SHARP AQUOS EP1シリーズってどう?(4T-C55EP1/4T-C60EP1/4T-C65EP1/4T-C70EP1/4T-C75EP1)
今回はSHARPのフラッグシップ4K液晶モデル【EP1シリーズ】のポイントを紹介します。
実質的に全モデルDP1シリーズの後継モデルとなります。
SHARPが最近力を入れているXLED技術・miniLED技術を使用したハイエンドモデルで、有機ELに負けず劣らず高画質を実現した注目の技術を搭載したモデルです。
画面サイズは、55/60/65/70/75インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 55/65/70インチ:2022年11月 60インチ:2022年12月 75インチ:2023年1月 |
パネル | 非公表(VA?) |
バックライト | 直下型(miniLED)(LD) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8Kチューナー | |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:306W 60インチ:407W 65インチ:416W 70インチ:544W 75インチ:548W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ー |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ー |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ー |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ー |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | ー |
Youtube | ○ |
アクトビラ | ー |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ー |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
EP1シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
EP1シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
ハイエンドモデルですから、このぐらいは搭載していてほしいところですね。
欲を言えば4Kチューナーを3系統搭載して頂きたかったところですが、問題はないでしょう。
EP1シリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
EP1シリーズに搭載されている液晶パネルは残念ながらメーカー非公表となっています。
しかし、XLEDと呼ばれる量子ドット技術が採用されているパネルは、基本的にVAパネルが多い為、おそらくVAパネルが採用されていると思われます。
注目はバックライトに採用されているminiLEDで、従来の何倍も密度・量が多くなったLEDバックライトにより、有機ELに匹敵するほどの発光素子数を確保しています。
そこにアクティブminiLED駆動による部分駆動技術により、画面上の部分部分の輝度を細かく調整することにより、高いコントラスト比を確保し、メリハリのあるクッキリ映像を実現しています。
映像処理エンジンにはハイグレードな「Medalist S4X」が採用され、色彩の再現度や「フレアブライトネス機能」による局所的なコントラスト調整などとにかく高画質にするための機能が盛り込まれており、画質にも非常に注目です。
【サウンド】
サウンドシステムは、全サイズで合計出力85Wのシステムが採用されており、「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」と名付けられ、ツィーター×2個、ミッドレンジ×4個、サブウーハー×1個、ハイトツィーター×2個、ハイトミッドレンジ×2個の豪華な構成で、臨場感のあるサウンドを演出してくれるでしょう。
また、背面上部にはフラッグシップの印でもあるハイトスピーカーが搭載され、包み込むような没入感のある演出も可能となっています。
搭載されているスピーカーシステムでも十分なパワーを持っていますが、さらに音質を高めたい場合は、別途サウンドバーやシアターシステムを導入することをお勧めします。
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【デザイン】
もはやおなじみとなったブラックボディに4辺ベゼルレスデザインが採用されていますが、海外メーカーのようなオシャレなで残というわけではなく、よくあるスタンダードなデザインとなっています。
75インチモデル以外はスタンドと柱で支えるオーソドックスなタイプですが、75インチに関しては、スタンドと支持部分を一体化させたデザインになっています。
【その他】
VODに関しては、国内製品ということもあり、割と良好です。
国内外の主要サービスには対応しているので、VODで困ることはあまりないかもしれません。
HDMI拡張機能に関しても、VRR及びALLMに対応しており、ゲーム用途にもある程度対応しています。
ALLMとは?
VRRとは?
また、EP1シリーズにはgoogleTVが搭載されているため、各種googleサービスとの連携や、音声アシスタントの利用が可能です。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:247,000円・60インチ:340,000円・65インチ:328,000円・70インチ:421,000円・80インチ:588,000円となっています。
XLED技術はまだまだ出たばかりの技術で、miniLEDにも非常にコストがかかっています。
そこが顕著に価格に出ているかなという印象ですね。
ただ、有機ELと異なるのは、大画面になるときの価格の上昇幅が少し緩い程度ですが、絶対的には少し高めです。
EP1シリーズは買いか?
最終的にEP1シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「買いである」 と言えます。
液晶にプライドを持つSHARPが有機ELに対抗するために出してきたXLED・miniLEDは、従来の液晶とバックライトの密度を格段に上昇させ、今まで以上に細かな輝度制御が可能となっています。
それによりトータル的な画質が向上し、そこに様々な高画質化機能を与えることで、有機ELにも戦える画質を実現しおり、非常に注目度が高いモデルです。
サウンド面でもフラッグシップらしく、豪華なスピーカー構成にハイトスピーカー付きで臨場感とパワフルな音で没入感を高めてくれる点はポイント高いですね。
価格だけがネックになっていますが、そこをクリアできれば是非お勧めしたい一台です。
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