TCL 65X10ってどうなの?
評価:5
このページでは、TCLのフラッグシップ4Kテレビ【65X10】のポイントを紹介します。
【65X10】は、様々な新技術が採用された先進的なモデルと言えます。
また、Dolby Atomos対応のサウンドバーが付属する点にも注目してください。
65インチのみのラインナップになります。
基本仕様
型番 | 65X10 |
---|---|
発売時期 | 2019年9月 |
パネル | VA |
バックライト | 直下型青色LEDバックライト |
解像度 | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | HDR10/HLG/Dolby Vision |
8Kチューナー | - |
4Kチューナー | - |
地上デジタルデジチューナー | 2 |
BS/CSデジタルチューナー | 2 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | 1番組 |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○ |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 280W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | - |
DAZN ※初回31日間無料 | - |
DMM.com ※初回2週間無料 | - |
dTV ※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu ※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV ※初回30日間無料 | - |
U-NEXT ※初回30日間無料 | ○ |
YouTube | ○ |
アクトビラ | - |
アクトビラ 4K | - |
スカパー!(オンデマンド) | - |
ひかりTV | - |
ひかりTV 4K | - |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
65X10のGoodな点
- 量子ドット「QLED」採用パネル
65X10には、TCLが開発した「量子ドットLED(QLED)」が採用されています。
その名の通り2nm~10nmの超微細な粒子を用いて色を表現しています。
これにより従来の4Kテレビの色域よりも115%拡大し、より多くの色で映像を演出してくれます。
- 直下型青色LEDバックライト搭載
65X10には、より輝度を高めることが出来る「直下型LEDバックライト」が搭載されています。
さらに通常の白色LEDと異なり、青色LEDが採用されています。
これは先述の量子ドット技術との相乗効果でよりきれいな色の演出に寄与しています。
また、部分的に輝度を制御する「ローカルディミング」にも対応している為、コントラストの向上にも期待できます。
- Dolby Atomos対応サウンドバーが付属
薄型テレビの弱点であるスピーカーですが、65X10にはDolby Atomosに対応したサウンドバーが付属してきます。
十分な出力を確保できると共に立体音響技術で非常に濃厚な音を演出してくれます。
65X10の「もう一つ」な点
- 4K BS/CSチューナー非搭載
量子ドット(QLED)技術の採用や直下型青色LEDバックライトが採用されるなど、映像を従来よりも美しく描画する技術が搭載されているにもかかわらず、4K BS/CSチューナーは非搭載となります。
65X10はTCLのフラッグシップという位置づけも考えると、1系統も搭載されていないのは少し疑問が残ります。
- コストパフォーマンスが悪い
海外メーカーのテレビと言えば、価格の割に画質や機能が充実していたりとコストパフォーマンスの良さが特徴でしたが、65X10関してはあまりよくありません。
執筆時点の最安値で21万円と、同サイズ国内メーカーモデルと比べても同等か高い方に入ります。
スペックを鑑みるとさらにコスパの悪さが目立ってしまいます。
65X10総評
テレビとしては新興メーカーの「TCL」が日本に本格参入してからの初フラッグシップモデルとなりますでしょうか。
65インチワンサイズのラインナップから見ても、ターゲットをかなり絞り込んで投入してきたなという印象です。
量子ドット(QLED)技術や、直下型青色LEDバックライトの搭載など、新鮮な技術を投入してきた点は評価できます。
色域が115%広がるとの事ですから、その威力は是非実際に見比べて体感したいところです。
もちろん直下型青色LEDバックライトは、各エリアの輝度を別々に制御し、輝度の明暗を用いた演出を可能にする「ローカールディミング」にも対応しています。
ところがそれら高画質技術を十分に活かすことを考えると「4K BS/CSチューナー」を搭載してほしかったところです。
この時期に投入されるフラッグシップモデルであれば、「4K BS/CSチューナー」はマストでしょうから、そこは非常に残念です。
65X10のもう一つの注目点である「付属サウンドバー」については、もちろん音はそこら辺の内蔵スピーカーよりも良いです。
一つ注意したいのが、65X10のスタンド構造はサウンドバー込みで作られています。
サウンドバーが無ければテレビ自体が安定しない為、別のサウンドバーを所持している場合は固定方法を別途考える必要があります。
価格自体は、量子ドット(QLED)や直下型青色LEDバックライトにコストが掛かっているのか、65インチで22万円前後と国内メーカーの65型と比べてもそこまで価格差がありません。
海外メーカーはコストパフォーマンスの良いことが特徴ですが、65X10には当てはまらないようです。
ぶっちゃけ価格がそこまで変わらないのであれば、65X10をわざわざ購入する理由もないのかなと思います。
65X10は買いなのか?
こんな方にオススメ
- メーカーにはこだわらない
- スペック等はそこまで重要ではない
- 新技術が気になる
- テレビよりもモニターとして使う
- 追加なしで高音質を楽しみたい
こんな方はちょっと待った
- 複数大手VODサービスを利用する
- 4K BS/CS番組をテレビ単体で見たい
- 画質にこだわりたい
- スペック重視でテレビを検討する
65X10の評価(MAX★5)
画質 | ★★★ |
録画機能 | ★★★ |
VODサービス | ★★ |
コストパフォーマンス | ★★ |
ファミリーユース(家族向け) オススメ度 | ★★★ |
シングルユース(一人暮らし向け) オススメ度 | ★★ |
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