Panasonic VIERA LW1シリーズは買いか?(TH-55LW1/TH-55LW1L)
Panasonic VIERAブランドから壁掛け専用をコンセプトとしたモデル【ウォールフィットテレビ】が登場しました。
壁掛けにできる!ではなく壁掛け専用というとがったコンセプトのテレビですが、中身がなかなかに秀逸にできていることに驚きました。
筐体のホワイトもいい色ですし、いろいろなニーズがありそうですね。
画面サイズは、55インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 55インチ:2022年10月 |
パネル | 有機EL |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / DolbyVision IQ / HDR10+ ADAPTIVE |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | LW1:× LW1L:〇 |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | LW1:268+26W LW1L:268+20W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
LW1シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
LW1シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
メインストリームな商品でないにもかかわらず、意外とチューナー構成は頑張っているなと感じました。
これは後述するチューナー別体型がもたらしたメリットと言えるでしょう。
録画に関しては、TH-55LW1は、別体型チューナーに2TBのHDDが内蔵されているため、購入した直後から番組録画が可能となります。USB端子が付いていますが、外付けHDDを接続して容量を増やすといった使い方はできないので注意してください。
2TBで足りないだろうとわかている人は、TH-55LW1Lであれば、好きな容量の外付けHDDを接続して使用することができるので、そちらをご検討ください。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
LW1シリーズには、有機ELパネルが採用されています。
壁掛けをコンセプトとしている以上、厚みがあってはインテリアを崩しますし、重量も増すため良くありません。
そこで有機ELはそのコンセプトにベストマッチする方式であったことから有機ELが採用されたのだと思います。
しかもパネル自体高機能のものが採用されており、VIERAメインラインナップの上位モデルに近い性能を持っていることも驚きです。
決して画質で妥協しているわけではないということですね。
その他多彩なHDRにも対応しており、細かい表情なども高画質化処理により細部までくっきり見ることが可能となっています。
【サウンド】
合計出力20Wのスピーカーが採用されています。
スピーカー自体はそこまで良いものではないですが、必要最低限の機能は持ち合わせたシステムですから、番組を見るだけであれば問題ないでしょう。
もしさらにサウンドをアップデートする場合は、サウンドバーなど購入すると良いですが、せっかくの壁掛けテレビですから、シアターシステムなどのほうがスマートかもしれません。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
黒物家電と言われる理由となったブラックが多いテレビですが、LW1シリーズは全面ホワイト筐体が光っています。
ホワイトモデルは業界の中でも結構希少な存在です。さらに高機能なものを探した場合はほぼありません。
その中でこのLW1シリーズはホワイトでありながら高機能を持ち合わせた、近年あまりなかったモデルであり、今までこういったコンセプトのテレビを探していた人にとっては朗報ではないでしょうか。
また、チューナー部を別体型にしたことで、全体的に薄型化しており、別体型チューナーもホワイト基調でデザインされているため、インテリアにマッチするでしょう。
【その他】
壁掛けコンセプトテレビということで、チューナー部すら別にされた本モデルですが、録画の部分でもお伝えした通り、モデルによって外付けHDD録画ができない点に注意です。
TH-55LW1シリーズは,別体型チューナーに最初から2TBの外付けHDDが搭載されているので、すぐに録画をすることができますが、これ以上容量を拡張することができないため、注意が必要です。
別体型チューナー及びモニター部にもUSB端子が搭載されていますが、そこに外付けHDDを接続しても録画デバイスとして使用することができません。
逆に外付けHDDでの録画を行う場合は、TH-55LW1Lシリーズを購入してください。
LW1Lの別体チューナーには、外付けHDDを接続することが可能であるため、自分の好きな容量のHDDを使用することができます。
VOD対応状況としては、VIERAメイン商品と同じ内容となっているため、割と対応状況は良いでしょう。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値でTH-55LW1:366,000円・TH-55LW1L:326,000円となっています。
新しい壁掛けコンセプトというモデルということと、無線伝送チューナーの採用、意外と綺麗な有機ELパネル採用により、割といい値段になっていますが、こういった商品は値段ではないため、そこまで気にしなくても良いかもしれません。
LW1シリーズは買いか?
ありそうでなかった壁掛けステータス全振りテレビであるLW1シリーズ。
白筐体でデザイン的にもインテリア的にも非常に使い道が広がりそうなこのテレビは、性能も申し分なく、そこら辺のテレビでは画質に勝てないぐらい高画質です。
また、チューナー部を別にして無線伝送でモニター部にテレビ映像を送信するという新しい技術を取り入れた商品で、最新家電が好きな方からすれば魅力的な商品でしょう。
一方で無線伝送の安定性などが気になりますが、そこはPanasonicが発売しているテレビですから、十分な担保をとっていると信じましょう。
最終的にLW1シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「条件付き買い」 であると言えます。
モデルのコンセプト上、万人にお勧めできるかどうかと言われればさすがに「はい」とは言いにくいテレビですが、インテリアやテレビにもデザイン性を求める方にとっては非常に魅力的でしょう。
それでいて画質も良しですから、ニッチなニーズを総取りできるかもしれませんね。
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