LG QNED90JPAは買いか?(65QNED90JPA/75QNED90JPA/86QNED90JPA)


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 LGエレクトロニクスから発売されている4K液晶テレビ【QNED90JPAシリーズ】のポイントを紹介していきます。
同社のQNED99シリーズが8Kモデルですが、QNED90JPAシリーズはその4Kモデルといった位置づけです。
本製品は、バックライトに「miniLED」技術を採用したモデルです、

画面サイズは、65インチ/75インチ/86インチがラインナップされています。



基本仕様

発売時期65インチ:2021年9月
75インチ:2021年7月
86インチ:2021年8月
パネルIPS
バックライト高精細直下型LED(エリア駆動)
解像度4K(3840×2160)
対応HDRHDR10 Pro/ HLG / DolbyVision IQ
8Kチューナー-
4K BS/CSチューナー1
地上デジタルチューナー2
BS/CS デジタルチューナー2
外付けHDD録画
裏録画
倍速駆動
SeeQVault-
ARC○(eARC)
LAN有線/Wi-Fi
定格消費電力65インチ:310W
75インチ:360W
86インチ:485W
VOD対応状況
AbemaTV-
Amazonプライムビデオ
DAZN※初回31日間無料
DMM.com※初回2週間無料-
dTV※初回31日間無料-
GYAO-
Hulu※初回2週間無料
NETFLIX
TSUTAYA TV※初回30日間無料
U-NEXT※初回30日間無料
スカパーオンデマンド-
Youtube
アクトビラ-
Paravi
ひかりTV
TVer-

※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください



QNED90JPAシリーズ各ポイント評価

【録画・チューナー関連】

 QNED90JPAシリーズは、4K BS/CS1系統、地デジ2系統、BS/CS2系統搭載されています。
チューナー数についてはいささか少ないかなという印象です。
4Kも1系統のみの搭載に留まっていますから、最低限視聴するための数を搭載しているというところでしょうか。

【画質】

 QNED90JPAシリーズには、極小のLEDシステムを使用したエリア駆動直下型LEDバックライトシステムや、「NanoCell」と呼ばれる非常に目の細かい画素を使用することにより、4K解像度を実現しています。
それらはより細かい範囲での映像処理及び表現を可能にしており、上位映像処理エンジン「α7 Gen4 AI processor 4K」による制御で圧倒的な映像美を実現しています。

もちろん通常の地上デジタルなどの4Kに至らない映像でも、アップコンバート機能や超解像による映像処理で鮮明でクリアな映像を楽しむことが可能となっています。

【サウンド】

 本モデルには「ツイーター・ミッドレンジ:2個/20W ウーファー:2個/20W」の合計出力40Wのスピーカーシステムが搭載されています。
テレビとしては出力の高いほうですが、スピーカーの薄さなどによりそこまで厚みのある音は出ません。
映画や臨場感のあるコンテンツを楽しむ場合は、シアターシステムなどが必要にはなるかと思います。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】

【デザイン】

 一枚の絵を彷彿とさせるような4辺極狭のベゼルが設定されるなど、巨大なパネルを感じさせない工夫がされています。
スタンドももちろん搭載されておりますが、お勧めはLGがおすすめする壁掛け金具を使用したダイナミックな設置方法です。
通常は太くなりやすい底辺側のベゼルも細く設計されていますから、なおさら壁掛けや壁寄せスタンドを使用した設置方法がおすすめかもしれません。

【その他】

 大方のシステムは、既存のLGから発売されているモデルと同じシステムが利用されています。
よってVODサービスの対応状況はあまりよくはありませんので注意が必要です。
しかしLGは、ゲームモードにも力を入れており、各ベンダーから提供されている独自規格「NVIDIA G-Sync」やAMDの「FreeSync」などにも対応している点はポイントが高いです。

【価格】

価格は執筆時点の価格com最安値で65インチ:346,000円 75インチ:367,000円 86インチ:503,000円となっています。
 1インチ単価は他メーカーよりも高めの設定です。
「NanoCell」や高精細直下型バックライトなどの新技術が多く取り入れられており、全体の価格に占める割合で技術料が大半を占めているのかもしれません。
主に大画面のラインナップということもあって、全体的に価格が高く見えるという側面もあるかもしれません。

総評

 ここ数年多くのモデルを出してきているLGから4Kテレビのハイエンドモデルが登場しました。
「miniLED」や「NanoCell」「量子ドット」など注目機能が多く採用されており、大きめのサイズラインナップのわりに繊細な映像表現が可能となっています。
インチ数が決まるとそこに敷き詰めることのできるLEDや画素は数が決まってきてしまいますから、どうしてもLEDなどを小さくするしかないんですよね。
よってこれから画質に差をつける機種の違いは、いかに画質に関わる部分を細かくできるかに掛かっているかもしれません。

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