SONY BRAVIA A95Kシリーズは買いか?(XRJ-55A95K/XRJ-65A95K)
SONYのBRAVIAブランドから発売されている2022年夏モデル【A95Kシリーズ】のポイントを紹介していきます。
BRAVIAブランドの2022年夏有機ELモデルの最上位モデルである本モデルは、その位置にふさわしい機能満載の一台となっています。
画面サイズは、55/65インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年7月 |
パネル | 有機EL(OLED) |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:332W 65インチ:401W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | - |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | - |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
A95Kシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
A95Kシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
各メーカー4Kチューナーは搭載してきていますが、SONYの一歩進んでいるところは4Kを3系統搭載してきているところです。
他社が2系統止まりの中3系統用意してきているので、より多くの4K番組を録画したいとなると、チューナー数の多さは大きなアドバンテージとなります。
また、録画に関しては基本的にA95Kシリーズでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
4K3系統搭載ということで、裏で2番組重なっても録ができたりポテンシャルが高いことから、主に4TB以上の大容量外付けHDDが良いでしょう。
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【画質】
A95Kシリーズは、SONYが新開発した「認知特性プロセッサー」のXRが搭載されています。
これは人が自然な状態で見た時の画をテレビで再現すると銘打って宣伝されています。
今まではリアルさを追求するあまり、不自然な映像になってしまうこともしばしばありましたが、このプロセッサーの登場で、また変わってくるでしょう。
そこに従来に有機ELパネルから改良を加えた「QD-OLED」パネルが採用されていることで、明るさが増し、色鮮やかな映像を楽しめます。
【サウンド】
スピーカーシステムにもXRの技術は活かされており、例えば登場人物がしゃべるシーンであれば、その人物の口元から音が出ているかのように音を出す演出がなされています。
また、同社のサウンドバー(HT-A7000)やシアターシステム(HT-A9)と組み合わせることで、テレビ本体のスピーカーシステムをセンタースピーカーとして使うことができるので、より臨場感、立体感のある音を出すことができます。
もちろんこれだけのシステムですから、Dolby社の立体音響システム「DolbyAtmos」にも対応しています。
さらに、SONYは設置方法によってスピーカーのセッティングが変わるようになっており、テレビ台への設置か、壁掛け設置かを指定することで、最適なサウンドセッティングを行ってくれます。
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【デザイン】
SONYは有機ELテレビには、没入感を高めるため、非常に狭いベゼルを採用しています。
それはまるで浮いているかのようなデザインを実現する為であり、もちろんこのA95Kシリーズにも同じイズムが継承されています。
さらに、スタンドは「フロントポジションスタイル」「バックポジションスタイル」の2パターンが用意されました。
フロントポジションスタイルでは、スタンドを本体背面に配置し、正面から見た時にスタンドが見えないようになることで、スッキリとした印象を与えると共に高い没入感を感じることができます。
バックポジションスタイルでは、スタンドの存在は正面から見てわかりますが、その分壁に寄せることが可能で、壁掛け設置のような部屋に溶け込んだ配置方法が可能となっています。
【その他】
SONYということで、PS5との親和性も高くなるように設計されています。
4K120pの入力および表示はもちろんの事、HDRの自動調整、自動低遅延モードなどたくさんの連動設定が用意されています。
VODの対応状況は割と全体として割と良いほうで、海外サービス・国内サービス含め対応状況は良好です。
また、FODやTELASAなどの民放各局のVODサービスにも対応しているので、ドラマ視聴なども捗りそうですね。
これも最近のトレンドとなっておりますが、リモコンにVODサービスの一発ボタンが多く搭載されており、リモコン自体が非常に巨大化してきています。
個人的にはあまりいいとは思いませんが、大人の事情も絡んでいそうなので仕方がないのかもしれません。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:355,800円・65インチ:504,000円となっています。
SONYの2022夏フラッグシップモデルらしく価格もフラッグシップとなっています。
A95Kシリーズは買いか?
最上位モデルというだけでワクワクしそうなものですが、中身ももちろんついてきています。
様々な機能がアップグレードされていますが、中でもQD-OLEDパネル採用という点は評価すべきでしょう。
明るさのUPは画像を表現するうえで非常に大事な要素であり、もちろん明るいほうが高画質を提供することができます。
そういった点で明るさを強化した今回のパネルには注目したいところです。
業界の中で現在のところ唯一といっていい4Kチューナー3系統搭載も注目したいところです。
特に有料放送などを契約してい方は、見たい番組が同じ時間帯に重なることも少なくなく、そのたびになくなくどれかを諦めるしかなかったところ、3系統搭載になったことで、4K番組を裏でも2番組同時に録画することが可能になりました。
大容量の外付けHDDと組み合わせることで、番組録画が捗りそうですね。
ただ一方で、先代モデルからの進化点が少ないところを見ると、最近買い替えた方はそこまで気にしなくても良いかもしれません。
大体3年前ぐらいのモデルをお持ちの場合は、買い替えることで進化を感じることができるでしょう。
ということで、最終的に買いかどうかと言われれば、少し前のモデルを持っている方、初めて有機ELを購入する方は「買い」、最近買い替えた方やそこまでハイスペックが必要ない方は 「買いではない」 という結論になります。
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