SONY BRAVIA XRJ-65A80Jってどうなの?
SONYのBRAVIAシリーズミドルモデルの【XRJ-65A80J】のポイントを紹介します。
XRJ-65A80Jは、SONYの新技術「XR」に対応しており、今までとは異なった視点で画質向上が図られています。
また、型番の法則性も今回から変わっており、頭にXRJとつくモデルは「XRテクノロジー」搭載となります。
同社から最上位モデルA90Jシリーズが発売されておりますが、本モデルA80Jとの機能差はそこまでない模様です。
65インチの他に55インチ/77インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2021年4月 |
パネル | 有機EL(OLED) |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR 10 / HLG / DolbyVision |
8Kチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/無線 |
定格消費電力 | 463W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | ○ |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | - |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください。
XRJ-65A80JのGoodな点
- SONY待望の4K/地デジ/BSCSチューナー 3系統搭載
本モデルは4K BS/CSチューナーを3系統搭載しています。
廉価モデルで4Kチューナーを3系統搭載されており、さらに長年2系統だった地デジ/BSCSチューナーも3系統へと増設されました 。
- 新技術「認知特性プロセッサーXR」搭載
XRJ-65A80Jには、SONYが新開発した認知特性プロセッサー「XR」が搭載されています。
XRとは、"ヒトの脳のように映像を認識する"映像処理エンジンで、映像を機械的に判断するのではなく、マルチな視点からよりリアルな映像を実現することができます。
- より鮮明な有機ELパネルを採用
今回のXRJ-65A80Jには従来よりもより明るく鮮明な有機ELパネルを採用しました。高コントラストにより、鮮やかな色から本物の黒まで幅広い色再現能力を実現しました。
- 「アコースティックサーフェスオーディオ+」搭載
いままであった画面から出るサウンドシステムが進化して、「アコースティックマルチオーディオ+」となりました。今までよりもより音の出る位置が洗練されており、よりリアルな音表現が可能です。
XRJ-65A80Jの「もう一つ」な点
- コストパフォーマンス悪い
新開発の映像処理エンジンや4K 3系統、異なる特性のスピーカーダブル搭載、有機ELパネル採用など、様々な機能を詰め込んだ結果、少し割高な価格設定となってしまいました。
- X90Jシリーズと異なりバスレフ型スピーカーはW搭載されない
事実上の競合となっているX90Jシリーズには、アコースティックマルチオーディオとX-Balanced Speaker(エックス バランスド スピーカー)がW搭載されていましたが、本モデルではバスレフ型スピーカーが省かれてしまいました。
XRJ-65A80J総評
【録画・チューナー関連】
XRJ-65A80Jは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS 3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
さらに注目なのは、今まで2系統だった4Kチューナーも3系統にパワーアップし、長年2系統だった地デジ及びBS/CSチューナーも3系統へとパワーアップされ、チューナーに関しては、ハイエンドモデルに引けを取らないレベルになっています。
【画質】
なんといっても本モデルの注目すべき点は認知特性プロセッサー「XR」だと思います。
今までの機械的な判断による映像処理ではなく、人間が見たときにどう見えるかを基に場面場面で注視されやすい部分を際立たせたり、明るさやコントラスト、彩度を連携しながら調整し、よりリアルな映像へと仕上げることが可能となっています。
少し映像処理エンジンの向上に足踏み感があったところに、このプロセッサーが黒船のように登場した印象です。
さらにA80Jでは有機ELが採用されており、パネル自体も明るさと鮮明さに磨きがかかっており、さらなるコントラストの高さを得ました。
【サウンド】
サウンド面でも認知特性「XR」が使用されています。
本モデルには「アコースティックサーフェスオーディオ+」が採用されています。
今まででも好評であったアコースティックサーフェスオーディオがさらに進化し、「+」となったことで臨場感に磨きがかかっています。
A90Jシリーズとはわずかに出力が劣るスピーカー性能となっており、最上位モデルとの差別化を図った形になっておりますが、この差が感動的な体験を生むかどうかはそこまで問題ではないと思います。
さらにサウンドバーを追加することで、+臨場感を与えることができます。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
コンセプト「Metal Flush Surface(メタルフラッシュサーフェス)」に基づいたデザインが採用されており、画面とベゼルとの段差を極限まで無くし、ベゼル幅も極限まで細くすることで映像絵の没入感を高めています。
内側と外側配置の2wayスタンドを採用することにより。テレビ台の幅による設置制限を減らし、設置にバリエーションを持たせています。
【その他】
スマートフォンにも搭載されているOS AndroidをTV用に最適化した「AndroidTV」が搭載されており、マーケットなどからアプリをインストールすることで幅広い拡張性に対応しています。
VODサービスもアプリをインストールすることで利用可能となっており、対応状況も良好です。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で356,000円となっています。
77インチという大画面で新開発「XRプロセッサー」搭載、4Kチューナー3系統、新開発有機ELパネル採用と豪華スペックであり、有機ELのコストの高さを如実に反映した価格となっています。
また、特大画面ということもあり、さらにコスト増でなかなかの価格になっています。
ひとこと
SONY大本命の新開発認知特性プロセッサー「XR」を初搭載したミドルモデルとなります。
認知特性というと難しそうに聞こえますが、要はめちゃめちゃリアルに表現してくれるということです。
ここでいうリアルは3Dなどの立体表現ではなく、肉眼で風景を見た時と同じようなリアルさをテレビでも再現しようということです。
XRはサウンド面でも活用されており、マルチな方向から臨場感を高めようとした技術となっています。
さらに新開発の有機ELパネルによりさらにリアルさを追求しており、液晶には出せないくっきりとした映像が体験できます。
65インチは上位のA90Jシリーズにもラインナップされています。
よっぽどコアな人以外はおそらくA80JとA90Jの画質の違いはわからないかもしれません。
それを考えると、A90Jの65インチモデルとの価格差は約10万円。
スピーカーなど微妙に異なる部分はありますが、画質のみを見た場合に10万円の差額に価値を感じることができるかという点が重要となりそうです。
XRJ-65A80Jは買いなのか?
こんな方にオススメ
- 高コントラストでクッキリハッキリした映像が良い
- 4Kを裏でも録画する
- 動きの速い映像をよく見る
- テレビもインテリアデザインの一部としている
- ハイスペックが良い
こんな方はちょっと待った
- 新技術には抵抗感がある
- ギラギラした映像は苦手
- コスパ重視
XRJ-65A80Jの評価(MAX★5)
画質 | ★★★★ |
音質 | ★★★ |
便利機能充実度 | ★★★ |
コストパフォーマンス | ★ |
ファミリーユース(家族向け) おすすめ度 | ★★★ |
シングルユース(一人暮らし) おすすめ度 | ★★ |
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