LG B2シリーズは買いか？(OLED55B2PJA/OLED65B2PJA/OLED77B2PJA)
LGの4K有機ELモデル【B2シリーズ】のポイントを紹介していきます。
有機ELモデルのラインナップの中で、最もベーシックなモデルに位置するのがB2シリーズで、手軽に有機ELをトライできるラインとなっています。
画面サイズは、55/65/77インチがラインナップされています。
基本仕様
| 発売時期 | 2022年6月 |
| パネル | 有機EL |
| バックライト | – |
| 解像度 | 4K(3840×2160) |
| 対応HDR | Dolby Vision IQ/HDR10 Pro/HLG |
| 8Kチューナー | |
| 4K BS/CSチューナー | 1 |
| 地上デジタルチューナー | 2 |
| BS/CS デジタルチューナー | 2 |
| 外付けHDD録画 | ○ |
| 裏録画 | ○ |
| 倍速駆動 | ○ |
| SeeQVault | – |
| ARC | ○(eARC) |
| LAN | 有線 / Wi-Fi |
| 定格消費電力 | 55インチ：335W 65インチ：455W 77インチ：562W |
| VOD対応状況 | |
|---|---|
| AbemaTV | ー |
| Amazonプライムビデオ | ○ |
| DAZN※初回31日間無料 | ○ |
| DMM.com※初回2週間無料 | ー |
| dTV※初回31日間無料 | ー |
| GYAO | ー |
| Hulu※初回2週間無料 | ○ |
| NETFLIX | ○ |
| TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ー |
| U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
| スカパーオンデマンド | ー |
| Youtube | ○ |
| アクトビラ | ー |
| Paravi | ○ |
| ひかりTV | ー |
| TVer | ー |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
https://www.lg.com/jp/tv/lg-oled77b2pjaB2シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
B2シリーズは、4K1系統、地デジ2系統、BS/CS2系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
ベーシックなモデルということもあり、チューナー構成は最小限に抑えられています。
とはいえ、これらはテレビ本体で録画を行わなければあまり関係ない点ですので、別途レコーダーなどを持っている場合は気にしなくて良いでしょう。
B2シリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
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【画質】
B2シリーズには、LGの自社開発有機ELパネルが採用されています。
LGの有機ELパネルには、「OLED evo」「OLED GalleryEdition」「OLED」と複数ありますが、その中でも最もベーシックな「OLED」が採用されています。
これはモデルのコンセプトがベーシックですので、当たり前ではありますね。
採用されている映像処理エンジンは「α7 Gen5 processor 4K」が採用されています。
コチラも上位モデルに搭載されている物よりは少し劣るものですが、まったく見ることができないような画質ではありません。
もちろん上位のエンジンのほうが様々な映像処理技術がありますが、無くても十分に良い画質です。
また、オブジェクト検出技術により、人物・物・背景をそれぞれ認識して、それぞれに最適な画質を適用します。
倍速機能としては、OLED Motion技術により、映像に最適な速度で残像感を減らします。
さらにAIによる画質の自動調整や、モードを「シネマ・スポーツ・スタンダード・アニメーション」の4つのモードから最適なものを選択します。
【サウンド】
サウンドシステムは、ベーシックモデルらしく控えめで、フルレンジ×２の合計出力20Wのものが搭載されています。
スピーカーに関してはそこまで特筆するものはありませんが、「AIサウンドプロ」「オートサウンドチューニング」機能により、映像にマッチした音設定に変えてくれる機能がありますので、特に難しい設定しなくても最適な音で楽しめるのは大きいですね。
さらに音質を高めたい場合は、別途サウンドバーやシアターシステムを導入することをお勧めします。
【2022最新版】おすすめサウンドバー3選
【デザイン】
4辺ベゼルレスデザインが採用されており、中でもベゼルの細さはトップレベルクラスで、壁掛けにすることで壁との一体感が絶妙で没入感の高い体験が可能となっています。
スタンドには大型のものが採用されており、ヘアライン加工が施されていることで、高級感が増しインテリアとしても十分威力を発揮します。
【その他】
VODに関しては、少し対応状況が良くない部分があるので、自分が良く利用するサービスに対応しているかどうかを確認してください。
ゲーミングディスプレイとしての用途も見据えられており、NVIDIAのG-SYNCやAMDのFreeSync premiumなどの技術に対応しています。
また、VRR対応により高速なアクションでもはっきりと捉えることが可能となっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ：139,000円・65インチ：210,000円・77インチ：393,000円となっています。
価格としてはベーシックモデルらしく、初めての有機ELとして手を伸ばしやすい価格設定となっています。
最も小さなサイズである55インチでも13万程度で手に入るので、何とか有機ELが欲しい方などは良いですね。
B2シリーズは買いか？
B2シリーズはエントリーモデルとしてはバランスの良いスペックに仕上がっており、高機能すぎず、それでいて機能を省きすぎてもいないという印象です。
よって、初めての有機ELテレビに向いていると思います。
価格自体も55インチモデルに至っては、有機ELであることを考えると手を出しやすい価格ではないでしょうか。
65インチや77インチは、大画面にの部類ですから、どうしても価格が高くなっているため、大画面を狙うのであれば、C2シリーズ以上を狙いたいところですね。
最終的にB2シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「買いである」 と言えます。
有機ELは液晶と比べて突出した映像美を持っており、下手な液晶テレビを購入するのであれば、このB2シリーズを購入するほうが何倍も満足度は高くなるでしょう。
もちろん液晶は液晶で良いところがありますが、ある程度お金を出さないと画質面でかなり劣ってしまうため、必然的にグレードの高い商品を選ばなくてはなりません。
外国製品ということで故障などを心配する方もいらっしゃるかと思いますが、最近は組み立て精度なども上がっており、昔ほど壊れやすい印象はありませんので、昔のイメージは捨てて購入してみてはいかがでしょうか。
