スマートTVを買うかChromeCastやFireStickなどを買うかどちらが良い?
今ではすっかりおなじみとなったVOD(ネット動画)サービスですが、最近のテレビには備え付けの機能としてVODを楽しむことも可能となっています。
VODサービスが備え付けのテレビを「スマートTV」と呼ばれます。
それに対して今回は、ChromeCastやFireStickTVなどの後付けでVODサービスを楽しむことができる製品を「追加デバイス」として説明していきます。
そして皆さん迷うのが、スマートTVを購入するか、それともFireTVやPS5など別途追加デバイスを使用してVODサービスを楽しむほうが良いのかということです。
そこで今回はスマートTVを買うか、後付けでデバイスを追加するのが良いかどちらが良いかをメリット・デメリットを見ながら見て行きたいと思います。
スマートTV(VOD搭載テレビ)のメリット
まずはスマートTV(VOD搭載テレビ)を購入するメリットを簡単に箇条書きで記していきます。
- セットアップが簡単で、別途デバイスを購入する必要がなく、初期投資を抑えることができる。
- スマートTVのUIでの操作が直感的で、特別なリモコンや別のアプリを使用する必要がない。
- 複数の入力ポートを持っているため、他のデバイスを接続することができる。
簡単に3つ挙げてみました。
挙げた3つについて、詳しく見て行きましょう。
スマートTV(VOD搭載テレビ)を購入すれば、簡単なことですが別途デバイスを購入する費用を抑えることができます。
ただこれは購入するデバイスやテレビによって変わりますので、そこは合計金額で判断すると良いでしょう。
また、スマートTV(VOD搭載テレビ)の場合は、リモコンなどにショートカットボタンが配置されていたりと、テレビのチャンネルを選択するようなイメージで操作をすることが可能です。
意外とメーカーが作りこんでいることが多く、別のデバイスよりも操作感が良いことがあります。
また、リモコンが同じということで、わざわざ別途デバイスのリモコンを使う必要がなく、煩わしさがありません。
VODサービスが搭載されているテレビであれば、搭載されている入力端子などを消費することがありません。
基本的にFireStickやChromecastなどはHDMI端子に接続することが多く、それだけでHDMIを1つ消費してしまうので、スピーカーやゲーム機などを接続する際に問題が起きる可能性があります。
スマートTV(VOD搭載テレビ)のデメリット
続いて、スマートTV(VOD搭載テレビ)のデメリットを挙げてみます。
- メーカーによっては、使えるVODサービスが限られている場合があり、自分が使いたいサービスが無いことがある。
- ソフトウェアのアップグレードが限られているため、最新の機能にアクセスすることができない場合がある。
- 一部のスマートTVは、高価であるため、予算が限られている場合には選択肢にならない場合がある。
以上3つのデメリットを挙げてみました。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
いくつかのメーカーのスマートTVを見てみるとわかるのですが、対応しているVODサービスに違いがあります。
あるメーカーはNETFLIXに対応していなかったり、あるメーカーはHuluに対応していなかったりとそれぞれ違いがあります。
よって、欲しいTVに自分が使いたいVODサービスが対応していない可能性があります。
テレビはパソコンなどと異なり、一度購入すると中身のソフトウェアを更新することが難しくなります。
よって新しいVODサービスが追加されなかったりする可能性があります。
もちろんメーカーによっては放送波やインターネットを使用したソフトウェアアップデートに対応していることもありますが、それもテレビ本体の機能安定を目的としたことが多く、追加されるかどうかに関してはメーカー次第となります。
購入しようとしているテレビによっては価格が高く、そもそも購入できない場合があります。
その点に関してはテレビとして自分が欲しい機能を選別し、最終的に高価なものになった場合は仕方ありませんが、初期投資はかかってしまいます。
VOD用の追加デバイスを購入するメリット
ここからは追加デバイスを購入した際のメリットについての説明していきます。
- スマートTVの機能を拡張することができる。
- 最新のアプリや機能を利用することができる。
- 一部のデバイスには、音声で操作できるボイスアシスタントが搭載されている。
- 予算に合わせて選択できるため、スマートTVよりもコストパフォーマンスが良い場合がある。
以上4つ追加デバイスを購入するメリットを挙げてみました。
それぞれ詳しく見てみましょう。
まず、追加デバイスを購入する場合、既存のテレビの機能を拡張することができます。
具体的には、VODサービスの利用、音声アシスタントの使用、セキュリティ機能の向上などがあります。
