SHARP AQUOS FL1シリーズは買いか?(4T-C42FL1/4T-C50FL1/4T-C65FL1)


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 今回はSHARPのAQUOSブランドから発売されている4K液晶モデル【FL1シリーズ】のポイントを紹介します。

2023年のAQUOS夏モデルの中では、スタンダードグレードに属するモデルになります。
スタンダードの中でもエントリークラス寄りと考えたほうがいいかもしれませんが、4K初心者の方などが手を出しやすいモデルとなっております。

画面サイズは、42/50/65インチがラインナップされています。



基本仕様

発売時期42/65インチ:2023年6月
50インチ:2023年9月
パネルメーカー非公表
バックライト方式直下型
解像度4K(3840×2160)
対応HDRHDR10 / HLG / Dolby Vision
8K BSチューナー
4K BS/CSチューナー2
地上デジタルチューナー3
BS/CS デジタルチューナー3
外付けHDD録画
裏録画
倍速駆動
SeeQVault
ARC
eARC
VRR
ALLM
LAN有線 / Wi-Fi
定格消費電力43インチ:155W
50インチ:151W
55インチ:259W
VOD対応状況
AbemaTV
Amazonプライムビデオ
DAZN※初回31日間無料
DMM.com
Lemino(旧dTV)※初回初月無料
FODプレミアム
Hulu※初回2週間無料
NETFLIX
Paravi
TELASA
TVer
U-NEXT※初回30日間無料
Youtube

※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください

FL1シリーズ各ポイント評価

【録画・チューナー関連】

 FL1シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。

スタンダードモデルではありますが、上位モデルと同じチューナー構成となっており、遜色のない性能を持ち合わせています。

 FL1シリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選

【画質】

 残念ながらFL1シリーズに搭載されているパネルタイプはメーカー非公表となっており、詳しくはわかりません。
しかし、バックライトには高性能とされている直下型が採用されています。

 映像表現に重要な役割を担う映像処理エンジンには「Medalist S4」が採用されており、上位モデルであるFN1シリーズなどと同じものが搭載されており、高画質化機能に関しては期待できる内容となっています。

上位モデルと同等の高画質化技術や「輝き復元」「リッチブライトネス」など、様々な機能が高精細な映像をアシストします。

また、「環境センシング技術」が搭載されたことで、周囲の明るさを検知し、輝度調整だけでなく、階調補正も行ってくれるなど、多岐にわたり映像調整を行ってくれる点も大きいですね。

VODサービスの動画にも補正が入る「ネット動画クリア補正」で、存分に高画質化機能を使ってくれるので、様々なシーンで高画質映像を楽しめるでしょう。

残念ながら倍速駆動パネルは非搭載となりますが、反射や映り込みを抑えることで、邪魔な要素を低減する「N-Blackパネル」は採用されています。

【サウンド】

 サウンドシステムは、合計出力20Wのフルレンジスピーカーが搭載されています。
スタンダードモデルということで、良いサウンドシステムは搭載されておらず、番組を見れればよい程度の音質となっています。

また、フルレンジスピーカーしか搭載されませんので、低音や高音などはやや弱いと感じる方も多いかと思います。

その場合は、別途外付けサウンドバーを追加することで、格段に音質が向上するので、是非導入してみると良いでしょう。
【2022最新版】おすすめサウンドバー3選

【デザイン】

 一般的な4辺狭ベゼル仕様のデザインとなっていますが、最近の製品の中では少しベゼルが太めかなと思います。
スタンダードモデルというk十を考えると特に違和感はなく、このぐらいが妥当だろうというところです。

スタンドは、上位モデルで採用されているスクエア形状の物ではなく、セパレートタイプの物が採用されています。

セパレートタイプですから、スイーベルなどの機能はありません。



【その他】

 VODに関しては、割と良好な対応状況で、GoogleTVを搭載してるという事もあるかもしれません。

少し珍しい機能として、どのぐらいテレビを見ているかなどを可視化できる「AQUOSスクリーンタイム」機能やカメラを接続することで、映像の中にワイプのように表示できるなどがあります。

HDMI拡張機能に関しては、ALLMにのみ対応していますので、ゲーム用途ではやや力不足かと思います。
ALLMとは?

【価格】

 価格は執筆時点の価格com最安値で42インチ:91,000円・50インチ:120,000円・65インチ:140,000となっています。

少し中身に対して価格設定が高いかなという印象です。
昨今の原材料費高等もあり、値上げの波が来ているのかもしれません。

FL1シリーズは買いか?

 FL1シリーズは、冒頭でもお伝えした通り、スタンダードモデルとして登場しており、スペック的にもそれを裏付ける内容となっています。

チューナー構成は上位モデルと同等で、バックライトにも高価な直下型が採用されるなど、スタンダードモデルとして十分な性能を持ち合わせています。

おまけに映像処理エンジンも上位モデルと同等の物が搭載されるなど、少しお得感がありますが、倍速駆動や高画質化機能の一部が搭載されていないなど、格相当といった部分もあります。

VODサービスもある程度は対応している為、「そこまで高価なものは必要ないけど、低すぎるスペックはちょっと…」といった方には良いかもしれません。

最終的にはFL1シリーズは「買いではない」と言えます。

バランスは良さそうな感じに見えますが、価格を考えた時にそこまで魅力的な製品ではないなという印象です。
そこまで平均から乖離しているほどの価格設定ではない為、全くないわけではないですが、強くお勧めはしません。

FL1シリーズサイズラインナップ

42インチ

50インチ

65インチ

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