REGZA 50RZ630X【ポイント紹介】
東芝のREGZAシリーズ初の「RZシリーズ」として登場しました。
それに加え標準で2TBの外付けHDDが付属します。
50インチモデルの他に43インチがラインナップされています。
基本仕様
基本仕様 | 50RZ630X |
---|---|
パネル | VA |
バックライト | エッジ型LEDバックライト |
解像度 | 4K(3840×2160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | ○(HLG・HDR10) |
8Kチューナー | – |
4Kチューナー | 2(BS/CSのみ) |
地上デジタルデジチューナー | 9 |
BS/CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
複数同時録画 | ○(4Kは1番組) |
倍速駆動 | – |
SeeQVault | ○ |
ARC | ○ |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 177W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | - |
DAZN | ○ |
DMM.com | ○ |
dTV | ○ |
GYAO | - |
Hulu | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV | ○ |
U-NEXT | ○ |
YouTube | ○ |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ 4K | ○ |
スカパー(オンデマンド) | ○ |
ニコニコ動画 | - |
ひかりTV | ○ |
ひかりTV 4K | ○ |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
50RZ630XのGoodな点
- 4K BS/CSチューナーを2系統搭載
ベースであるM530Xシリーズの先代M520Xシリーズでは、4K BS/CSチューナーは1系統しか搭載していませんでしたが、今回2系統搭載されました。
よって裏で4K番組を録画することが可能になり、さらに4K番組を楽しむことが出来ます。
4K番組の視聴を考えている方はこちらもご覧ください→4K放送を受信するために準備する点
- 50RZ630X単独でタイムシフト可能
50RZ630Xには、タイムシフト専用地デジチューナーが6つ搭載されています。
6つのチューナーと標準で付属される2TBの外付けHDDを使用することで、地デジ番組を最大6チャンネル約40時間分(付属2TBHDD使用時)をまるごと録画することが出来ます。
もちろん外付けHDDを増設することでさらに録画時間を延ばすことも可能です。
見たい番組を録画するのではなく、既に録画された番組から見たい番組を選ぶという画期的な視聴スタイルを可能にします。
- 最新レグザエンジン「Evolution-s」搭載
50RZ630Xには最新の映像処理エンジン「レグザエンジン Evolution-s」が搭載されました。
より4Kとの親和性を高め、細かいディティールもしっかり表現可能になっています。
- よりパワフルで高音質な「レグザパワーオーディオ」装備
新開発のバスレフ型フルレンジスピーカーを搭載しました。
また「VIRイコライザー」など高音質化技術との相乗効果で、外付けスピーカーほどとはいかないものの、ある程度の音質は確保しています。
- 専用ゲームモード搭載
50RZ630Xにはゲームをする際に威力を発揮する専用モード「4K瞬速ゲームダイレクト」があります。
液晶パネルは、その原理から遅延量が多く、コントローラーの入力から画面が動くまで少しの時間差があります。
格闘ゲームなどタイミングがシビアな状況では非常にプレイし辛い点という点があります。
しかし「4K瞬速ゲームダイレクト」では最速0.83msecの低遅延を実現しており、ゲームに最適です。
50RZ630Xの「もう一つ」な点
- 倍速パネルではない
50RZ630Xには倍速パネルが搭載されていません。
一応倍速相当機能として「4Kダイレクトモーション120」が搭載されていますが、やはり動きの速い映像ではそこまで機能が効いているように見えません。
スポーツ等動きの速い番組を見る方は、純粋な倍速パネルを搭載したモデルを検討したほうが良さそうです。
- タイムシフトは地上デジタルのみ
今回注目機能となるタイムシフトですが、対象チャンネルは地上デジタルの6チャンネルになります。
BC/CSは対象外の為、タイムシフトを使用することが出来ません。
BS/CSも録画対象にしたい場合は、別途「M08シリーズ」等の全録機が必要になります。
- リモコンにVODボタンが増えた
少し前からメインメニューを経由せず、チャンネルを選局するように直接VODサービスを選択することが出来るボタンが、リモコンに標準搭載されるようになりました。
以前はNETFLIXだけでしたが、今回の50RZ630Xのリモコンでは「Abema」「NETFLIX」「Hulu」「U-NEXT」「Youtube」「dTV」ボタンが配置されています。
この中でよく使用するVODサービスがあれば便利ですが、一般的な観点からは邪魔でしかありません。
VODサービスボタンは、間違って押してしまうとサービスが起動するまでの間は操作が出来なくなります。
50RZ630Xは買いなのか?
こんな方にオススメ
- 初4Kテレビ
- 4K番組を裏で録画したい
- 中間クラスで十分
- 見たい番組をよく録り逃がす(地デジ)
- 50インチオーバーの大画面が良い
- テレビでゲームをする
こんな方はちょっと待った
- 動きの速い番組(スポーツetc)をよく見る
- コントラストが効いたクッキリ映像が好み
- 既に全録機を別で持っている
- BS/CSも全部録画したい
50RZ630X総評
50RZ630Xは、M530Xシリーズをベースとして単独でタイムシフト機能を付加したモデルという印象です。
今まで単独でタイムシフトを使用することが出来たのは、同社のハイエンドモデルのみあった為、中間モデルに搭載されたことで「タイムシフト」という機能に手が届きやすくなりました。
ただし、タイムシフト対象になっているのは地上デジタルである為、BS/CSもタイムシフトで録画したい場合は要注意です。
画質に関しては他社同価格帯では割と良い方という印象です。
VAということもあり、視野角はIPSほどではありませんが、黒背景時でも白くぼやけづらく、各種ノイズ除去処理が仕事をしています。
4Kエントリー機としても買い替えとしても十分に価値のある一台です。
その他では、メーカーが標準で外付けHDDを付けている点は、他社を見てもあまりないケースですが、純正品ということもあり安心感は高いです。
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