SONY BRAVIA X90Lシリーズは買いか?(XRJ-65X90L/XRJ-75X90L/XRJ-85X90L)
SONYのBRAVIAブランドから発売する2023年の4K液晶テレビ【X90Lシリーズ】のポイントを紹介します。
本モデルは、従来技術をブラッシュアップさせた安定感のあるモデルと言えるでしょう。
もちろん認知特性XRプロセッサー搭載で、自然な表現力を持ち合わせています。
画面サイズは、65/75/85インチがラインナップされています。
基本仕様
各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。
発売時期 | 2023年5月 |
パネル | 非公表(VA?) |
バックライト方式 | 直下型(LD) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8K BSチューナー | – |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | – |
ARC | ○ |
eARC | ○ |
VRR | ○ |
ALLM | ○ |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 65インチ:276W 75インチ:292W 85インチ:378W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com | ー |
Lemino(旧dTV)※初回31日間無料 | ○ |
FODプレミアム | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
Paravi | ー |
TELASA | ー |
TVer | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
X90Lシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
X90Lシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
また、4Kも3系統搭載されているので、4K番組を視聴しながら、裏で4K番組をW録することが可能です。
現在4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統搭載しているテレビを発売しているのは、SONYのみとなっており、4Kを視聴しながら4Kを裏でW録したい方は、SONY一択となっています。
X90Lシリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
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【画質】
X90Lシリーズには、SONYが新開発した「認知特性プロセッサ」である「XR技術」が搭載されています。
認知特性は、人が見た状態を目指して開発された技術で、人が目で感じる自然な色を再現することができることが特徴です。
空の風景などで発生しがちな、グラデーション場面での縞模様などをスムージング技術により滑らかに処理し、違和感のない色合いを実現したり、今まで色情報、コントラスト情報などを個別に処理していたところをすべて鑑みて映像処理を行うことで、違和感のない映像を演出しています。
最上位のX95Lシリーズのように量子ドットやMiniLEDバックライトは使用されていませんが、通常の直下型LEDバックライトに部分駆動が付加されており、場面場面で適切にバックライトを制御することで、コントラストの向上に役立っています。
動きの速いシーンでは、倍速駆動パネルが力を発揮するとともに、バックライトの明滅制御で、残像を残りにくくし、素早い映像でも残像感の少ない映像を実現できています。
【サウンド】
音の表現にもXR技術は採用されており、それこそ人間が聞く自然な音を再現するようにサウンドを演出してくれます。
全サイズで総合出力30Wのスピーカーシステムが搭載されており、4つのスピーカーで音を演出します。
底面には「X-Balanced Speaker(エックス バランスド スピーカー)」を2基搭載し、フルレンジで音域をカバーします。
また、サウンドバーとの連携機能も有しており、対応したサウンドバーやシアターシステムを組み合わせることで、テレビ本体のスピーカーもシステムの一部として利用する事が可能です。
(対応デバイス:HT-A9、HT-A7000、HT-A5000、HT-A3000)
【デザイン】
SONYは、有機ELテレビを発表したときから没入感を高めるデザインを目指しており、このX90Lシリーズにもそのノウハウが踏襲されています。
具体的には、限界まで追い込んだ超狭ベゼルによる「シームレスエッジコンセプト」を採用し、フレームなどの映像以外に目に入るものを極力なくしたことで、臨場感と没入感を高めています。
スタンドもスタイリッシュなデザインの物を採用しており、目立ちにくく映像を邪魔しないようになっています。
また、スタンドは2wayとなっており、テレビの前面にサウンドバーを置いたときに、画面を邪魔しないように少し上にオフセットできる構造にもなっています。
【その他】
VODは、まずまずの対応状況です。
OSにはGoogle TVが採用されているので、今後対応するVODサービスが追加される可能性もあり、今後の拡張にも期待ですね。
最近のテレビらしく、ゲーミング機能も充実しており、VRRやALLM、はもちろん搭載しており、4K 120Hzでの入力および表示が可能となっています。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で65インチ:320,800円・75インチ:402,000円・85インチ:550,000円となっています。
上位のX95Lとは異なり、従来の技術で構成したモデルではありますが、他メーカーの同サイズのものと比べると、少し高い印象です。
X90Lシリーズは買いか?
X90Lシリーズは、いわば従来技術の中でのフラッグシップといったところで、従来の安定した技術を使用しつつ、ブラッシュアップを加えて送り出したというところですね。
サイズラインナップも65インチ以上からという大型サイズのみとなっており、設置する部屋を選ぶかもしれません。
X90Lはこんな人にオススメしたい
X90Lは大型画面サイズが必要でありながらも、良いものが欲しい方。
また、最新技術でなくても良いから、少しお求めやすい価格の物を求める方に良いのではないでしょうか。
少し他メーカーよりも価格は高いですが、チューナー数が豊富であったり、プラス要素は多いのと、SONYというブランドに価値を感じる場合は問題ないでしょう。
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