LG NANO75JPAシリーズってどう?(43NANO75JPA/50NANO75JPA/55NANO75JPA/65NANO75JPA)
LGエレクトロニクスNanoCell 4K液晶テレビシリーズ【NANO75JPAシリーズ】のポイントを紹介していきます。
LG独自開発の極小精密画素「NanoCell」技術が搭載された4Kテレビシリーズになります。
モデルとしてはエントリーグレードになります。
画面サイズは、43インチ/50インチ/55インチ/65インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 43,50インチ:2021年6月 55インチ:2021年8月 65インチ:2021年7月 |
パネル | 43,55,65:IPS 50:VA |
バックライト | 直下型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 Pro/ HLG / DolbyVision IQ |
8Kチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 1 |
地上デジタルチューナー | 2 |
BS/CS デジタルチューナー | 2 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | - |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/Wi-Fi |
定格消費電力 | 43インチ:110W 50インチ:130W 55インチ:165W 65インチ:200W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | - |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | - |
dTV※初回31日間無料 | - |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | - |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
NANO75JPAシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
NANO75JPAシリーズは、4K1系統、地デジ2系統、BS/CS2系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
ただし、チューナー全体の数でいえばそこまで多くない印象です。
通常の地デジやBS/CS放送は裏録画可能ですが、4Kに関しては1系統しかないため、裏録画は不可となります。
最近の上位グレードモデルはもう少し多くのチューナーを搭載していることを鑑みると、少し物足りないです。
【画質】
4K解像度を搭載している本機には、映像処理エンジンにQuad Core Processer4Kが搭載されています。
上のグレードに搭載されている「α7 Gen4」とは少し性能が劣りますが、それでも十分にきれいな映像を表現してくれます。
さらにNanoCellと呼ばれる1mm程度の微細な粒子を敷き詰めたディスプレイの採用により、コントラストの強化・クリアな表現が可能になっています。
50インチモデル以外はパネルにIPS方式が採用されているため、映像や高視野角に期待できます。
50インチモデルのみVAパネルが採用されているので、その点については注意です。
【サウンド】
フルレンジ×2 最大出力20Wスピーカーシステムが搭載されています。
お世辞にもハイパワーとも言えず、音質も良いとも言えない音が鳴ればよいといった割り切り仕様であると感じます。
音にこだわりたい方は、別途サウンドバーやシアターシステムを購入して設置することをお勧めします。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
LGが得意とする4辺極狭ベゼルのデザインが採用されています。
よく底辺側のベゼルだけ太くなってしまうということがよくあるのですが、LGに関しては底辺も極狭ベゼルとなっており、まとまったデザインの印象です。
スタンドは三日月形のデザインが採用されており、PCに使われるモニターなどに多いデザインです。
【その他】
海外メーカーということもあり、VOD対応状況に関してはやや不足しているといった印象です。
世界で展開しているサービスには大体対応していますが、dTVをはじめとする国内専用サービスには対応していません。
ただ、国内サービスすべてに対応していないわけではなく、ParaviやU-NEXTなど一部は対応しています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で43インチ:59,800円・50インチ:64,800円・55インチ:79,900円・65インチ:94,000円となっています。
インチを考えると少し安いですね。
ただしチューナー数なども少し物足りないことを考えると、コストパフォーマンスがあまりよくないかもしれません。
が、NanoCellなどの新技術も多く搭載されており、チューナー数などの目に見える部分以外のところでグレードアップがされていますから、トータルで見るとコスパはトントンかもしれません。
あとは、新技術に重きを置くか、チューナー数などの目に見える部分に重きを置くかで評価が変わるのではないでしょうか。
総評
LGは有機ELパネルで世界のシェアが非常に高い会社です。
そんな会社が作る4K液晶テレビですから、期待したいところですが、今のところはそこまで期待できるような点はないかもしれません。
OLEDパネルの品質は信頼できますが、4K液晶となると国内メーカーに一日の長がありますね。
もちろん全くダメなわけではなく、最適解ではないというだけなので、まったくオススメできないというわけではありません。
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