【ポイント紹介】LG G8Pシリーズ(OLED65G8P)
このページではLGのハイエンド有機ELパネルモデルであるG8Pシリーズのポイントを紹介していきます。
G8PシリーズはG6Pシリーズの後継製品になり、約1年半ぶりのモデルチェンジとなります。
画面サイズは65インチの1サイズラインナップです。
それでは基本スペックから見ていきましょう。
基本仕様
基本仕様 | G8Pシリーズ(新シリーズ) | G6Pシリーズ(先代シリーズ) |
---|---|---|
パネル | 有機EL | 有機EL |
バックライト | – | – |
解像度 | 4K(3840×2160) | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 〇 | 〇 |
4Kチューナー | – | – |
地デジチューナー | 3 | 2 |
BS・CSデジタルチューナー | 3 | 2 |
外付けHDD録画 | 〇 | 〇 |
複数同時録画 | 〇 | – |
倍速液晶 | ○ | ○ |
SeeQVault | – | – |
ARC | 〇 | 〇 |
インターネット | 有線/無線 | 有線/無線 |
定格消費電力 | 507W | 780W |
VOD対応状況 | |
AbemaTV | – |
---|---|
Amazonビデオ | ○ |
DAZN | ○ |
DMM.com | – |
dTV | – |
GYAO | – |
Hulu | – |
Netflix | ○ |
niconico | – |
TSUTAYA TV | ○ |
U-NEXT | ○ |
YouTube | ○ |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ4K | ○ |
ひかりTV | ○ |
ひかりTV4K | ○ |
基本仕様コメント
先代のG6Pシリーズから一年半ぶりのモデルチェンジではありますが、そこまでの変更はない印象です。
チューナーは3つに増設されたのでG6Pでは不可能だったW録画可能になっています。
また細かいところで、スピーカーのスペックも若干の変更になり、最大出力が80Wから60Wへとなっています。
G6Pシリーズに搭載されていた3D機能はG8Pシリーズで完全廃止されました。
大きく推した割には需要がそれほどなかったのでしょう。
注目機能
True Color Accuracy Pro
True Coloar Accuracy Proはテレビで映像を表示する際に重要な色彩情報の処理能力を飛躍的に向上させる機能です。
数多くのサンプルデータを基に限りなく本物の色を再現することで映像本来の感動や深みを再現することが出来ます。
その性能は4Kや8K放送で使用される色域「BT.2020」もカバーされている為、本放送が始まった場合でも4K8K放送のリアルな色を映し出すことが可能となっています。
Self lighting Pixel
有機ELパネルは素子自体が発光する為、バックライトが搭載されておりません。
Self lighting Pixcelは有機ELの素子自体が発光する特性を活かした技術で、画素ごとに明るさを調節して、直下型LEDバックライトの部分制御を遥かに超える細かな明るさ制御を行うことが出来ます。
従来では表現しきれなかった細かな色の明暗も演出することが可能になったことで、より肉眼で見ているかのような美しい映像を楽しむことが出来ます。
また画素の明るさを完全に落とすことで液晶パネルには再現できなかった「本物の黒」を再現することが出来ます。
Billion Rich Colors
一般的な液晶テレビでは、色を再現するのに8bitカラーが使用されています。
Billion Rich Colorsでは8bitカラーの64倍もの実に10億以上の色を表現することが出来ます。
特に自然の植物や生き物が発する色はその繊細な色合い故従来の液晶テレビでは再現しきれない部分が多々ありましたが、Billion Rich Colors機能ではその繊細な色合いすらもリアルに再現することで、まるで肉眼で見ているかのような映像を楽しむことが出来ます。
G8PシリーズのGoodな点
特になし
G8Pシリーズの「もう一つ」な点
- ターゲットが見えない
LGには2018年有機ELモデルが5つ発表されています。
G8Pシリーズは最上位から2番目のグレードになりますが、搭載されている機能等は下位モデルと差がほとんどありません。
大きく異なる点といえばデザインですが、W8Pシリーズのようなセパレートタイプのような奇抜さはありません。
65インチモデルですが価格も同サイズの他社製品と比べてもかなり高額です。(投稿時点で50万強)
そうなるとどの客層をターゲットにしているのかがよくわからず、存在意義が薄くなってしまいます。
総評
有機ELハイエンドモデルと銘打って展開されているG8Pシリーズですが、正直LGの他の2018年モデルとの明確な差別化ポイントが見つかりません。
搭載されている技術はエントリーモデルであるB8Pシリーズを除いてほぼ同じです。
搭載されているスピーカー数等に違いはありますので、本体のスピーカーを使用する予定の場合は判断材料の一つになりそうですが、サウンドシステム導入予定であれば問題にはなりません。
LGの2018年モデルを検討するうえで気にしたいのはデザインになりそうです。
デザイン的には有機ELの薄さを利用してパネル部分と本体部分を分けることでパネル部分がかなり薄く作られています。
上位モデルのW8Pシリーズまでとはいきませんが、パネルのみが浮いているような演出がなされており、部屋のインテリアとしてはスマートな部類ではないでしょうか。
現在G8Pシリーズを検討してい方は、デザイン重視等でない場合は下位モデルを候補に入れてみても良いかもしれません。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません