TOSHIBA REGZA M550Lシリーズってどう?(65M550L/75M550L)
TOSHIBAのエントリー液晶テレビ【M550Lシリーズ】のポイントを紹介していきます。
昔からTOSHIBAの良コスパモデルとしてモデルチェンジを繰り返してきたM500番台シリーズのメインモデルとなります。
画面サイズは、65インチ/75インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 65,75インチ:2022年8月 |
パネル | 液晶(パネル詳細メーカー非公表) |
バックライト | 直下型LEDバックライト |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | Dolby VISION IQ/HDR 10/HLG HDR/HDR 10+ |
8Kチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | - |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/Wi-Fi |
定格消費電力 | 65インチ:201W 75インチ:248W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | - |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | - |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
M550Lシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
M550Lシリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
チューナー構成としてはよくある構成で、録画及び視聴に関して不満が出ることは少ないでしょう。
4Kに関しては2系統搭載されておりますので、視聴中の番組以外に裏で1番組録画することが可能で、通常の地デジ及びBS/CSに関しては3系統搭載されておりますので、裏で2番組録画することが可能となっており、見たい番組が重なっても少々は大丈夫なようになっています。
M550Lでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
最近では外付けHDDも容量単価が安くなっておりますので、大容量モデルがおすすめとなります。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
M550Lシリーズには、「レグザエンジンZRⅡ」が搭載されています。「レグザエンジンZRⅡ」は最上位の映像処理エンジンよりも一つ下のグレードになりますが、もちろん優秀ですから、綺麗な映像を映し出してくれます。
ただし最上位のエンジンである「レグザエンジンZRα」のような「人が見た風景」を再現するようなエンジンではありません。
同エンジンは液晶の上位モデルZ870Lシリーズにも搭載されているエンジンですので、上位モデルと同じエンジンが載っているというのはうれしいポイントですね。
バックライトにも直下型のLEDが採用されており、高い輝度でメリハリの効いた映像を演出できそうです。
ただパネルの詳細が非公表となっており、視野角や色味などはある程度実際に見なければわからないかもしれないのが難点です。
ただTOSHIBAは昔からVAをよく使用する為、エントリーモデルの本商品にはVAが使われているのではなかと予想します。
また、個人的には必須の機能である「倍速駆動」が無い為、スポーツや動きの速い映像をよく見る方は避けて、「倍速駆動」対応のモデルを検討したほうが良いかもしれません。
バラエティとかドラマなどが主な場合はそこまで気にすることはないでしょう。
【サウンド】
全サイズで「レグザパワーオーディオシステム」が採用されており、合計出力20Wの高出力で音を届けることができます。
スピーカー構成は「フルレンジ×2」の合計2スピーカーとなっています。
一つ上のZ570Lシリーズから重低音重視となりますが、本モデルは重低音は強調されておらずウーファーも非搭載の為、低音はそこまで期待できないでしょう。
フルレンジ2基ですので、普通にテレビの音声を聞く分には十分ですが、高音質な音源を再生するには向いていない印象です。
スピーカーシステム自体はそこまで良いものが搭載されているわけではないので、さらに良い音質でテレビや映画を視聴したい場合は、別途サウンドバーの購入をお勧めします。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
外観自体は2022夏モデルで大体同じようなデザインが採用されています。
映像のリアリティを際立たせるため、没入感を高めるべくベゼルレスデザインを採用し、金属素材を多用することで重厚感や高級感を出しています。
スタンドはセパレートタイプで、フラットバー形状のものが採用されています。
スタンドは設置タイプに合わせて「内側設置」と「外側設置」の2通りで変えることが可能です。
【その他】
VODの対応状況はTOSHIBA全体として割と良いほうですが、一部モデルにてNETFLIXに対応していないことがありましたが、M550LシリーズについてはNETFLIXに対応しております。
また、TVerやParaviにも対応しているため、タイムシフトと併せて過去番組視聴が捗ります。
おなじみのゲームモードに関しては、応答速度が最速0.83ミリ秒とかなり早くなっており、格闘ゲームにおいても遅延を感じにくくなっています。
残念ながら4K120Pの表示および入力には対応しておりません。
あと気になるのはリモコンにVOD用のボタンが所狭しと並べられており、明らかに邪魔になっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で65インチ:168,000円・75インチ:226,000円となっています。
画面サイズが底上げされたこともあり、最低価格は65インチの約17万円と今までの500番台シリーズとは異なり価格が上がっています。
総評
M550Lシリーズは、長年TOSHIBAのコスパ最強モデルとしてラインナップされてきたM500番台モデルにおいて画面サイズラインナップを含めて大きく変わったようです。
ただ中身としては、エントリーモデルの様相は保っており、倍速非対応でスピーカーなどもそれなりのものが採用されるなどしています。
大画面で安いものが欲しい場合はありかもしれませんが、少し高機能のものが欲しかったりすると、予算との相談ではありますが、一つ上のZ570Lシリーズを検討したほうが良いかもしれません。
とはいえ「エントリーモデル」ということを意識すれば納得がいく中身ではあります。
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