TOSHIBA REGZA Z670Lシリーズってどう?(43Z670L/50Z670L)
TOSHIBAのミドルモデル液晶テレビ【Z670Lシリーズ】のポイントを紹介していきます。
2022夏液晶モデルの中で真ん中に位置する本モデルは、最新の技術やタイムシフトなどが搭載されていませんが、液晶テレビとしてほしい機能が最低限搭載されており、バランスの良いモデルとなっています。
イメージとしてはZ770Lシリーズのサイズ違いモデルといったところでしょうか。
画面サイズは、43インチ/50インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 43,50インチ:2022年8月 |
パネル | 液晶(パネル詳細メーカー非公表) |
バックライト | 直下型LEDバックライト |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / DolbyVision IQ / HDR10+ ADAPTIVE |
8Kチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/Wi-Fi |
定格消費電力 | 43インチ:162W 50インチ:221W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | - |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | - |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
Z670Lシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
Z670Lシリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
チューナー構成としてはよくある構成で、録画及び視聴に関して不満が出ることは少ないでしょう。
4Kに関しては2系統搭載されておりますので、視聴中の番組以外に裏で1番組録画することが可能で、通常の地デジ及びBS/CSに関しては3系統搭載されておりますので、裏で2番組録画することが可能となっており、見たい番組が重なっても少々は大丈夫なようになっています。
Z670Lでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
最近では外付けHDDも容量単価が安くなっておりますので、大容量モデルがおすすめとなります。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
Z670Lシリーズには、「レグザエンジンZRⅡ」が搭載されています。「レグザエンジンZRⅡ」は最上位の映像処理エンジンよりも一つ下のグレードになりますが、もちろん優秀ですから、綺麗な映像を映し出してくれます。
ただし最上位のエンジンである「レグザエンジンZRα」のような「人が見た風景」を再現するようなエンジンではありません。
気になるのは、パネルの詳細がメーカー非公表となっておりVAなのかIPSなのかADSなのかがわかりません。
ここからは推測になりますが、TOSHIBAは昔からVAパネルを多用しており、コントラストや輝度を押し出したいという点を考えると「VA」パネルが採用されているのではないかと思います。
全体的に見ると、画質面では一つ上のZ770Lシリーズとほとんど同じなので、少しお得感はあるかもしれません。
【サウンド】
全サイズで「重低音立体音響システムZ」が採用されており、合計出力60Wの高出力で音を届けることができます。
スピーカー構成は「フルレンジ×2」「ツィータ×2」「トップツィーター×4」「ウーファー×1」の合計9スピーカーとなっています。
また、設置状況によって音の出方を調整してくれる「オーディオキャリブレーション」機能も搭載されておりますので、視聴に最適なポジションでの最適な音環境を設定してくれます。
さらに立体音響システム「DolbyAtmos」にも対応します。
非常に優秀なスピーカーシステムですが、構造上どうしても後ろからの音が弱くなりがちなので、さらに良い音質を求める場合はサウンドバーやシアターシステムの導入を検討してください。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
映像のリアリティを際立たせるため、没入感を高めるべくベゼルレスデザインを採用し、金属素材を多用することで重厚感や高級感を出しています。
スタンドはテレビセンターに大型スクエア形状のものが採用されており、存在感がああります。
もう少し目立たないデザインにして欲しかったところです。
ただ悪い点ばかりではなく、左右水平15度の角度調整が可能なため、視聴環境に合わせて最適な位置での視聴が可能となります。
【その他】
VODの対応状況はTOSHIBA全体として割と良いほうですが、一部モデルにてNETFLIXに対応していないことがありましたが、Z670LシリーズについてはNETFLIXに対応しております。
また、TVerやParaviにも対応しているため、タイムシフトと併せて過去番組視聴が捗ります。
REGZAの機能として昔からある「ゲームモード」にも磨きがかかっています。
Z670Lではついに4K120Pの入力および表示に対応しました。これによりPS5などの4K120Pを出力可能なデバイスと組み合わせることで、最大限性能を引き出すことが可能となります。
また、画面の応答速度も最速で0.83msecと非常に早くなったので、遅延を感じにくくなっております。
ただひとつ気になるのはリモコンにVOD用のボタンが所狭しと並べられており、明らかに邪魔になっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で43インチ:144,000円・50インチ:168,000円となっています。
執筆時点ではまだ正式に発売されておりませんので、参考程度にご覧いただけると助かります。
他社メーカーの同サイズと比較すると、少し割高感はありますが、発売から時間がたてばこなれてくるのではと思っています。
ご覧の通り43インチと50インチの価格差は2万円程度しかありません。2万円プラスして画面が7インチ大きくなるのであれば、設置場所さえ許せば50インチモデルを買うほうがお得ですね。
総評
Z670Lはここまで見てきた結果、やはり一つ上位のモデルであるZ770Lシリーズのサイズ違い感が強そうです。
中身に関しては映像処理エンジンからスピーカー構成までほとんど同じで、搭載されている高画質化技術もほぼ同じであることことから、中身は一緒であるということがうかがえます。
搭載されている機能としては、液晶テレビを購入する上でぜひ搭載されていてほしい機能が大体揃っていますので、購入するとしたら最低限Z670Lシリーズ以上で考えたいところですね。
出始めはどうしてもご祝儀価格となりがちですので少し高くなります。
狙っている方は少し時間をおいて価格が下がるのを待ってもいいかもしれません。
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