さらに、VODサービスが搭載されているテレビに使用して、もともと対応していなかったVODサービスに対応させることも可能です。
最新のアプリや機能を利用することができる点については、追加デバイスは本体のアップデートや、インストールされているアプリのアップデート、追加などがテレビよりもしやすい為、より新しい機能を使用できる可能性があります。
もちろんテレビもアップデートされることもありますが、メーカーの対応次第ということもあり、なかなか頻繁にされるわけではありません。
ボイスアシスタントなどの機能については、1つ目のメリットと少し重複します。
例えばChromeCastを使用すれば、googleアシスタントを使用することができ、自宅に別のスマートデバイスがあれば、それらを音声で操作する機能を追加することが可能です。
予算については、追加デバイスは各メーカーからいくつか発売されており、自分の用途や予算によって選ぶことができます。
よってVOD搭載テレビを購入するよりも、最終的なコストパフォーマンスが良い場合があります。
VOD用の追加デバイスを購入するデメリット
最後に、追加デバイスを購入する際のデメリットを説明していきます。
- 別途デバイスを購入する必要があるため、コストがかかる。
- 別途リモコンを使用する必要があるため、操作がやや複雑になる場合がある。
- テレビの入力ポートを使用する為、他のデバイスを接続する為のポートが減る。
以上3つ追加デバイスを購入する際のデメリットを挙げてみました。
それぞれ詳しく見て行きましょう。
デバイスの購入に関しては、当たり前ですがコストがかかります。
デバイスのグレードによって様々ですが、高いものは数万円するものもあります。
二つ目は操作性に関してですが、テレビに備え付けの機能ではない為、別途専用のリモコンが必要になり、スムーズな操作がし辛いことがあります。
どうしても操作の順番的には「1.テレビで入力切替を行う」「2.追加デバイスの電源を入れる」「3.追加デバイスのリモコンで操作を行う。」という3stepが必要になります。
しかし、VODが搭載されているテレビであれば、テレビと同じリモコンで操作できるとともに、最近ではVODへのショートカットボタンも備えられているため、スムーズにアクセスできます。
3つ目は、VODサービスが搭載されているテレビのメリットの反対となります。
追加デバイスは基本的にHDMI端子に直接接続するタイプのものが多いので、テレビのHDMI端子を1つ占有してしまうことになります。
テレビにレコーダーやPS5などのゲーム機器、パソコンを接続する場合は接続端子が足りなくなることがあります。
メリット・デメリットを鑑みるとどちらが良い?
ここまでスマートTVと追加デバイスのメリット・デメリットを見てきましたが、これを読んでる方は「結局どっちがいいの?」と思ってますよね?
結論としては、予算別で2タイプの回答があります。
1タイプ目:予算金額が高い方(主に15万円以上)
予算を大きめに設定している方は、初めからスマートTVの購入をオススメします。
というのも、このあたりの価格帯以上のスマートTVには、VODサービスにもテレビ独自の高画質技術を適用できる場合があり、追加デバイスを使用してVODを楽しむよりも高画質に楽しめる可能性が高いです。
また、高価格帯の製品に関しては、アップデートや機能追加などのサポートも多くある傾向ですから、追加サービスにも期待ができます。
もし今後自分が利用したいサービスが出てきて、なおかつテレビには搭載されていない場合に追加デバイスを購入することをおススメします。
高価格帯の製品であれば、入力端子にも余裕がある設計となっており、常時追加デバイスを装着していても問題ない場合もあります。
2タイプ目:予算金額があまりない方(主に15万円未満)
テレビ購入に考えている予算額がそこまで高くない方は、テレビと一緒に追加デバイスの購入をお勧めします。
理由は1タイプ目の反対となりますが、低価格帯のテレビはVODサービスに対する機能がそこまで強化されておらず、VODに高画質機能が適用されることが少ない為、追加デバイスでVODサービスを利用しても大差ないということがあります。
購入の際は、もちろんVODが搭載されているスマートTVに追加デバイスを装着しても良いですし、VODサービスが搭載されていないテレビを購入して追加デバイスを装着するほうがコスパ的には良いかと思います。
おわりに
スマートTVと追加デバイスどちらがいいのかを説明してきましたが、それぞれにメリットデメリットがあるため、ひっくるめて一方が良いということが言いづらい為、2タイプに分けました。
もちろんこれは例なので、これにとらわれず選択して頂ければよいですが、候補を選ぶ際の参考にしていただけると幸いです。
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