SONY BRAVIA KJ-85Z9Hってどうなの?

SONYのBRAVIAシリーズ初の8K液晶搭載超大型モデル【KJ-85Z9H】のポイントを紹介します。
KJ-85Z9HはSONY初の8Kチューナー及び8K液晶を搭載し、8K放送にネイティブに対応したモデルです。
また、画面サイズもここ最近ではない85インチという超大型パネルを搭載したモンスターテレビになります。
85インチのみのサイズが用意されています。
基本仕様
| 発売時期 | 2020年3月 |
| パネル | VA |
| バックライト | 直下型LEDバックライト |
| 解像度 | 8K(7680×4320) |
| 対応HDR | HDR 10 / DolbyVision / HLG |
| 8Kチューナー | 2 |
| 4K BS/CSチューナー | 2 |
| 地上デジタルチューナー | 2 |
| BS/CS デジタルチューナー | 2 |
| 外付けHDD録画 | ○ |
| 裏録画 | ○ |
| 倍速駆動 | ○ |
| SeeQVault | - |
| ARC | ○(eARC) |
| LAN | 有線/無線 |
| 定格消費電力 | 945W |
| VOD対応状況 | |
|---|---|
| AbemaTV | ○ |
| Amazonプライムビデオ | ○ |
| DAZN※初回31日間無料 | ○ |
| DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
| dTV※初回31日間無料 | ○ |
| GYAO | ○ |
| Hulu※初回2週間無料 | ○ |
| NETFLIX | ○ |
| TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ○ |
| U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
| スカパーオンデマンド | ○ |
| Youtube | ○ |
| アクトビラ | - |
| アクトビラ 4K | - |
| ひかりTV | ○ |
| ひかりTV 4K | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください。
KJ-85Z9HのGoodな点
- 8Kチューナー&8K液晶搭載
本モデルの一番のポイントと呼べる8K液晶&8Kチューナー搭載による8K放送ネイティブ対応です。
7680×4320という4Kのやう4倍もの画素を備え、圧倒的な高精彩を武器に本物を本物以上に演出することが可能となっています。
- 超大画面に負けない「アコースティックマルチオーディオ」&DolbyAtmos&IMAXの技術
SONYお得意の画面から音が出ているかのように演出する「アコースティックマルチオーディオ」がトゥイーター×4、ウーファー×8、サブウーファー×4の合計16基 80Wの大出力で搭載されてきました。
85インチの大画面に負けない臨場感と立体音響技術「DolbyAtmos」によるリアルな音体験を可能としています。
さらに本モデルには映画館で導入されているIMAXの技術が与えられており、さらなる音体験が期待できます。
- AndroidTV搭載による柔軟な拡張性
SONYは従来からテレビ用のOS「AndroidTV」を採用しています。スマートフォンにも採用されているAndroidのテレビ版になりまして、様々なアプリをインストールすることで柔軟な拡張性を持たせています。
さらに、グーグル音声アシスタントによる音声操作にも対応しており、声でさまざまな操作をすることが可能です。
KJ-85Z9Hの「もう一つ」な点
- コスパは良くない
当たり前の話を書いているようですが、コストパフォーマンスは全くよくありません。
85インチという大量生産のできないインチ数であることと、8Kネイティブ対応によるコスト増で購入するにはあまり現実的ではない価格になってしまっています。
- 4K 120p入力には対応していない
同社のPlayStation5で対応している4K 120pの入力には対応していません。最大4K 60pとなり、PS5の本来の性能を出すことは不可能となっています。
同メーカーですしどうせなら対応させて欲しかったところです。 - スタンドデザインが無骨
85インチの巨大ボディを支えるためにスタンドが無骨なデザインとなっています。
また、本体自体の厚みも最近にしてはあるほうで、巨大ボディならではの弊害が如実に反映されたデザインとなっています。
KJ-85Z9H総評
【録画・チューナー関連】
KJ-85Z9Hは、8K2系統 4K2系統、地デジ2系統、BS/CS 2系統が搭載されており、8K放送にネイティブ対応しました。
現時点で8K放送を行っているのはNHK BSのみですが、放送の奇麗さは圧倒的の一言です。
もちろん4Kチューナーも搭載されているので他のチャンネルでは4K放送を受信することが可能となっています。
このテレビの最大のポイントと言ってもいいでしょう。
【画質】
従来のからの高画質技術は踏襲されており、映像処理エンジンは8Kを見据えて設計された「X1 Ultimate 」が採用されており、ただでさえ高画質な8K放送にプラスワンで処理を加えてくれます。
また、8K以外の放送に関しては、アップコンバート機能により8K相当にアップデートされ、85インチの大画面にい視聴してもそん色のない映像に仕上がっています。
【サウンド】
SONYお得意の「アコースティックマルチオーディオ」が16基のスピーカーと80Wの出力を引っ提げて搭載されています。
登場した当初評価の高かった本機能は、85インチの大画面とシンクロすることでテレビを見ているのにその場にいるような臨場感を与えてくれます。
また、映画館でも採用されているIMAXの技術が与えられており、圧倒的なサウンドパフォーマンスを実現しています。
【デザイン】
コンセプト「Blade Architecture」(ブレード アーキテクチャー)に基づいたデザインが採用されており、8Kの映像美を際立たせるような設計を行ったということですが、どうにもスタンドデザインがいただけません。
スタンドはスタイリッシュさに欠け、明らかに「テレビが乗っている」という印象を受けてしまいます。
85インチという巨大ボディを支えるには仕方がなかったのかもしれませんが、A9Gなどに採用されているべた置きデザインでもよかったのかなと感じます。
【その他】
スマートフォンにも搭載されているOS AndroidをTV用に最適化した「AndroidTV」が搭載されており、マーケットなどからアプリをインストールすることで幅広い拡張性に対応しています。
VODサービスもアプリをインストールすることで利用可能となっており、対応状況も良好です。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で1,750,000円となっています。
85インチ、8Kチューナー搭載、8Kネイティブ対応パネルの搭載によってとんでもない価格となっています。
数が出るモデルでもないため、コストを下げることが難しいためにこのような価格となっているのでしょう。
ほぼほぼSONYの技術力をアピールするためのモデルだと思うので、致し方ないですね。
ひとこと
8Kネイティブ対応はSHARPがいち早く発売して話題となりましたが、やっとSONYからも発売されてました。
SONYの技術力をアピールするためのモデルになっていますから、搭載されている機能に関してはどれをとっても最高峰の技術が盛り込まれています。
その分価格も最高峰となっており、車が買えるほどとなっていますから、なかなか手を出しづらいところですね。
法人がもしかしたら食いつくかもしれませんが、個人需要としてはかなり低いことが予想されます。
ただ8K放送を楽しむ数少ないモデルですので、今後の技術革新を期待しましょう。
KJ-85Z9Hは買いなのか?
こんな方にオススメ
- 8K放送をネイティブで楽しみたい
- リビングが超特大でテレビもそれなりの大きさが必要
- VODサービスを多く楽しむ
- 最新技術は常に体験したい
こんな方はちょっと待った
- 8K放送は全く必要ない
KJ-85Z9Hの評価(MAX★5)
| 画質 | ★★★★ |
| 音質 | ★★★★ |
| 便利機能充実度 | ★★★ |
| コストパフォーマンス | ★ |
| ファミリーユース(家族向け) おすすめ度 | ★★★★ |
| シングルユース(一人暮らし) おすすめ度 | ★ |












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