SONY BRAVIA A80Lシリーズは買いか?(XRJ-55A80L/XRJ-65A80L/XRJ-77A80L)
世界のSONYが発売する2023年の新商品有機ELテレビ【A80Lシリーズ】のポイントを紹介します。
ラインナップとしてはベーシックな有機ELテレビの立ち位置となり、A80Kの後継モデルとなります。
SONYの持つ認知特性技術が搭載された「XRエンジン」が搭載されたテレビになります。
画面サイズは、55/65/75インチがラインナップされています。
基本仕様
各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。
発売時期 | 55,65インチ:2023年4月 77インチ:2023年5月 |
パネル | 有機EL |
バックライト方式 | – |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10/HLG/Dolby Vision |
8K BSチューナー | – |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
eARC | ○ |
VRR | ○ |
ALLM | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:351W 65インチ:449W 77インチ:592W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com | ー |
Lemino(旧dTV)※初回31日間無料 | ○ |
FODプレミアム | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
Paravi | ー |
TELASA | ー |
TVer | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
A80Lシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
A80Lシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
また、4Kも3系統搭載されているので、4K番組を視聴しながら、裏で4K番組をW録することが可能です。
現在4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統搭載しているテレビを発売しているのは、SONYのみとなっており、4Kを視聴しながら4Kを裏でW録したい方は、SONY一択となっています。
A80Lシリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
A80Lシリーズには、SONYが新開発した「認知特性プロセッサ」である「XR技術」が搭載されています。
認知特性は、人が見た状態を目指して開発された技術で、人が目で感じる自然な色を再現することができることが特徴です。
空の風景などで発生しがちな、グラデーション場面での縞模様などをスムージング技術により滑らかに処理し、違和感のない色合いを実現したり、今まで色情報、コントラスト情報などを個別に処理していたところをすべて鑑みて映像処理を行うことで、違和感のない映像を演出しています。
また、有機ELパネルが採用されているので、一目見てクッキリハッキリした美麗な映像を楽しめると共に、漆黒に迫る黒色を表現できることで、非常に深みのある演出が可能となっています。
その他には、超解像度処理や倍速駆動パネルなど、マスト機能はもちろん搭載しており、安心ですね。
【サウンド】
音の表現にもXR技術は採用されており、それこそ人間が聞く自然な音を再現するようにサウンドを演出してくれます。
77インチは総合出力60Wのスピーカーシステムが搭載されており、その他のサイズは50Wのスピーカーシステムが採用されています。
どちらとも出力としては申し分のない能力を持っています。
さらに、SONYは「画面から音が出る」ということを特徴としており、画面背面に設置されたスピーカーを上手く動かすことで、映し出されている人物などから音が出ているかのように演出してくれ、臨場感高く楽しめますね。
また、サウンドバーとの連携機能も有しており、対応したサウンドバーやシアターシステムを組み合わせることで、テレビ本体のスピーカーもシステムの一部として利用する事が可能です。
(対応デバイス:HT-A9、HT-A7000、HT-A5000、HT-A3000)
【デザイン】
SONYは、有機ELテレビを発表したときから没入感を高めるデザインを目指しており、このA80Lシリーズにもそのノウハウが踏襲されています。
具体的には、4辺狭ベゼルはもちろんの事、スリムなスタンドを採用したり、フレームとパネルの段差を軽減したボディを採用したりしています。
ちなみに、スタンドは3種類の設置方法が可能で、幅を可変させた2種類のパターンと、サウンドバーを設置した際に画面に干渉しないようにする「サウンドバースタイル」の計3パターンが用意されています。
【その他】
VODは、まずまずの対応状況です。
OSにはGoogle TVが採用されているので、今後対応するVODサービスが追加される可能性もあり、今後の拡張にも期待ですね。
最近のテレビらしく、ゲーミング機能も充実しており、VRRやALLM、はもちろん搭載しており、4K 120Hzでの入力および表示が可能となっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:338,800円・65インチ:440,800円・77インチ:770,000円となっています。
SONYの有機ELテレビということを考えると、価格的にはそこまで驚きはありません。
業界全体で見ても、国内メーカーの価格は似通っており、特別高いと感じることはないかもしれません。
A80Lシリーズは買いか?
最終的にA80Lシリーズが買いかどうかと言われれば、私は「買い」 と言えます。
A80Lシリーズは、型番的にはスタンダードなモデルに位置しています。
おそらく今後A90番台の後継機種が発売されるでしょうが、A80Lでも十分な性能を有しており、A80Lを購入しても満足度が高いと感じることができます。
搭載されるスペックも、十分な性能を持ち合わせており、スタンダードなモデルといえどハイスペックに迫るポテンシャルを持っています。
それらを考えると、今後出る上位機種を待っても良いですが、それなりに高機能になることが予想されるため、コストパフォーマンスが悪くなる可能性があります。
それらを総合的に鑑みると、A80Lシリーズでも問題なく満足できるのではないでしょうか。
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