TOSHIBA REGZA X9900Mシリーズは買いか?(55X9900M/65X9900M/77X9900M)


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 REGZAブランドのフラッグシップ有機ELモデル【X9900Mシリーズ】のポイントを紹介します。
2023年一発目の新商品は、画質や音質の向上に加え、「ミリ波レーダー」を使用したセンシング技術を活用した機能が搭載されており、非常に注目となっています。

画面サイズは、55/65/77インチがラインナップされています。



基本仕様

各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。

発売時期2023年4月
パネル有機EL
バックライト方式
解像度4K(3840×2160)
対応HDRHDR 10+ ADAPTIVE/Dolby VISION IQ/HDR 10/HLG HDR
8K BSチューナー
4K BS/CSチューナー2
地上デジタルチューナー9
BS/CS デジタルチューナー3
外付けHDD録画
裏録画
倍速駆動
SeeQVault
ARC
eARC
VRR
ALLM
LAN有線 / Wi-Fi
定格消費電力55:397W
65:496W
77:679W
VOD対応状況
AbemaTV
Amazonプライムビデオ
DAZN※初回31日間無料
DMM.com
Lemino(旧dTV)※初回31日間無料
FODプレミアム
Hulu※初回2週間無料
NETFLIX
Paravi
TELASA
TVer
U-NEXT※初回30日間無料
Youtube
スカパーオンデマンド

※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください

X9900Mシリーズ各ポイント評価

【録画・チューナー関連】

 X9900Mシリーズは、4K2系統、地デジ9系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
また、今回は地上デジタルチューナーを9系統搭載しています。
これはタイムシフト用で6系統+通常録画用3系統が組み合わせれています。

 録画に関してはREGZAの十八番であるタイムシフト機能を利用することができます。
REGZAのタイムシフトは、9つ搭載されている地上デジタルチューナーを用いて最大6チャンネル80時間分を録りっぱなしすることができるため、個別番組の録画予約が必要なく、見たい番組を番組表から選ぶ間隔で視聴することができます。
この機能はテレビの視聴スタイルが全く変わるので、ぜひ体感して頂きたい機能です。

 X9900Mシリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選

【画質】

 X9900Mシリーズには専用有機ELパネルモジュールが採用されています。
新開発した「高冷却インナープレート」を挟んでおり、効率的に排熱を促すことで、画素の発光に余裕を持たせて従来比2%輝度UPが可能になり、より一層高画質に映像を楽しめるようになりました。
また、有機ELの特性を利用した黒色の表現を極めるべく「ディープブラックコントロールPRO」機能がさらに豊かな黒色を表現し、メリハリの高い映像を実現しています。

その他にも画面の反射を抑えて視聴時の映り込みを低減する「ARコート」や色彩を調整する「リッチカラーコントロール」など、一通り高画質機能が整っていて、画質は良いものができています。

 冒頭でもお伝えした通り、X9900Mにはミリ波レーダーが搭載されており、視聴時の人間の位置や距離を計測することが可能になりました。
そこでREGZAは視聴時の人間の位置によって画質を自動調整数機能を開発し、本モデルに搭載しています。
具体的な動作としては、テレビと人の間に距離がある場合は「精細感を高めてメリハリのある映像」に調整し、逆に違い場合は「目立ちやすいノイズ抑制機能を強力にし自然な映像」を表現します。
シチュエーションに応じて画質を自動調整するのは画期的ですね。

【サウンド】

 サウンドシステムには力を入れるREGZAですが、今回のX9900Mシリーズには全サイズで合計10基出力90Wのスピーカーシステム「重低音立体音響システムXHR」が搭載されています。フルレンジ、ツィーター、ウーファーはもちろんの事、スクリーンスピーカーという画面から音が出ているかのようなスピーカーが搭載されており、全方位で立体感&臨場感のある音を演出してくれます。

ここでもミリ波レーダーは活躍しており、視聴者の位置を特定し、そこに最適な音が届くように自動で調整してくれます。
左右どちらかに寄って視聴している場合は、必ずどちらかに寄った音になってしまうのですが、ミリ波レーダーを使用することにより、どちらかに寄っていてもセンターで聞いているかのようなサウンドを楽しめます。

X9900Mには非常に優秀なサウンドシステムが搭載されており、別途サウンドバーなどを購入する必要は特にないかもしれません。
しかし7.1chなどのサウンドシステムを楽しむ場合はシアターシステムを導入すると良いでしょう。

【デザイン】

 REGZA史上最高レベルの細さを追求したベゼルを採用し、底辺部にはサウンドーの機能を持たせた「メタルサウンドビーム」を配置。
なるべく視聴時に気が散らないような最小限のデザインが施されています。

スタンドは幅を2タイプから選ぶことができる2wayタイプを採用しています。



【その他】

 VOD機能の対応状況は優秀なほうですが、FODやTELASAなどの個別民放系には対応していませんが、paraviやTVerには対応しているため、何とかなるでしょう。

 ゲーミング機能も充実しており、VRRやALLM、独自系VRRはFreeSyncに対応しており、ゲーム用のディスプレイとしても活躍します。

【価格】

 価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:360,800円・65インチ:475,800円・77インチ:770,800円となっています。
 フラッグシップらしい価格設定ですね。
ただ全録レコーダーなしで、タイムシフト機能を利用できるのは非常に大きいですね。
全録レコーダーの機能が内包されていると考えればそこまで高くないかもしれませんね。

X9900Mシリーズは買いか?

 最終的にX9900Mシリーズが買いかどうかと言われれば、私は「買い」 と言えます。

 フラッグシップということで機能的には非常に満足する一台となります。
昨今メーカーではパネル以外の差別化がしづらい状況が続いていましたが、REGZAはミリ波レーダーを使用するという方法で差別化してきました。
またミリ波レーダー採用というのは他メーカーもやっておらず、先陣を切って最新の技術を投入してきているという点も評価したいと思います。

 もちろん画質に関しても独自の冷却パネルを組み合わせた有機ELを採用するなど着実に画質性能が向上しており、音質面に関してテレビのスピーカーで置いておくにはもったいないレベルの物が採用されています。
そこにミリ波レーダーを用いてさらに進んだ調整を行う点は非常に期待できます。

価格面に関してもフラッグシップですからどうしても高額になってしまいます。ましてや今回は新技術も取り入れられているためなおさら高額になりがちですが、タイムシフト機能が内包されていることを考えると全く高いとも思えないですね。
よってもし手が出るなら購入しても後悔はしないと思います。

X9900Mシリーズサイズラインナップ

55インチ

65インチ

77インチ

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