TOSHIBA REGZA 48X8400ってどうなの?
評価:6
このページでは、TOSHIBA REGZAブランドの4K有機ELテレビX8400シリーズの48インチモデル【48X8400】のポイントを紹介します。
48X8400は最上位の48X9400から単独タイムシフトとサウンドシステムの一部を省いたモデルとなります。
48インチの他55インチが用意されています。
基本仕様
発売時期 | 2020年7月 |
パネル | 有機EL |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HDR10+ / DolbyVision / HLG |
8Kチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | ○ |
ARC | ○ |
LAN | 有線/無線 |
定格消費電力 | 280W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ― |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Paravi | ○ |
Youtube | ○ |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ 4K | ○ |
ひかりTV | ○ |
ひかりTV 4K | ○ |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
48X8400のGoodな点
- レグザ専用高コントラスト有機ELパネル搭載
48X8400には、レグザが開発した専用の有機ELパネルが採用されています。
独自の放熱板を挟んだり、ガンマ性能、輝度特性をチューニングしており、最適な映像を映し出せるように改良が加えられています。
- SeeQVault対応
TOSHIBAはSeeQVaultへの対応状況が良いことで有名です。
もちろん48X8400に関してもそれは同じで、SeeQVault対応のHDDなどを接続することで、デバイスを超えてHDDを移動させることが可能です。 - 瞬足ゲームモード搭載
本モデルには【瞬足ゲームモード】と呼ばれる、画面の応答速度を高めたモードが搭載されています。
最速9.2msecの低遅延により、コマンド入力からキャラクターが動くまでのタイムラグをできる限り小さくしています。
48X8400の「もう一つ」な点
- 消費電力がかなり高い
有機ELパネルの宿命といえる消費電力ですが、本モデルは280Wとなっています。
280Wというとそこまで大きくないように感じますが、テレビでは結構な消費電力です。
このクラスを購入する方は消費電力など気にしないかと思いますが、一応気に留めておいてください。
- HDDは内蔵していない
これはもう一つな点というよりは要望になりますが、単独でタイムシフト可能で非常に高機能ではありますが、タイムシフトもHDDを接続しなければ使用することができません。
タイムシフトは少し性能の良いHDDが必要になるため、商品選びが重要になります。
そこら辺の煩わしさを無くすためにもFUNAIのようにHDDを内蔵してもらいたいところです。
48X8400総評
【録画・チューナー関連】
48X8400には、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS 3系統のチューナーが搭載されています。
高機能モデルに搭載される数としては一般的な数ですから、特段アドバンテージがあるというわけではありません。
もし単独タイムシフトが必要である場合は、一つ上のX9400シリーズをご検討ください。
【画質】
有機ELパネルはなんだかんだでLG製のパネルが使用されていました。
それは他のメーカーも同じで有機ELパネルと言われていたもののほとんどはLG製です。
故にメーカーごとで差別化をすることが難しかったのですが、TOSHIBAはそこに放熱板の搭載や特性の調整で色を出しています。
あとは映像エンジンの違いで画質が左右されてくるわけですが、48X8400はフラッグシップモデルということもあって高いレベルで仕上げられてきています。
特に色味に関してはSONYのようなバチバチした感じではなく、自然に仕上げられていると思います。
【サウンド】
本モデルには【レグザパワーオーディオX】と呼ばれるサウンドシステムが搭載されています。
フルレンジスピーカー4個とツィーター2個によって合計出力72Wの高出力を実現しています。
本システムにより伸びやかな音表現が可能になっています。
ただしウーファーなどの低音を担当するスピーカーが搭載されていないため、少し厚みに物足りなさを感じるかもしれません。
別途サウンドシステムを用意できない方は、重低音にも力を入れたX9400シリーズをご検討ください。
【デザイン】
48X8400は、SONYをはじめとするメーカーが採用してきた【直置きスタイル】になりました。
このスタイルの利点は【浮いた】ような設置にならないため、設置場所との一体感が増す点です。
しかしそれは逆効果もあり、しっかりしたテレビ台や設置場所を用意できないと、非常にかっこ悪いスタイルになってしまうということです。
このクラスを購入する際は、設置場所もしっかり用意してあげる必要がありそうです。
【その他】
VOD対応状況はさすがREGZAといったところでしょうか。
ほとんどのVODサービスに対応していますから、すでに契約しているVODサービスを引き続きテレビの大画面で楽しむことが可能となっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で163,000円となっています。
48インチといえども価格はそこまで落ちないようで、55インチモデルとの最安値ベースでの価格差は約1万ほど。
それを考えるとよぽ度48インチでないとダメな場合を除いて、55インチモデルを購入したほうが良さそうです。
X8400シリーズはX9400シリーズから機能が削減されているため安いのは当たり前ではあります。削減された機能というのは、大きいものはタイムシフト機能とサウンドシステム関連であり、そこらへんをカバーすることができる機材をお持ちの場合は、この差はないに等しくなりますから、X8400シリーズのほうがコスパがよくなるのではないでしょうか。
もちろんカバーできなくても、割り切って購入することが可能であれば価格的には全く問題ないのではないでしょうか。
ひとこと
最近はどのメーカーも有機ELには力を入れており、各メーカーで技術が拮抗してきています。
さらに今回のようなX8400シリーズとX9400シリーズのように、サウンドシステムやタイムシフト無しなどの機能に差をつけて一段下のモデルとして発売されるモデルが増えました。
差別化されている機能に魅力を感じなければ、一つ下のモデルでも全く問題ないと感じます。
ただしラインナップされている画面サイズが異なるため、より大きな画面サイズが欲しい場合はX9400シリーズに行かざるをえません。
とりあえずテレビのみの評価としては非常にクオリティは高いと思います。
有機EL初心者の買い替え候補先として考えてもよいでしょう。
48X8400は買いなのか?
こんな方にオススメ
- 4K番組を見たい
- スポーツをよく見る
- テレビ機能以外はそこまで重要視しない
こんな方はちょっと待った
- 相対的な価格ではなく絶対的な価格で決める
- 消費電力を特に気にする
- 直置きスタイルは得意ではない
48X8400の評価(MAX★5)
画質 | ★★★★★ |
音質 | ★★ |
便利機能充実度 | ★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★ |
ファミリーユース(家族向け) おすすめ度 | ★★★★ |
シングルユース(一人暮らし) おすすめ度 | ★★ |
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