【ポイント紹介】LG W8Pシリーズ(OLED65W8PJA/OLED77W8PJA)
このページではLGのハイエンド有機ELパネルモデルであるW8Pシリーズのポイントを紹介していきます。
W8PシリーズはW7Pシリーズの後継製品になり、画面と本体とを分離したセパレートデザインが特徴のモデルです。
画面サイズは65インチ・77インチの2サイズラインナップです。
それでは基本スペックから見ていきましょう。
基本仕様
基本仕様 | W8Pシリーズ(新シリーズ) | W7Pシリーズ(先代シリーズ) |
---|---|---|
パネル | 有期EL | 有期EL |
バックライト | – | – |
解像度 | 4K(3840×2160) | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | 〇 | 〇 |
4Kチューナー | – | – |
地デジチューナー | 3 | 2 |
BS・CSデジタルチューナー | 3 | 2 |
外付けHDD録画 | 〇 | 〇 |
複数同時録画 | 〇 | – |
倍速液晶 | ○ | ○ |
SeeQVault | – | – |
ARC | 〇 | 〇 |
インターネット | 有線/無線 | 有線/無線 |
定格消費電力 | 507-797W | 520-810W |
VOD対応状況 | |
AbemaTV | – |
---|---|
Amazonビデオ | ○ |
DAZN | ○ |
DMM.com | – |
dTV | – |
GYAO | – |
Hulu | – |
Netflix | ○ |
niconico | – |
TSUTAYA TV | ○ |
U-NEXT | ○ |
YouTube | ○ |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ4K | ○ |
ひかりTV | ○ |
ひかりTV4K | ○ |
基本仕様コメント
先代のW7Pシリーズから進化した点はチューナー数にあります。
今まではチューナーを2系統しか搭載していなかった為、裏で録画することが出来る番組は1つに限られていました。
しかし今回チューナーを3つ搭載したことにより、2番組録画することが出来る「W録」に対応しました。
これにより録画することが出来る番組が増えた為、見たい番組が重なってもどちらも録画することが可能になりました。
その他に関しては消費電力が少し減少しています。
VODサービスについてはHuluに対応していないので、主にHuluを利用する方はご注意ください。
注目機能
True Color Accuracy Pro
True Coloar Accuracy Proはテレビで映像を表示する際に重要な色彩情報の処理能力を飛躍的に向上させる機能です。
数多くのサンプルデータを基に限りなく本物の色を再現することで映像本来の感動や深みを再現することが出来ます。
その性能は4Kや8K放送で使用される色域「BT.2020」もカバーされている為、本放送が始まった場合でも4K8K放送のリアルな色を映し出すことが可能となっています。
Self lighting Pixel
有機ELパネルは素子自体が発光する為、バックライトが搭載されておりません。
Self lighting Pixcelは有機ELの素子自体が発光する特性を活かした技術で、画素ごとに明るさを調節して、直下型LEDバックライトの部分制御を遥かに超える細かな明るさ制御を行うことが出来ます。
従来では表現しきれなかった細かな色の明暗も演出することが可能になったことで、より肉眼で見ているかのような美しい映像を楽しむことが出来ます。
また画素の明るさを完全に落とすことで液晶パネルには再現できなかった「本物の黒」を再現することが出来ます。
Billion Rich Colors
一般的な液晶テレビでは、色を再現するのに8bitカラーが使用されています。
Billion Rich Colorsでは8bitカラーの64倍もの実に10億以上の色を表現することが出来ます。
特に自然の植物や生き物が発する色はその繊細な色合い故従来の液晶テレビでは再現しきれない部分が多々ありましたが、Billion Rich Colors機能ではその繊細な色合いすらもリアルに再現することで、まるで肉眼で見ているかのような映像を楽しむことが出来ます。
W8PシリーズのGoodな点
- 画期的なセパレートデザイン
W8Pシリーズは先代の発売当初からそのデザインでかなりの注目を集めました。
素子自体が発光する為、バックライトを必要としない有機ELの特徴を最大限に生かしたディスプレイは数mmの薄さしかありません。
その薄さを活かすために、チューナーなどの機能は外部のBOXに収め、ディスプレイだけを分離しています。
よって壁に掛ける際はディスプレイをかけるだけでOK
究極の壁一体型テレビが実現可能になるというわけです。
もちろん外部BOXはスピーカーも搭載しているため、テレビの下に設置することになるとは思いますが、見た目のインパクトはかなり大きいです。
- 最新のHDR規格4つに対応
HDRとは簡単に言えば映像のいいとこどりを行い、最善の映像を実現する機能ですが、W8Pシリーズでは最新のHDR規格4つに対応しています。
映画作品によく使用される「ドルビービジョン」をはじめ、「HDR10」「Advanced HDR by technicolor」「HLG」に対応しています。
また、通常のSDR映像にも同じような効果を適用できるように、LG独自の「HDR効果モード」が搭載されており、明るい領域と暗い領域とで最適に色補正が行われ、コントラストを向上させ、鮮やかな映像を見せてくれます。
総評
セパレートデザインが強烈なインパクトを与えてくれるW8Pシリーズですが、先代から正統な進化を遂げています。
チューナー数などの基本的なスペックはもちろん、素子ごとに制御を加えることが出来るSelf lighting Pixcel機能など映像面でも着実に進化しています。
ただLGのフラッグシップモデルというだけあって価格もフラッグシップです。
現在65インチモデルが58万円前後、77インチモデルがなんと210万前後という価格になっております。
77インチモデルに関しては生産数が少ないのでしょうがないといえばしょうがないですが、65インチモデルでさえも50万越えという高級機ですので、購入される際はじっくり検討されることをオススメします。
このモデルはセパレートモデルの為、壁掛けをしない方やテレビスタンドに載せることを前提に検討されている方は残念ながらこのテレビは設置することが出来ませんのでご注意ください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません