TCL C845シリーズは買いか?(55C845/65C845)
TCLから少し変わり種のモデル【C845シリーズ】が発売されました。
このモデルは、4Kテレビですがテレビの視聴に必要なチューナーを搭載していないチューナーレステレビとなります。
主にゲーミング用途やVODサービス利用を前提として設計されています。
画面サイズは、55/65インチがラインナップされています。
基本仕様
各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。
発売時期 | 2023年5月 |
パネル | VA(量子ドット) |
バックライト方式 | 直下型(miniLED)(LD) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10+/HLG/DoblyVision IQ/DoblyVision Gaming |
8K BSチューナー | – |
4K BS/CSチューナー | – |
地上デジタルチューナー | – |
BS/CS デジタルチューナー | – |
外付けHDD録画 | – |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
eARC | ○ |
VRR | ○ |
ALLM | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:280W 65インチ:330W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ー |
DMM.com | ー |
Lemino(旧dTV)※初回31日間無料 | ー |
FODプレミアム | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
Paravi | ー |
TELASA | ○ |
TVer | ー |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
※dTV対応でもLeminoに対応するかはメーカー次第となります。
C845シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
C845シリーズは冒頭でもお伝えした通り、テレビ番組を視聴するためのチューナーが入っておりません。
よってテレビ番組を視聴及び録画をすることはできません。
もしテレビ番組を視聴する場合は、HDDレコーダーや外付け4Kチューナーが必要となります。
【画質】
C845シリーズには、映像処理エンジンとしてTCLの最高画質処理エンジン「Algo Engine Max Ⅱ」が搭載されており、AIを駆使した高画質化機能が随所で活躍します。
また、量子ドットとMiniLEDが組み合わされており、コントラストや色彩感は非常に高品質に仕上がっています。
バックライトはローカルディミングに対応しており、場面場面で明暗をコントロールすることで、映像にメリハリを効かせています。
さらに、倍速駆動はもちろんの事、4K 144Hzの高速駆動も可能となっており、非常に滑らかな映像表現が可能となっています。
低反射処理をされているため、映り込みを低減し、目の疲れを抑える効果もあります。
【サウンド】
C845シリーズのサウンドシステムには、合計出力60Wのスピーカーが搭載されています。
チューナーレステレビに搭載されるスピーカーシステムとしては、トップクラスだと思います。
さらに、onkyoが開発に手を貸しており、ウーファーなども搭載されるため、音質は優れていることがわかりますね。
もちろん立体音響技術「DolbyAtmos」にも対応しています。
十分な出力を有していると思いますが、さらに良音質で番組や映画を楽しみたい方は、別途外付けサウンドバーやシアターシステムの購入をお勧めします。
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【デザイン】
4辺ベゼルレスデザインが採用されており、他メーカーと比べてもトップクラスでベゼルが狭いデザインとなっており、かなり没入感の高い体験が出来そうです。
また、通常多少太くなりがちな底辺側のベゼルも非常に細くなっているため、壁掛けにすることで浮いている顔ような印象も与えてくれます。
スタンドはセンターに大きなものが配置されています。
【その他】
VOD対応状況は、割と良好なほうですが、国内サービスに関しては対応状況がちぐはぐな感じになっています。
TELASAやFODなどの民放系は対応しているのに、paraviやTVerなどの民法をすべてカバーしているようなサービスには非対応となっています。
この機種の目玉とも言えるゲーミング機能ですが、4K 144Hzの高速駆動対応と、ゲームモードに設定することで最速0.8msの応答速度を実現。
もちろんALLMやVRRにも対応している他、ベンダー系VRRは「AMD FreeSync Premium pro」に対応しており、据え置きゲーム機だけでなく、PCゲームのディスプレイ用途としても非常に魅力的な内容となっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:181,000円・65インチ:273,000円となっています。
チューナーレスといえど、価格自体は通常のチューナー有テレビとあまり変わらない設定となっています。
しかし、海外メーカーという事と、量子ドット&MiniLED構成などを考慮すると、このぐらいかなといったところですね。
C845シリーズは買いか?
チューナーレステレビという珍しい形態で発売されたC845シリーズですが、平たく言うとVODが見れるモニターという感じでしょうか。
しかし画質性能やサウンド性能、ゲーミング性能に関しては、他メーカーのハイエンドモデルと遜色ないぐらい豪華なスペックとなっており、チューナーが無いのが少し残念に思いますが、チューナーが無いことで、割と低価格で提供されており、ゲーミング用途やVODを楽しむ用途で購入するのであれば、ぜひオススメしたい一品です。
また、チューナーレスということで、NHKなどの契約を行わなくても良い点も大きく、昨今テレビを見ない層には非常に魅力的な一台かもしれません。
個人的にはチューナーが無いということで「買いではない」のですが、ある意味ターゲットを絞っているので、万人向けというわけではなく、特定ユーザー向けという感じです。
C845はこんな人にオススメしたい
- テレビ番組は普段見ない
- 画質はある程度良いものが良い
- 大画面でゲームをしたい
- コストパフォーマンス重視
- ゲーミング性能は妥協したくない
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