SONY BRAVIA X95Kシリーズは買いか?(XRJ-65X95K/XRJ-75X95K/XRJ-85X95K)


2022-09-05SONY-液晶テレビ3チューナー,4K,4K 3チューナー,65インチ,75インチ,85インチ,液晶

 SONYのBRAVIAブランドから発売されている2022年夏モデル【X95Kシリーズ】のポイントを紹介していきます。
X95Kシリーズは、2022夏モデルの中では最上位の液晶テレビモデルとなっています。
全面直下のMiniLED採用やVAパネルの弱点を補う「エックスワイドアングル」など、機能盛りだくさんな内容となっています。

画面サイズは、65/75/85インチがラインナップされています。



基本仕様

発売時期65,75インチ:2022年9月
85インチ:2022年8月
パネルVA
バックライト直下型MiniLED(ローカルディミング)
解像度4K(3840×2160)
対応HDRHDR10 / HLG / Dolby Vision
8K BSチューナー-
4K BS/CSチューナー3
地上デジタルチューナー3
BS/CS デジタルチューナー3
外付けHDD録画
裏録画
倍速駆動
SeeQVault-
ARC○(eARC)
LAN有線/W-Fi
定格消費電力65インチ:334W
75インチ:417W
85インチ:500W
VOD対応状況
AbemaTV
Amazonプライムビデオ
DAZN※初回31日間無料-
DMM.com※初回2週間無料
dTV※初回31日間無料
GYAO
Hulu※初回2週間無料
NETFLIX
TSUTAYA TV※初回30日間無料-
U-NEXT※初回30日間無料
スカパーオンデマンド-
Youtube
アクトビラ-
Paravi-
ひかりTV
TVer

※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください

X95Kシリーズ各ポイント評価

【録画・チューナー関連】

X95Kシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。

各メーカー4Kチューナーは搭載してきていますが、SONYの一歩進んでいるところは4Kを3系統搭載してきているところです。
他社が2系統止まりの中3系統用意してきているので、より多くの4K番組を録画したいとなると、チューナー数の多さは大きなアドバンテージとなります。

また、録画に関しては基本的にX95Kシリーズでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
4K3系統搭載ということで、裏で2番組重なっても録ができたりポテンシャルが高いことから、主に4TB以上の大容量外付けHDDが良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選

【画質】

 X95Kシリーズは、もちろん最上位モデルということでSONYが新開発した「認知特性プロセッサー」を搭載しています。
より人が見た時のリアルを追求したエンジンにより、正しいリアリティを感じることができる話題のプロセッサーです。
そこにコントラストで優位のあるVAパネルを使用し、バックライトには通常LEDの1/100の大きさのMiniLEDが採用され、それらが前面にちりばめられています。
また、このバックライトは部分駆動(ローカルディミング)に対応しており、シーンに合わせて明暗を調整することで、VAパネルのコントラストとバックライトの光制御によるコントラストで非常に高コントラストなくっきりとした映像を楽しむことができます。

よりコントラストを追求するうえでVAパネルが選択されたのだと思いますが、このパネルの弱点は視野角です。
IPSほどの視野角が無い為、正面から見ないと色がおかしくなったり、明るさがおかしくなったりしますが、それらを補うため、X95Kには「エックスワイドアングル」という技術が使われております。
通常のVAパネルであれば、白くなってしまう角度でも、この技術が使われたパネルでは白くならず、正面と変わらない映像を楽しむことができるため、リビングなどの多角的にテレビを見る環境でもマッチするでしょう。

もちろん倍速駆動パネル搭載で、色補正にもXRトリルミナスプロにより、鮮やかな色彩を感じることができます。

【サウンド】

 スピーカーシステムは、全サイズで「アコースティックマルチオーディオ」が採用されており、
 合計6個のスピーカーが最大出力60Wでサウンドを届けてくれます。
また、対応ホームシアターシステム/サウンドバー:HT-A9、HT-A7000を使用することで、外付けスピーカーを使用するときに無効となるテレビ本体のスピーカーを同時に使用することができる「アコースティックセンターシンク」を搭載しています。
これにより外付けのスピーカーを使用することで折角のテレビのスピーカーを腐らせることなく使用することができます。

惜しいのは、SONY製の特定モデルのみが対応ということで、選択肢が狭いので、サードパーティ製のものでも「アコースティックセンターシンク」を利用できるようになれば完璧ですね。
もちろん立体音響技術「DolbyAtmos」にも対応しており、3次元の立体音響を体感することが可能となっています。

【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】

【デザイン】

 大画面モデルが主なラインナップのX95Kでは、より没入感を高めるべく極限までベゼルを狭くし、スタンドデザインも目立ちにくいものが採用されています。
SONYでは、これを「Seamless Edge(シームレス エッジ)」と名付けて、映像以外のものを極力目に入らないようにしているとのことです。
壁掛けはもちろんのこと、テレビ台への設置でも浮いているかのようなデザインで不思議な感覚に陥るのではないでしょうか。

スタンドには3種類の設置スタイルを選ぶことができる「3WAYスタンド」を採用し、それぞれの設置方法に合わせたスタンド状態を選択できます。
サウンドバー使用時にテレビの画面内にかぶってしまうことを防ぐため、少し浮かせることができるポジションも用意されているので、サウンドシステムとの協調も考えられています。



【その他】

 SONYということで、PS5との親和性も高くなるように設計されています。
4K120pの入力および表示はもちろんの事、HDRの自動調整、自動低遅延モードなどたくさんの連動設定が用意されています。 

 VODの対応状況は割と全体として割と良いほうで、海外サービス・国内サービス含め対応状況は良好です。
また、FODやTELASAなどの民放各局のVODサービスにも対応しているので、ドラマ視聴なども捗りそうですね。

 これも最近のトレンドとなっておりますが、リモコンにVODサービスの一発ボタンが多く搭載されており、リモコン自体が非常に巨大化してきています。
個人的にはあまりいいとは思いませんが、大人の事情も絡んでいそうなので仕方がないのかもしれません。

【価格】

 価格は執筆時点の価格com最安値で65インチ:479,800円・75インチ:700,000円・75インチ:840,000円となっています。
最上位モデルで機能盛りだくさんとなっているため、65インチでもなかなかの価格設定となっています。

X95Kシリーズは買いか?

 最上位モデルですから、機能盛りだくさんで登場した本モデルは、購入したときに満足度は高い仕上がりになっています。
バックライトを使用するうえでどうしても避けられない黒問題や白みがかる現象をMiniLEDやエックスワイドアングルなど様々な技術を駆使して防止しています。
もちろん画質面にも大きく寄与しており、有機ELに負けず劣らず高いコントラスト比や漆黒の表現など力の入れようがうかがえます。

サウンドに関しては、このクラスではちょっと物足りない印象もありますので、外付けのサウンドバーなどの購入を検討したいところですね。

最終的にはX95Kが買いかどうかと言われれば、ズバリ「買いではない」という結論になります。
搭載されている機能やスペックは申し分ないのですが、インチ当たりの価格が高いので、皆さんにお勧めできるレベルではありません。
もちろん価格関係なく良いものが欲しい場合は別ですが、その場合は有機ELを候補にしたほうが良いと思うので、物自体はいいのですが総合的に見れば微妙といったところです。

X95Kサイズラインナップ

65インチ

2022年9月発売予定

75インチ

2022年9月発売予定

85インチ

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