【ポイント紹介】BRAVIA A1シリーズ(KJ-55A1/KJ-65A1/KJ-77A1)
今回はSONYのBRAVIAフラッグシップ4K有機ELテレビのA1シリーズ(KJ-55A1・KJ-65A1・KJ-77A1)を紹介していきます。
A1シリーズはSONYの旗艦モデルであり、斬新なデザインであることも話題を呼んでいます。
テレビ自体はスタンドが後部に配置されており、設置すると床面との隙間が無くなり、一枚の絵画のような風貌を模しています。
ラインナップは55インチ・65インチ・77インチの取り扱いがあります。
出典:SONY-A1シリーズ
基本仕様
パネル | 有機EL |
---|---|
解像度 | 4K(3840×2160) |
バックライト | なし |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 対応(HDMI入力対応) |
地デジチューナー | 2 |
BS・CSデジタルチューナー | 2 |
外付けHDD録画 | 対応 |
複数同時録画 | 対応 |
倍速液晶(倍速機能) | 倍速駆動 |
SeeQVault | |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 370~757W |
年間消費電力量 | 226~404kWh |
基本仕様コメント
SONYのフラッグシップモデルということで、超豪華仕様となっていますね。
4K有機ELパネルを使用し、HDRにも対応しています。有機ELの高コントラストとHDRの補正を活かして肉眼で見ているかのような美麗な映像を映し出すことが出来るようです。
地上デジタル及びBS・CSデジタルチューナーを各2つ搭載しているので、外付けHDDによる裏番組録画も可能になっている等基本的な機能は搭載しています。
また、SONYお得意の倍速液晶も搭載していますので、スポーツや素早い動きに対してカクツキのない滑らかな映像を楽しむことが出来ます。
ただ有機ELを使用しているということもあり、消費電力自体は同サイズの液晶テレビと比べて高いところは要注意です。
注目機能
画面全体から音が出る!?Acoustic Surface
このモデルの宣伝でも注目機能として「Acoustic Surface」機能が紹介されています。
この「Acoustic Surface」はどのような機能かと言うと、有機ELパネルの背面にサブウーファーと振動を伝えるアクチュエーターを配置することにより、画面自体を振動させて音を出し臨場感を与える機能です。
画面が振動して音を伝えることにより、広がりのある音を伝えることが出来ます。
CMでも北川景子さんが画面に耳を当てて音を聞いているシーンが印象的です。
ハイレゾやウォークマンで培った【音】の技術が活かされた機能ですね。
出典:SONY-A1シリーズ
トリルミナスディスプレイで多彩な色を表現
SONY製スマートフォンにも搭載されている独自のディスプレイ技術「トリミナスディスプレイ」をテレビで採用することにより、従来では表現できなかった色表現が可能になっています。
表現することのできる色が多いので一般的なテレビよりも広い為、より実際の色使いに近い映像を映し出すことが出来ます。
4Kアップコンバートやノイズ低減機能
地上デジタルやBS・CSデジタルは現在4K解像度での放送はされておりません。
しかしA1シリーズには4Kではない解像度の映像も独自の「4K X-Reality PRO(4K エックス リアリティー プロ)」技術によるアップコンバート機能で高精細な映像を楽しむことが出来ます。
またアップコンバートを行うと通常どうしてもノイズが発生してしまいます。しかし「4K X-Reality PRO(4K エックス リアリティー プロ)」ではアップコンバートと同時に高性能な低減機能を用いて、ディティールの際立つ映像を実現しています。
これは実際に家電量販店へ足を運んでみていただきたいですね。
Bluetooth機能でワイヤレスにテレビを楽しむ
テレビとしては珍しいBluetooth機能を搭載しており、Bluetooth対応のヘッドホンやイヤホン、スピーカーによりワイヤレスでテレビの音を楽しむことが出来ます。
最近ではBluetoothながら音質の良いものも発売されておりますので、お持ちの方は重宝しそうです。
その他
- 音声検索対応リモコン
Androidを搭載しており、リモコンによる音声検索が可能になっています。動画を探したい時は番組名をしゃべったり、録画予約も可能になっています。
- YoutubeやNETFLIXなどの4K配信に対応
ネットワークサービスの4K配信に対応しています。またHDR信号を含んだコンテンツも再生可能ですので、パネル本来の高精細な映像を楽しむことが出来ます。
その他の対応ネットワークサービスについては以下をご覧ください。
Android(TM)ネットワークサービス
A1シリーズのGoodな点
- 4KHDR有機ELによる高コントラストで高精細な映像
有機ELパネルで4K解像度にHDRを組み合わせた映像は圧巻の一言です。独自の映像エンジンによる処理も相まって高精細な映像を楽しむことが出来ます。
- Bluetoothが使える
テレビでは珍しいBluetooth搭載により、ワイヤレスで音を楽しむことが出来ます。
- Acoustic Surfaceによる広がりと臨場感のある音
A1シリーズの最も注目な点である「Acoustic Surface」
ある一部分にスピーカーを設置する従来のテレビとは違い、やはり画面全体から音を出す構造は聴く人が高い臨場感を体験することが出来ます。
- 無線LANが11ac対応
地味にうれしいのがA1シリーズは無線LANが11ac規格に対応しているということです。
11acは5GHzで高速通信が行えるので、4Kで配信されるネットワークサービスやホームネットワーク間の通信を高速で行うことが出来ます。
A1シリーズの「もう一つ」な点
- 価格が高い
やはりまだまだ出始めの有機ELということで液晶テレビよりも価格が高めとなっています。
その代り画質に関しては液晶を圧倒しています。
- テレビ台に置くのは向かない
デザイン的にスタンドが背面側に位置していますので、テレビ台と画面との距離はほぼないに等しくなります。よって低めのテレビ台であれば画面の下側を見た時にテレビ台が目に入ってきますし、高めのテレビ台に設置した場合は視聴する角度によって画面の下側がテレビ台に隠れてしまいます。
よってテレビ台に設置する予定の場合は十分に検討したうえで設置してください。
- 消費電力が高い
有機ELということもあり、消費電力が高めになっています。
消費電力は55インチで370W・65インチで490W・77インチで757Wとなかなかの大食いです。
一日何時間もONにしておく家電ですので消費電力が高いというのは注意点です。
- W録ができない
チューナーが地上デジタル・BS・CSデジタルで各2つ搭載されていますが、それぞれの1つは視聴専用で1つが録画専用になっています。よって同時間帯に録画することが出来る裏番組は1つまでとなります。また、視聴専用と録画専用で分けられているため、テレビを見てない時に2番組録画することもできません。
総評
SONYのフラッグシップモデルということで画質面は様々な高画質技術によって文句のないぐらい綺麗な映像に仕上がっています。ただやはり価格もフラッグシップで、同サイズの液晶テレビと比べるとかなり高めの設定になっています。
ただ価格相当の美しい映像体験はできると思いますのでぜひ一度家電量販店で展示品を見ていただきたいと思います。
液晶と有機ELとの違いも比べてみると有機ELの高いコントラスト比と美しさが体感できると思います。
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