SONY BRAVIA X90Kシリーズは買いか?(XRJ-50X90K/XRJ-55X90K/XRJ-65X90K/XRJ-75X90K/XRJ-85X90K)
SONYのBRAVIAブランドから発売されている2022年夏モデル【X90Kシリーズ】のポイントを紹介していきます。
本モデルは最上位であるX95Kの弟分に当たり、少しだけ機能を落として画面サイズラインナップを増やし、多数のニーズに応えれるようなモデルとなっています。
画面サイズは、50/55/65/75/85インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 50インチ:2022年11月 55,65インチ:2022年8月 75,85インチ:2022年9月 |
パネル | VA |
バックライト | 直下型LEDバックライト (ローカルディミング) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | 50インチ:170W:55インチ:216W 65インチ:255W :75インチ:340 85インチ:401W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | - |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | - |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
X90Kシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
X90Kシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
各メーカー4Kチューナーは搭載してきていますが、SONYの一歩進んでいるところは4Kを3系統搭載してきているところです。
他社が2系統止まりの中3系統用意してきているので、より多くの4K番組を録画したいとなると、チューナー数の多さは大きなアドバンテージとなります。
また、録画に関しては基本的にX90Kシリーズでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
4K3系統搭載ということで、裏で2番組重なっても録ができたりポテンシャルが高いことから、主に4TB以上の大容量外付けHDDが良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
X90Kシリーズは、SONYが最近全面に推している認知特性プロセッサー「XR」を搭載しています。
映像処理エンジンや高画質化技術については、X95Kとほぼ同じであり、そこまでクラスの差を感じさせません。
一方でバックライトは通常の直下型LEDバックライトとなっており、X95KのようなMiniLED採用ではありません。
しかし、部分駆動(ローカルディミング)は搭載されており、X95Kほどではありませんが、高コントラストに貢献しています。
肉眼で見た場合は、並べると違いを感じるかもしれませんが、単体だとそこまで劣っているという感じはしません。
大きく画質面でX95Kと異なるのは、バックライトシステムぐらいなので、意外と差は小さいですね。
【サウンド】
50インチ以外のモデルに関しては、合計出力30Wでスピーカー数4のシステムが採用されています。
50インチは合計出力20Wとなり、スピーカーの数も2つに減ってしまっており、明らかなグレードダウンがうかがえます。
ただこのレベルでもテレビを見る分には十分な出力ですから、音にこだわりがない場合は特に問題ありません。
しかし、映画など音響も重要なコンテンツを見ることが多い場合は、別途サウンドバーやシアターシステムの導入をお勧めします。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
小さな画面から大きなサイズのラインナップ豊富なX90Kには、ベゼルとパネルの段差が少ないデザインコンセプト「フラッシュサーフェス」が採用されています。
安いテレビではベゼルとパネルの段差ができており、明らかに「縁」と「パネル」の境目が出て没入感に欠けるのですが、X90Kはこの段差を極力なくすことで境目の存在感を消し、背景に馴染むようなアプローチがなされています。
スタンドは本体自体の高さを可変できる2-WAYタイプで、もしサウンドバーをテレビ正面においても画を邪魔しないように設置することが可能となっています。
ただここら辺のモデルは、65インチ以上はできたら壁掛けのほうが良いでしょう。
【その他】
SONYということで、PS5との親和性も高くなるように設計されています。
4K120pの入力および表示はもちろんの事、HDRの自動調整、自動低遅延モードなどたくさんの連動設定が用意されています。
VODの対応状況は割と全体として割と良いほうで、海外サービス・国内サービス含め対応状況は良好です。
また、FODやTELASAなどの民放各局のVODサービスにも対応しているので、ドラマ視聴なども捗りそうですね。
これも最近のトレンドとなっておりますが、リモコンにVODサービスの一発ボタンが多く搭載されており、リモコン自体が非常に巨大化してきています。
個人的にはあまりいいとは思いませんが、大人の事情も絡んでいそうなので仕方がないのかもしれません。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で50インチ:189,000円・55インチ:219,000円・65インチ:266,000円・75インチ:368,000円・85インチ:469,000円となっています。
最上位モデルから少し機能を落としたということで、もちろんX95Kよりも安くなっています。
さらに85インチモデルに至っては約半額と、急に手の届くラインになってきました。
50インチも機能的に良いものが入っているの平均よりは高くなっていますが、意外とバカ高いという印象でもないですね。
X90Kシリーズは買いか?
機能を盛りだくさんにした液晶フラッグシップモデルX95Kの弟分として登場したX90Kですが、意外にもそこまで大きなグレードダウンが無く、それでいて価格は半額程度になるなどコスパが上がったという印象です。
もちろんXR搭載ですし、バックライトも直下型の部分駆動(ローカルディミング)搭載など十分な装備です。
スピーカーはさすがにグレードダウンしてしまい、非力になってしまいましたが、それでも番組を見る分には十分な性能を有しています。
一つクラスが下がるだけで急に価格とのバランスが取れた一台ができたようです。
最終的にはX90Kが買いかどうかと言われれば、ズバリ「買い」という結論になります。
総合的に見ても平均より上の機能を有しながら、価格も機能を鑑みると安い部類となっており、購入しても満足度が高い一台だと思います。
また、画面サイズも豊富に取り揃えているため、様々な家庭環境にもマッチする為、多くの方にお勧めできるモデルです。
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