【ポイント紹介】REGZA BM620Xシリーズ(43BM620X / 50BM620X / 55BM620X)
このページではTOSHIBA(東芝)の液晶パネルモデルであるBM620Xシリーズのポイントを紹介していきます。
BM620XシリーズはBZ710XシリーズとM520Xシリーズの間に位置する新シリーズです。
また日本初の4K放送を受信することが出来る4Kチューナーを搭載したモデルになります。
画面サイズは43インチ・50インチ・55インチの3サイズラインナップです。
基本仕様
基本仕様 | BM620Xシリーズ(新シリーズ) | M520Xシリーズ(参考) |
---|---|---|
パネル | VA | VA |
バックライト | エッジ型LEDバックライト | エッジ型LEDバックライト |
解像度 | 4K(3840×2160) | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 対応(HDMI入力対応) | 対応(HDMI入力対応) |
4Kチューナー | 1(BS・CS共用) | 1(BS・CS共用) |
地デジチューナー | 3 | 3 |
BS・CSデジタルチューナー | 3 | 3 |
外付けHDD録画 | 〇 | 〇 |
複数同時録画 | ○ | ○ |
倍速液晶 | – | – |
SeeQVault | ○ | ○ |
ARC | 〇 | 〇 |
インターネット | 有線/無線 | 有線/無線 |
定格消費電力 | 125W~159W | 121W~161W |
VOD対応状況 | |
Netflix | ○ |
---|---|
Amazonビデオ | – |
ひかりTV | ○ |
アクトビラ | – |
Hulu | – |
DAZN | ○ |
TSUTAYA TV | ○ |
dTV | ○ |
ひかりTV4K | ○ |
アクトビラ4K | ○ |
YouTube | ○ |
DMM.com | ○ |
niconico | ○ |
U-NEXT | ○ |
基本仕様コメント
BM620Xの基本仕様で一番注目すべきはやはり「4Kチューナー」を内蔵したことでしょう。
これまではテレビ単体で4K放送を受信することのできるテレビは日本では発売されていませんでしたから、TOSHIBAが初発売となります。
その他の点については表をご覧いただけるとわかるのですが、基本仕様的な部分では同時期に発表されたM520Xシリーズと違いがほとんどありません。
このことからBM620XシリーズはM520Xシリーズをベースモデルとして、TOSHIBAの高音質技術である「バズーカオーディオシステム」を搭載したモデルだと思われます。
バックライトについてはエッジ型のLEDが採用されており、直下型でない点は普及帯のコスパモデルであるが故仕方がないかもしれません。
また倍速パネルも搭載されていませんので、スポーツ等の動きの速い映像をよく見る方は注意してください。
その他のTV機能についてはチューナーも各放送は3チューナー搭載しており、2番組同時裏番組録画が可能となっています。
注目機能
バズーカオーディオシステム
本機種の最も注目すべき点であるバズーカオーディオシステムは、TOSHIBA独自開発の重低音バズーカウーファーをテレビに搭載し、クリアダイレクトスピーカー2基との組み合わせにより通常のテレビよりも透明感がありながら重低音の効いた迫力のあるサウンドを楽しむことが出来ます。
また、バズーカウーファーは幅広いダイナミックレンジに対応しており、サウンドの再現性を向上させています。
4Kチューナー内蔵(BS・CSのみ)
BM620Xシリーズは日本初の4K放送を受信することが出来るチューナーを搭載したモデルになります。
これまではどのメーカーも4K放送を受信することのできるチューナーはテレビに内蔵しておらず、外付けの4Kチューナーを購入するしかありませんでした。
しかし今回内蔵したことで2018年12月1日より開始される4K本放送をテレビ単体で受信することが出来る為、いつもと変わらず自然とテレビを見る動作で4Kの高画質放送を見ることが可能になりました。
※搭載されている4KチューナーはBS・CS放送のみを受信することができます。4Kの地上デジタル放送は受信できませんので注意してください。
地デジビューティX
地上デジタル放送をよりきれいに見る為の機能の総称を地デジビューティXと呼んでいます。
今日現在地上デジタル放送は4K放送を行っておらず1440×1080という解像度で放送されています。
しかし液晶パネルは4K解像度に対応しているため、地上デジタル放送を4K解像度に引き伸ばして画面に映しています。
小さい解像度の映像を大きな解像度に引き伸ばしているためどうしても映像にアラが出てしまいます。
そのアラを最小限に抑え、様々な処理を加えて高画質化するために動いているのが地デジビューティXになります。
BM620XシリーズのGoodな点
- バズーカオーディオシステムはテレビに標準で付いてくるスピーカーとは思えない迫力
BZ710Xから搭載されてきたTOSHIBAの高音質スピーカーシステム「バズーカーオーディオシステム」は、テレビに搭載されているとは思えないほど大きな重低音用バズーカウーファーを搭載し、迫力のある重低音を楽しむことが出来ます。
そのバズーカウーファーと2基のクリアダイレクトスピーカーから出るサウンドはとてもテレビに標準で搭載されているスピーカーとは思えない質です。
- 4KのBS・CS放送をテレビ単体で受信し視聴することが出来る
4K放送が開始されると言われながら4Kチューナーを搭載したテレビが一向に発売されなかった中でいち早く日本初4Kチューナーを搭載したモデルということで大変注目を集めています。
今までは外付けで4Kチューナーを購入しなければ4K放送を受信することが出来ませんでしたが、これでテレビ単体で受信することが出来るようになります。
- スマートスピーカー連携機能が追加された
現在主流となりつつあるスマートスピーカー連携が追加されました。具体的にはGoogleのサービスと連携することが出来ます。
スマートスピーカーと連携することによって音声によりチャンネルの変更や音量等のテレビの操作が可能になります。
まさにハンズフリーで操作を完結させることが出来ます。
BM620Xシリーズの「もう一つ」な点
- 4KチューナーはBS及びCSのみ受信可能
今回搭載された4KチューナーはBSとCSの4K放送を受信することが出来ます。
地上デジタル放送の4K放送を受信することはできません。一応日本初ということで4Kチューナーが搭載されていますが、地上デジタル放送を主に視聴する方にとってはあまり注目する点ではないかもしれません。
- テレビ機能的にはM520Xと変わらない
テレビ自体の基本仕様はM520Xシリーズと同じであり、異なる点はバズーカオーディオシステムのみになります。
総評
サウンド面を強化したBM620Xシリーズは、ごてごてと外付けのサウンドシステムを用意することに抵抗のある方にとってはまさにピッタリのモデルになります。
テレビ単体でここまでのウーファーを搭載し、高音質なテレビは中々ないかと思われます。
しかし高音質なサウンド機能を搭載する一方でテレビの基本仕様はM520Xとほぼ同じであり、倍速パネルや直下型LEDが非搭載などコスパ重視の構成は否めません。
4Kチューナーをいち早く搭載したということは評価できる点ではありますが、BS及びCSのみ受信できるという点も忘れてはいけません。
よほど昔のテレビからの買い替えでなければ画質面での劇的な向上は期待できない可能性もありますので、購入される際は十分注意してください。
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