Panasonic VIERA LZ1800シリーズは買いか?(TH-48LZ1800/TH-55LZ1800/TH-65LZ1800)
Panasonic VIERAブランドから登場した2022年有機EL夏モデルのフラッグシップ【LZ1800シリーズ】のポイントを紹介していきます。
フラッグシップから1つ下の本モデルは、最上位であるLZ2000のてんこ盛り装備から、少しづつ機能をグレードダウンさせて一つ下のモデルにしています。
とはいえ絶対的に見ると装備自体は平均以上ですから、まったく見劣りするというわけではありません。
画面サイズは、48/55/65インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 48,55,65インチ:2022年6月 |
パネル | 有機EL |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10+/HDR10 / HLG/ HLGフォト/Dolby Vision |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | 48インチ:243W 55インチ:304W 65インチ:382W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
LZ1800シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
LZ1800シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
チューナー構成的には、そこまで目立ったポイントはありません。
フラッグシップモデルだったらこれぐらいは当然というところですね。
一つ惜しいのは、SONYは上位モデルには4K 3系統のチューナーを搭載しています。
3系統あると裏で2番組4K放送を録画できるので、より多くの番組を録画することが可能です。
Panasonicさんも、フラッグシップには3系統搭載してきて欲しかったなーというところです。
また、録画に関しては基本的にLZ1800シリーズでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
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【画質】
LZ1800シリーズには、有機ELパネルが採用されています。
48インチモデルには普通の通常の有機ELディスプレイが採用されていますが、55インチ及び65インチモデルには別で「ダイナミックハイコントラスト有機ELディスプレイが採用されています。
最上位のLZ2000に採用されているものではありませんが、十分な性能を有したパネルと言えます。
ただし輝度を高くすることに寄与する機能「Bright Booster」は搭載されていませんので、LZ2000ほどの輝度は出せないかもしれませんが、それでも十分な明るさは有していますので問題ないでしょう。
色表現について、Panasonicではおなじみの「ヘキサクロマドライブ」が「ヘキサクロマドライブプラス」としてパワーアップしており、色の細かな再現にも十分な機能を発揮します。
その他多彩なHDRにも対応しており、細かい表情なども高画質化処理により細部までくっきり見ることが可能となっています。
【サウンド】
以前は1800番台のモデルには、上向きスピーカーである「イネーブルドスピーカー」は付いてこなかったのですが、LZシリーズでフラッグシップであるLZ2000のサウンドシステムが次のステージに移行したことで、1800番台にもイネーブルドスピーカーが搭載されるようになっています。
その他にもフルレンジスピーカーとウーファー及びパッシブラジエーターが搭載され、十分なスピーカーシステムが高音質体験を可能にしています。
また、内蔵AIによるそのシーンで最適な音質を選択してくれる機能も搭載されており、ニュースなどでは人の声を聴きやすく、スポーツであれば会場の雰囲気を味わえるようなチューニングに設定してくれます。
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【デザイン】
全体的に黒を基調としたデザインで、The 黒物家電といった印象です。
ベゼルはもちろん狭ベゼル仕様となっており、画面下部にラインスピーカーを搭載したLZ2000とは異なり、そこまで太くなっているデザインではありません。
スタンドもヘアライン加工こそされていますが、オーソドックスなスクエア形状のものが採用されており、そこまでデザイン性は高くありません。
その代わり、スタンドには転倒防止機能が付加されており、スタンド裏に配置された大きな吸盤でしっかりと固定することにより、地震等でも点灯する可能性が低くなっています。
【その他】
LZ1800には、最近トレンドとなりつつある「ゲーム対応」がなされています。
具体的には4K 120P入力対応やAMD FreeSync対応、ALLM対応に加え、詳細な情報を気にする方にピッタリな「映像情報」を表示することが可能となっています。
よって現在のフレームレートやHDR状態などの情報も確認することができるので、そういった細かい情報を気にする方にも良いでしょう。
VOD対応状況も良好で、メジャーなサービスには大体対応しているため、そこまで困ることは少ないのではないでしょうか。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で48インチ:186,000円・55インチ:216,000円・65インチ:309,000円となっています。
フラッグシップモデルから1グレード下がってモデルということで、価格は一気にお手頃価格となりました。
有機ELでこのあたりの価格なら割といいところを突いているなと感じます。
LZ1800シリーズは買いか?
Panasonicの戦略として多いのが、フラッグシップモデルは画質もサウンドも全部乗せで、まさに最上級機とすると同時に、一つ下のモデルはサウンド面を少しグレードダウンを行い、画質面を少しだけ落とすことでお求めやすい価格にする方法です。
そのお陰で、フラッグシップに比べると一気に身近になりますが、テレビを見えるうえでの実質的な性能はほとんど落ちていません。
しかし価格差は結構開いており、LZ1800の55インチモデルでであればLZ2000の55インチモデルよりも1/2弱で購入することができます。
最終的にLZ1800シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「強めの買い」 であると言えます。
音にこだわる方はLZ2000を狙ったほうが良いですが、大体の方はLZ1800で全く問題なく、お手頃で上位有機ELモデルが手に入るので、Panasonicで有機ELを考えるならばコスパも含めればLZ1800を買わない手はありません。
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