【ポイント紹介】REAL BHR10シリーズ (LCD-A32BHR10/LCD-A40BHR10)
このページではMITSUBISHIのハードディスクレコーダー一体型液晶パネルモデルであるBHR10シリーズのポイントを紹介していきます。
BHR10シリーズは同社のBHR9シリーズの後継製品に当たるモデルになります。
画面サイズは32インチ・40インチの2サイズラインナップです。
それでは基本スペックから見ていきましょう。
基本仕様
基本仕様 | BHR10シリーズ(新シリーズ) | BHR9シリーズ(先代シリーズ) |
---|---|---|
パネル | VA | VA |
バックライト | 直下型LED | 直下型LED |
解像度 | 40インチ:フルHD(1920×1080) 32インチ:HD(1366×768) | 40インチ:フルHD(1920×1080) 32インチ:HD(1366×768) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | – | – |
4Kチューナー | – | – |
地デジチューナー | 3 | 3 |
BS・CSデジタルチューナー | 3 | 3 |
外付けHDD録画 | 〇 | 〇 |
複数同時録画 | ○ | ○ |
倍速液晶 | – | – |
SeeQVault | – | – |
ARC | 〇 | 〇 |
インターネット | 有線 | 有線 |
定格消費電力 | 65W~84W | 65W~84W |
VOD対応状況 | |
AbemaTV | – |
---|---|
Amazonビデオ | – |
DAZN | – |
DMM.com | – |
dTV | – |
GYAO | – |
Hulu | – |
Netflix | – |
niconico | – |
TSUTAYA TV | ○ |
U-NEXT | – |
YouTube | – |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ4K | – |
ひかりTV | – |
ひかりTV4K | – |
基本仕様コメント
先代のBHR9シリーズと基本スペックを見比べていただけるとわかるのですが、基本スペック上はほぼ異なる点はありません。
なんと消費電力まで一緒というシンクロぶりですのでBHR9シリーズと共通の筐体を使用していると思われます。
チューナー自体は各放送波3つ搭載されており、同時2番組録画(いわゆるW録)が可能となっています。
VODサービス対応状況についてはTUTAYA TVとアクトビラのみの対応ということで、あまり豊富とは言えない対応状況です。
1点だけ注意したいのは、サイズ別で採用されている解像度が異なる為、テレビを検討する際に解像度を重視する方は32インチと40インチで異なる点に注意してください。
注目機能
HDDレコーダー搭載
MITUBISHIのテレビではHDDブルーレイレコーダーを内蔵しているモデルが多いのですが、もちろんこのモデルも例外ではありません。
他社メーカーとは違い別途で外付けHDDを購入する必要もレコーダーを購入する必要もありません。
このモデルは1TBのHDDを内蔵しています。
MITSUBISHIの独自録画フォーマットであれば地上デジタルで1080時間も録画することが出来ます。
1080時間もあればしばらくの間番組を溜めていても心配ないですね。
一体型ということでリモコンも共通で取り回しもしやすくなっています。
BHR10シリーズのGoodな点
- 1TBのHDDを搭載したレコーダ機能が一体型として搭載されている
BHR10シリーズの最も注目する点であるHDDレコーダー機能です。
随分昔に発売されたVHSデッキとテレビが一体となった「テレビデオ」を覚えている方はピンとくると思いますが、それのHDDレコーダー版とイメージしていただければよいかと思います。
通常ではテレビとレコーダーは別々に設置され、リモコンも2つ存在し、それぞれの機能と操作方法を覚えなくてはなりませんが、一体型であるBHR10シリーズではテレビを設置する場所さえ確保すればOKで、リモコンも1つで全てを操作することが出来ます。
内蔵HDDは1TBでガンガン録画するといったヘビーユーズでなければ十分な容量を持っています。
メーカー発表で地上デジタル放送を1080時間録画できます。
- オートターン機能が地味に便利
MITSUBISHI製品のテレビには昔からオートターン機能が付いています。
オートターン機能はテレビの横方向の首振りをリモコンで左右20度ずつ計40度まで動かすことが出来る機能です。
横方向の首振り機能は他社でも搭載されているモデルもありますが、手動であることがほとんどですから、リモコンで操作できるという点は大きなメリットです。
リモコンが届く範囲からであればどこからでも首振りを行うことが出来る為、見たい場所からテレビの向きが合っていない時にリモコンで適した方向に動かすことが可能になります。
MITSUBISHIのテレビの中でも群を抜いて人気機能であり、これを目当てに購入される方もいらっしゃるようです。
BHR10シリーズの「もう一つ」な点
- 表立って見える改良点が「声ハッキリ」から「声ハッキリプラス」へのアップデートぐらいしかない
そもそも声ハッキリ機能がどのような機能かというと、番組中のBGMやSEで埋もれてしまう出演者やニュースキャスターの声をピンポイントで強調させて聞こえやすくする機能です。
今回機能面で表立って改良されているのは「声ハッキリ」という機能から「声ハッキリプラス」にアップデートが行われていますが、これぐらいしかアップデートポイントがなく、新商品としては改良点が物足りないイメージです。
- BHR9シリーズのリネーム商品感が否めない
基本仕様のパートでもお伝えしましたが、今回のBHR10シリーズと先代のBHR9シリーズとの基本仕様の違いが全くありません。
消費電力までもが全く同じ値ということでBHR9シリーズをそのままBHR10シリーズとして販売している可能性が高いです。
家電メーカーではちょくちょく見る傾向ですが、MITSUBISHIから久しぶりの新製品ということで投入されたBHR10シリーズがこの様だと少し悲しいですね。
総評
MITSUBISHI久しぶりの新商品であるBHR10シリーズですが、正直少し残念な仕上がりになっています。
基本スペックは先代のBHR9シリーズと一緒で筐体から設計まで恐らく同じものを使用していてリネーム商品ではないかと思います。
機能面でのアップデートも「声ハッキリ」機能がアップデートされたぐらいで対して改良がされていません。
レコーダー機能が一体型となって搭載されているのは一定の需要があり評価はできますが、HDDの容量を増加させるなど多少の改良点がほしかったところです。
先述の通り先代のBHR9シリーズと機能的にほぼ一緒であるため、BHR10シリーズを狙っている方は最新機種にこだわりがない場合は価格が下がってきたBHR9シリーズの購入も検討も十分にアリです。
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