TOSHIBA REGZA 48X9400ってどうなの?
評価:7
このページでは、TOSHIBA REGZAブランドのフラッグシップ4K有機ELテレビX9400シリーズの48インチモデル【48X9400】のポイントを紹介します。
今まで50インチ以上のラインナップが多かった有機ELに、50インチ未満のミドルサイズモデルが登場しました。
48インチの他55インチ/65インチ/77インチが用意されています。
基本仕様
発売時期 | 2021年春 |
パネル | 有機EL |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HDR10+ / DolbyVision / HLG |
8Kチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 9 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | ○ |
ARC | ○ |
LAN | 有線/無線 |
定格消費電力 | 313W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ― |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ○ |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
Paravi | ○ |
Youtube | ○ |
アクトビラ | ○ |
アクトビラ 4K | ○ |
ひかりTV | ○ |
ひかりTV 4K | ○ |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
48X9400のGoodな点
- レグザ専用高コントラスト有機ELパネル搭載
48X9400には、レグザが開発した専用の有機ELパネルが採用されています。
独自の放熱板を挟んだり、ガンマ性能、輝度特性をチューニングしており、最適な映像を映し出せるように改良が加えられています。
- SeeQVault対応
TOSHIBAはSeeQVaultへの対応状況が良いことで有名です。
もちろん48X9400に関してもそれは同じで、SeeQVault対応のHDDなどを接続することで、デバイスを超えてHDDを移動させることが可能です。
- タイムシフト内蔵
48X9400には単独でタイムシフト録画が可能です。地デジ×9と通常よりも多くのチューナーを搭載することで、最大同時に6チャンネルを録画し続けることが可能です。
USB-HDDも増設できるため、録画時間の幅も広げることが可能です。
48X9400の「もう一つ」な点
- 消費電力がかなり高い
有機ELパネルの宿命といえる消費電力ですが、本モデルは413Wとなっています。
313Wというとそこまで大きくないように感じますが、テレビでは結構な消費電力です。
このクラスを購入する方は消費電力など気にしないかと思いますが、一応気に留めておいてください。
- HDDは内蔵していない
これはもう一つな点というよりは要望になりますが、単独でタイムシフト可能で非常に高機能ではありますが、タイムシフトもHDDを接続しなければ使用することができません。
タイムシフトは少し性能の良いHDDが必要になるため、商品選びが重要になります。
そこら辺の煩わしさを無くすためにもFUNAIのようにHDDを内蔵してもらいたいところです。
48X9400総評
【録画・チューナー関連】
48X9400には、4K2系統、地デジ9系統、BS/CS 3系統のチューナーが搭載されています。
他社含め最近のモデルの中では多い方ですから、特にヘビーな使い方をしなければ必要十分ではないでしょうか。
また、タイムシフトを初めとする録画機能がとても充実している一台ですから、使いこなせば録画関連で困ることは少ないと思います。
【画質】
有機ELパネルはなんだかんだでLG製のパネルが使用されていました。
それは他のメーカーも同じで有機ELパネルと言われていたもののほとんどはLG製です。
故にメーカーごとで差別化をすることが難しかったのですが、TOSHIBAはそこに放熱板の搭載や特性の調整で色を出しています。
あとは映像エンジンの違いで画質が左右されてくるわけですが、48X9400はフラッグシップモデルということもあって高いレベルで仕上げられてきています。
特に色味に関してはSONYのようなバチバチした感じではなく、自然に仕上げられていると思います。
【サウンド】
TOSHIBAは、昔から温室にこだわった専用モデルなどを開発してきましたが、このモデルにはそこで培った音に関する技術をつぎ込んできました。
「レグザパワーオーディオX-proと呼ばれるサウンドシステムには【ダイレクト6スピーカー】【シルクドームツィーター】【重低音バズーカユニット】が与えられ、すべての音域で高レベルな音を再現することを目指しています。
【デザイン】
48X9400は、SONYをはじめとするメーカーが採用してきた【直置きスタイル】になりました。
このスタイルの利点は【浮いた】ような設置にならないため、設置場所との一体感が増す点です。
しかしそれは逆効果もあり、しっかりしたテレビ台や設置場所を用意できないと、非常にかっこ悪いスタイルになってしまうということです。
このクラスを購入する際は、設置場所もしっかり用意してあげる必要がありそうです。
【その他】
VOD対応状況はさすがREGZAといったところでしょうか。
ほとんどのVODサービスに対応していますから、すでに契約しているVODサービスを引き続きテレビの大画面で楽しむことが可能となっています。
【価格】
執筆時点でまだ発売予定になっているため、価格は未定ですが、おそらく10万円中盤で投入してくるのではないでしょうか。
もし10万中盤で登場してくるとなると、一気に有機ELモデルが普及する可能性はあります。
しかもシリーズでいえばフラッグシップになりますから、かなりコストパフォーマンスに優れたモデルになることは間違いなしです。
さらに単独タイムシフト可能であることなどを鑑みると、ベストバイになりそうな予感ですね。
ひとこと
最近はどのメーカーも有機ELには力を入れており、各メーカーで技術が拮抗してきています。
その中で48X9400は、地デジチューナー9基搭載という武器で単独でタイムシフト可能となっています。
単なる画質や音質だけではない付加価値を求める肩にとっては非常に魅力的な商品になっているのではないでしょうか。
48X9400は買いなのか?
こんな方にオススメ
- 4K番組を見たい
- いちいち録画操作をするのが面倒
- スポーツをよく見る
- コスパ重視
- 音質もそこそこ必要
こんな方はちょっと待った
- 相対的な価格ではなく絶対的な価格で決める
- 消費電力を特に気にする
- 直置きスタイルは得意ではない
48X9400の評価(MAX★5)
画質 | ★★★★★ |
音質 | ★★★ |
便利機能充実度 | ★★★★ |
コストパフォーマンス | ★★★ |
ファミリーユース(家族向け) おすすめ度 | ★★★★ |
シングルユース(一人暮らし) おすすめ度 | ★★ |
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