VIERA TH-65GZ1000ってどうなの?
このページでは、Panasonicの4K有機ELテレビ「VIERA TH-65GZ1000」のポイントを紹介していきます。
TH-65GZ1000は、今まで高価なモデルしかなかった有機ELに「廉価シリーズ」ということで登場しました。
有機ELの普及に繋がるモデルとして注目しています。
65インチモデルの他に55インチモデルがラインナップされています。
基本仕様
基本仕様 | TH-65GZ1000 |
---|---|
パネル | 有機EL |
バックライト | ー |
解像度 | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | HDR10/HDR10+/HLG/HLGフォト/Dolby Vision™ |
8Kチューナー | - |
4Kチューナー | 2(BS/CSのみ) |
地上デジタルデジチューナー | 3 |
BS/CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
複数同時録画 | ○(2番組 4Kは1番組のみ) |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○ |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 469W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN | ○ |
DMM.com | - |
dTV | ○ |
GYAO | - |
Hulu | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV | ○ |
U-NEXT | ○ |
YouTube | ○ |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ 4K | ○ |
スカパー(オンデマンド) | ○ |
ニコニコ動画 | - |
ひかりTV | ○ |
ひかりTV 4K | ○ |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
TH-65GZ1000のGoodな点
- 4K BS/CSチューナーを2系統搭載
4K BS/CSチューナーが今回2系統搭載されました。
4K番組を外付けチューナー無しで楽しめると共に、裏で4K番組を録画することが可能になり、さらに4K番組を楽しむことが出来ます。
4K番組の視聴を考えている方はこちらもご覧ください→4K放送を受信するために準備する点
- 「オブジェクト検出型」倍速
倍速駆動は基本的に前後のフレームを基に作成されたフレームを間に差し込むことで動きの速い映像を滑らかに表示させる技術です。
「オブジェクト検出型倍速」は、先述した通常の倍速駆動と違い映像中の動く被写体を検出及び背景と分離して倍速処理を行います。
動きを検出することで輪郭が崩れにくく、クリアな倍速映像を楽しむことが出来ます。
さらにバックライトを高速点滅させて残像感を減少させる「クリアモーション」機能も搭載されています。
- 専用スポーツモード
Panasonicは2020東京オリンピックのオフィシャルパートナーということもあり、スポーツに対しては積極的に取り組みを行っています。
本機種「TH-65GZ1000」には、スポーツを見る為に開発された専用モードが搭載されています。
スポーツモードでは、例えばサッカーであれば芝負の色彩感の補正、スタジアムの歓声をより臨場感のあるものにするなどの補正が入ります。
- 立体音響技術「DOLBY Atomos」搭載
今回TH-65GZ1000には、ドルビー社の立体音響技術「DOLBY Atomos」が搭載されました。
今までは3D方向からの音を実現しようとすると、それぞれの場所にスピーカーを配置しなければなりませんが、DOLBY Atomosでは一か所のスピーカーを使用して前後左右に加え、高さ方向の音表現も可能になり、より臨場感の高い音を楽しむことが出来ます。
先述の「イネーブルドスピーカー」により、効果がさらに向上しています。
TH-65GZ1000の「もう一つ」な点
- 消費電力が高い
有機ELは、画素一つ一つが発光する原理から消費電力が高くなります。
TH-65GZ1000は469Wと、同サイズの液晶テレビと比べて非常に高くなっています。
この価格帯のテレビを購入する方は、あまり消費電力を気にしないかもしれませんが一応気に留めておいた方が良いでしょう。
TH-65GZ1000は買いなのか?
こんな方にオススメ
- 4K番組を裏で録画したい
- 50V以上の大画面テレビが欲しい
- 動きの早い映像をよく見る
- テレビを斜めから見ることが多い
- 初めての有機ELテレビ
こんな方はちょっと待った
- 消費電力が気になる
- ハイエンド有機ELからの買い替えは要注意
TH-65GZ1000総評
Panasonicの有機ELテレビシリーズで初ともいえる廉価モデルの登場です。
とはいえ、ハイエンドモデルと明らかな大差はなく、「廉価モデル」ということをそこまで感じさせない一台です。
プロ仕様のパネルキャリブレーション等細かな部分や、採用されているパネルこそ「GZ2000」や「GZ1800」とは異なっていますが、初めて有機ELを購入するのであればまったく問題ないレベルです。
現時点では他社メーカーの有機ELテレビは、ハイエンドモデルばかりであるため、どうしても廉価な有機ELテレビが欲しい場合はLG等の海外メーカーしかありませんでした。
しかし「GZ1000シリーズ」の登場で、国産メーカーの安定したテレビを購入することが出来るという点では、「非常に買いである」一台です。
4Kチューナーも2系統搭載され、裏で4K番組が録画できるなど実用性も十分に備えられたオールマイティな商品力を感じます。
専用スポーツモードもしっかりと搭載されており、これからラグビーワルドカップや東京オリンピックなど注目のスポーツの祭典が予定されている中、GZ1000はそれらの視聴に最適な一台ですね。
VOD対応状況も良好ですから、インターネットと接続することで非常に力を発揮しそうです。
ただし、元々ハイエンド有機ELテレビを持っている場合は、画質的にそこまで向上がない可能性がある為、家電量販店で見比べる必要がありそうです。
例えば、2年前ぐらいの有機ELで、SONYのA1シリーズがあります。画質自体はGZ1000と驚くほど変わらない可能性があり、4Kチューナーの有無やスポーツモードなどの付加価値から買い替える必要があるかを判断することになりそうです。
ぶっちゃけその価格差があれば、一つ上のランク「TH-65GZ1800」が射程圏内に入る為、発売後すぐに購入される場合はGZ1800が良いかもしれません。
GZ1000の65インチを狙う場合は、発売後価格が落ち着いてきたころに価格差を鑑みることをオススメします。
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