SONY BRAVIA A80Kシリーズは買いか(XRJ-55A80K/XRJ-65A80K/XRJ-77A80K)
SONYのBRAVIAブランドから発売されている2022年夏モデル【A80Kシリーズ】のポイントを紹介していきます。
A80Kは、2022夏モデルの中では一応スタンダードの有機ELテレビになっていますが、中身的には他社のミドルからハイグレード並みの性能は持ち合わせているため、いい意味で裏切ってくれる一台です。
画面サイズは、55/65/77インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年8月 |
パネル | 有機EL(OLED) |
バックライト | - |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 3 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | ○ |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | 55インチ:351W 65インチ:449W 77インチ:552W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | - |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | - |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
A80Kシリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
A80Kシリーズは、4K3系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
各メーカー4Kチューナーは搭載してきていますが、SONYの一歩進んでいるところは4Kを3系統搭載してきているところです。
他社が2系統止まりの中3系統用意してきているので、より多くの4K番組を録画したいとなると、チューナー数の多さは大きなアドバンテージとなります。
また、録画に関しては基本的にA80Kシリーズでテレビ番組を録画する場合は、別途外付けHDDが必要となりますのでご注意ください。
4K3系統搭載ということで、裏で2番組重なっても録ができたりポテンシャルが高いことから、主に4TB以上の大容量外付けHDDが良いでしょう。
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【画質】
A80Kシリーズは、A95KやA90Kなどと同じ「認知特性プロセッサー」を搭載しています。
これは人が自然な状態で見た時の画をテレビで再現すると銘打って宣伝されています。
今まではリアルさを追求するあまり、不自然な映像になってしまうこともしばしばありましたが、このプロセッサーの登場で、また変わってくるでしょう。
認知特性プロセッサーの搭載は、上位モデルのA95Kと同じですが、採用されている有機ELパネルに違いが出ています。
A80Kに搭載されている有機ELパネルは、通常のいわば普通のパネルが採用されています。
対して上位モデルのA95Kには、改良が加えられたQD-OLEDパネルが採用されています。
やはり下位モデルには少し差をつけてきているようです。
もちろんQD-OLEDのほうがより良い画質ですが、通常の有機ELパネルであっても、非常に良い画です。
【サウンド】
スピーカーシステムは、画面サイズで搭載されるシステムが異なっています。
77インチには合計出力60Wのものが採用され、55及び65インチモデルには50Wのシステムが採用されています。
どちらにしても出力としては申し分なく、良い音質でサウンドを楽しめます。
もちろん立体音響技術「DolbyAtmos」にも対応しているため、臨場感の高さも注目です。
また、視聴環境や視聴位置によって最適な音セッティングを選択してくれる「自動音場補正」もありますから、少しずれた位置で見ていても、正面で視聴しているような調整を行ってくれます。
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【デザイン】
SONYは有機ELテレビには、没入感を高めるため、非常に狭いベゼルを採用しています。
それはまるで浮いているかのようなデザインを実現する為であり、もちろんこのA80Kシリーズにも同じイズムが継承されています。
スタンドは、A95Kと同じく2種類の設置スタイルが用意されていますが、中身が異なります。
50インチ未満の本モデルは、メーカーでデスク上に置くことも想定されているため、少し浮かせた設置スタイルである「ハイポジション」と通常の低いスタイルで置くことができる「標準ポジション」が用意されています。
【その他】
SONYということで、PS5との親和性も高くなるように設計されています。
4K120pの入力および表示はもちろんの事、HDRの自動調整、自動低遅延モードなどたくさんの連動設定が用意されています。
VODの対応状況は割と全体として割と良いほうで、海外サービス・国内サービス含め対応状況は良好です。
また、FODやTELASAなどの民放各局のVODサービスにも対応しているので、ドラマ視聴なども捗りそうですね。
これも最近のトレンドとなっておりますが、リモコンにVODサービスの一発ボタンが多く搭載されており、リモコン自体が非常に巨大化してきています。
個人的にはあまりいいとは思いませんが、大人の事情も絡んでいそうなので仕方がないのかもしれません。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で55インチ:270,800円・65インチ:426,000円・77インチ:627,000円となっています。
近年需要が高くなっている55インチはお求めやすい価格となっている一方で、65インチ以上に結構な価格差が出ています。
有機ELはパネルの大きいほうがコストが上がる傾向にあるので、致し方ないですね。
A80Kシリーズは買いか?
A80Kは型番上は、先述した通り2022夏モデル有機ELの中ではスタンダード扱いとなっていますが、中身をよく見てみると、結構バランスの良い仕上がりになっており、そこら辺のメーカーのハイエンドモデルよりも仕上がりが良いことがわかります。
4K 3系統、倍速、スピーカーも割と良いとなると、有機ELを考えるうえで必ず候補に入れておきたいところですね。
フラッグシップであるA95Kと比べた時に、価格差を考えるとA80Kで十分な気もします。
もしA80Kを検討するときに65インチ以上は価格がとたんに跳ね上がるため、できれば55インチで考えたいところですが、65インチでも7万ほど差があるので、トップofトップモデルが欲しい場合は仕方ありませんが、「そこまで…」という方はA80Kで問題ないでしょう。
ということで、最終的に買いかどうかと言われれば、初めて有機ELを購入する方、そこまでハイスペックでなくても良いけど、そこそこの性能が欲しい、バランスの取れた万能型が良い方は「買い」でしょう。
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