LG QNED85シリーズは買いか?(55QNED85JQA/65QNED85JQA/75QNED85JQA/86QNED85JQA)
LGの4K液晶モデル【QNED85シリーズ】のポイントを紹介していきます。
ミドルグレードの液晶で、量子ドット技術とMiinLEDを採用した次世代のパネル方式を採用した液晶モデルとなります。
一つ下のQNED80シリーズではバックライトがエッジ型でしたが、本モデルからは直下型のバックライトになりました。
画面サイズは、55/65/75/86インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年6月 |
パネル | IPS |
バックライト | 直下型(miniLED)(LD) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | Dolby Vision IQ/HDR10 Pro/HLG |
8Kチューナー | |
4K BS/CSチューナー | 1 |
地上デジタルチューナー | 2 |
BS/CS デジタルチューナー | 2 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:195W 65インチ:250W 75インチ:315W 86インチ:415W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ー |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ー |
dTV※初回31日間無料 | ー |
GYAO | ー |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ー |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | ー |
Youtube | ○ |
アクトビラ | ー |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | ー |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
QNED85シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
QNED85シリーズは、4K1系統、地デジ2系統、BS/CS2系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
ミドルモデルですからもう少し搭載されていても良かったのかなと思います。
このあたりのグレードは境目になるので難しいところですが、この数でも問題はないでしょう。
あまり番組を録画しなかったり、裏で見たい番組が重なることが少ない方は特に問題ないかもしれません。
QNED85シリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
QNED85シリーズに搭載されている液晶には、量子ドット技術が採用された液晶が使用されています。
量子ドットは従来の方式よりも高い純度の色を映し出すことができるので、確実に主流になってくる技術で、非常に高いコントラストを表現できることに期待できます。
本モデルは全サイズでIPS方式のパネルが採用されており、色再現性や視野角に関しては非常に優れています。
また、本モデルはバックライトに従来のLEDよりもコンパクトになったMiniLEDが採用されており、より細かにLEDを配置することが可能になり、輝度を高めることができています。
さらに、直下型のバックライト方式になりますから、エリアごとに細かな輝度制御をしており、コントラストを高めることに寄与しています。
映像の心臓部となる映像処理エンジンには、最新の「α7 Gen5 AI Processor 」が搭載されています。
第5世代のAI技術を採用したプロセッサーですから、コンテンツに応じた調整はもちろん、音の表現にも介入し、映像とサウンドの両面でアプローチを行います。
倍速などももちろん搭載されていますし、最低限ほしい機能はありますね。
【サウンド】
サウンドシステムは、一つ下のQNED85シリーズの20Wからパワーアップしており、最大出力40Wのスピーカーが搭載されております。
構成としては中音と高音が2つで20W、ウーファーが2つで20Wとなっています。
ウーファーがあることで低音が強化されている点は注目です。
さらに音質を高めたい場合は、別途サウンドバーやシアターシステムを導入することをお勧めします。
【2022最新版】おすすめサウンドバー3選
【デザイン】
今では当たり前となってきたベゼルレスが採用され、スタンドは山形のセパレートが使用されています。
縁は面取りがされており、パネルとの段差を減らしたスタイルは没入感を高めることができるので、ベーシックながら評価できるスタイルです。
【その他】
LGはゲーミングフレンドリーな商品が多く、本モデルも「AMD FreeSync」に対応しており、NVIDIAの「G-SYNC」にも対応しております。
ゲーム用のディスプレイとテレビを同じデバイスで賄いたい方にも丁度良いかもしれません。
VODに関しては、少し対応状況が良くない部分があるので、自分が良く利用するサービスに対応しているかどうかを確認してください。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:198,000円・65インチ:230,000円・75インチ:317,000円・86インチ:488,000円となっています。
量子ドットを採用しているということもあり、採用していないモデルよりも割高となっていますが、そこは技術にコストをかけているので仕方がないでしょう。
55インチで20万前後は同じサイズの他メーカー製品と比べても割高なイメージですが、MiniLEDなどのコストがかかっている部品を採用しているため、よくよく判断すると相応かなと思います。
QNED85シリーズは買いか?
量子ドット技術が採用されているモデルの中ではベーシックなQNED85シリーズは、最新技術のパネル技術が採用されており、映像表現には期待できるものがあります。
また、本モデルからMiniLEDの全面直下型バックライト+エリア駆動が搭載されますので、細かな制御で液晶ですがコントラストの高い映像を演出してくれます。
コスパ的にはあまりよろしくないですが、MiniLEDにかなりのコストがかかっていることを考えると技術にお金を払うという印象ですね。
そして以外に忘れられている部分ですが、86インチという大画面モデルがラインナップされており、超大画面を探しているニーズに対応できる点はプラスポイントですね。
最終的にQNED85シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「買いではない」 と言えます。
これから主流となってくるであろう量子ドットを採用したパネルを搭載し、MiniLEDを採用した次世代技術を採用したモデルですが、如何せん技術に対しての価格が高く、一般的にはあまりお勧めできないかもしれません。
コチラをお勧めできる層としては、最新技術を先取りしたい方や、映像の美しさを優先するタイプの方にはお勧めできる一台です。
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