SONY BRAVIA A90Kシリーズは買いか?(XRJ-42A90K/XRJ-48A90K)


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 SONYのBRAVIAブランドから発売されている2022年夏モデル【A90Kシリーズ】のポイントを紹介していきます。
型番的には、最上位にA95Kシリーズがありますので、その一つ下の扱いとなりますが、実際のところは、A95Kシリーズの派生として、50インチ以下の画面サイズラインナップといったところでしょうか。
ただ、A95Kの機能をすべて引き継いでいるというわけにはいかないようです。

画面サイズは、42/48インチがラインナップされています。



基本仕様

発売時期2022年8月
パネル有機EL(OLED)
バックライト-
解像度4K(3840×2160)
対応HDRHDR10 / HLG / Dolby Vision
8K BSチューナー-
4K BS/CSチューナー3
地上デジタルチューナー3
BS/CS デジタルチューナー3
外付けHDD録画
裏録画
倍速駆動
SeeQVault-
ARC○(eARC)
LAN有線/W-Fi
定格消費電力42インチ:185W
48インチ:224W
VOD対応状況
AbemaTV
Amazonプライムビデオ
DAZN※初回31日間無料-
DMM.com※初回2週間無料
dTV※初回31日間無料
GYAO
Hulu※初回2週間無料
NETFLIX
TSUTAYA TV※初回30日間無料-
U-NEXT※初回30日間無料
スカパーオンデマンド-
Youtube
アクトビラ-
Paravi-
ひかりTV
TVer

※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください

A90Kシリーズ各ポイント評価

【録画・チューナー関連】

A90Kシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。

各メーカー4Kチューナーは搭載してきていますが、SONYの一歩進んでいるところは4Kを3系統搭載してきているところです。
他社が2系統止まりの中3系統用意してきているので、より多くの4K番組を録画したいとなると、チューナー数の多さは大きなアドバンテージとなります。

また、録画に関しては基本的にA90Kシリーズでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
4K3系統搭載ということで、裏で2番組重なっても録ができたりポテンシャルが高いことから、主に4TB以上の大容量外付けHDDが良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選

【画質】

 A90Kシリーズは、SONYが新開発した「認知特性プロセッサー」のXRが搭載されています。
これは人が自然な状態で見た時の画をテレビで再現すると銘打って宣伝されています。
今まではリアルさを追求するあまり、不自然な映像になってしまうこともしばしばありましたが、このプロセッサーの登場で、また変わってくるでしょう。
認知特性プロセッサーの搭載は、上位モデルのA95Kと同じですが、採用されている有機ELパネルに違いが出ています。
A90Kに搭載されている有機ELパネルは、通常のいわば普通のパネルが採用されています。
対して上位モデルのA95Kには、改良が加えられたQD-OLEDパネルが採用されています。
やはり下位モデルには少し差をつけてきているようです。
もちろんQD-OLEDのほうがより良い画質ですが、通常の有機ELパネルであっても、非常に良い画です。

【サウンド】

 スピーカーシステムには、合計出力25Wのものが採用され、もちろんサウンドにもXRの技術が活かされています。
 また、SONY製のシアターシステム(HT-A9)やサウンドバー(HT-A7000)と組み合わせることで、外付けのスピーカーを使用しているときもテレビのスピーカーをセンタースピーカーとして利用することができる機能も付加されています。

 細かいところでは、SONYは設置方法によってスピーカーのセッティングが変わるようになっており、テレビ台への設置か、壁掛け設置かを指定することで、最適なサウンドセッティングを行ってくれます。

【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】

【デザイン】

 SONYは有機ELテレビには、没入感を高めるため、非常に狭いベゼルを採用しています。
それはまるで浮いているかのようなデザインを実現する為であり、もちろんこのA90Kシリーズにも同じイズムが継承されています。
スタンドは、A95Kと同じく2種類の設置スタイルが用意されていますが、中身が異なります。
50インチ未満の本モデルは、メーカーでデスク上に置くことも想定されているため、少し浮かせた設置スタイルである「ハイポジション」と通常の低いスタイルで置くことができる「標準ポジション」が用意されています。



【その他】

 SONYということで、PS5との親和性も高くなるように設計されています。
4K120pの入力および表示はもちろんの事、HDRの自動調整、自動低遅延モードなどたくさんの連動設定が用意されています。 

 VODの対応状況は割と全体として割と良いほうで、海外サービス・国内サービス含め対応状況は良好です。
また、FODやTELASAなどの民放各局のVODサービスにも対応しているので、ドラマ視聴なども捗りそうですね。

 これも最近のトレンドとなっておりますが、リモコンにVODサービスの一発ボタンが多く搭載されており、リモコン自体が非常に巨大化してきています。
個人的にはあまりいいとは思いませんが、大人の事情も絡んでいそうなので仕方がないのかもしれません。

【価格】

 価格は執筆時点の価格com最安値で42インチ:262,800円・48インチ:271,000円となっています。
画面サイズが小さくなっている分、価格も安くなっています。
42インチと48インチでそこまで価格差がない理由としては、同じようなサイズのパネルであれば仕入れ値がそこまで変わらないということが予想されます。

A90Kシリーズは買いか?

 A95Kの機能をところどころ継承しながら、画面サイズを抑えることで、幅広いニーズに応えようと投入されたのが本でモルではないでしょうか。

 最近では50インチ未満の有機ELモデルが発売され始め、大画面が常識であった有機ELテレビに新たなニーズが出てきています。
そんな流れを汲んで投入されたA90Kは、お手頃サイズで高画質を手に入れるにはピッタリのモデルかと思います。

どうしても各社力を入れるのは大画面モデルですから、仕方がないという点を鑑みると、割とありなモデルかもしれません。

ということで、最終的に買いかどうかと言われれば、初めて有機ELを購入する方や部屋のサイズ上大きなサイズのテレビは置けないが、どうしても有機ELが欲しい方は「買い」、部屋のスペースに余裕があり、50インチ以上も設置可能な場合は、より力を入れている大画面モデルを購入したほうが良いので、部屋サイズに余裕がある場合は「買いではない」という結論になります。

A90Kサイズラインナップ

42インチ

48インチ

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