K番組が録画できるなど実用性も十分に備えられたオールマイティな商品力を感じます。
有機ELということで消費電力が高めではありますが、それ以上の価値を見出せる一台ではないでしょうか。
これからラグビーワルドカップや東京オリンピックなど注目のスポーツの祭典が予定されている中、GZ1800はそれらの視聴に最適な一台ですね。
地味にうれしいところで、転倒防止スタンドが採用されている点も要チェックです。
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