Panasonic VIERA LF1シリーズは買いか?(TH-43LF1/TH-43LF1L)
Panasonic VIERAブランドからテレビ設置場所に縛られないをコンセプトとしたモデル【レイアウトフリーテレビ】が登場しました。
壁掛けにできる!ではなく設置場所にとらわれないというコンセプトのテレビですが、中身がなかなかに秀逸にできていることに驚きました。
筐体のホワイトもいい色ですし、いろいろなニーズがありそうですね。
画面サイズは、43インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | LF1:2021年9月 LF1L:2022年11月 |
パネル | IPS |
バックライト | メーカー非公表(エッジ型?) |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10/HDR10+/HLG/Dolby Vision®/HLGフォト |
8K BSチューナー | - |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | LF1:× LF1L:○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | - |
SeeQVault | - |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線/W-Fi |
定格消費電力 | LF1:117+26W LF1L:117+20W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ○ |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | - |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | - |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | - |
Youtube | ○ |
アクトビラ | - |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ○ |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
LF1シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
LF1シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
メインストリームな商品でないにもかかわらず、意外とチューナー構成は頑張っているなと感じました。
これは後述するチューナー別体型がもたらしたメリットと言えるでしょう。
録画に関しては、TH-43LF1は、別体型チューナーに2TBのHDDが内蔵されているため、購入した直後から番組録画が可能となります。USB端子が付いていますが、外付けHDDを接続して容量を増やすといった使い方はできないので注意してください。
2TBで足りないだろうとわかている人は、TH-43LF1Lであれば、好きな容量の外付けHDDを接続して使用することができるので、そちらをご検討ください。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
LF1シリーズには、IPS液晶パネルが採用されています。
IPSパネルは色再現性や高い視野角が特徴で、本モデルのコンセプトであるレイアウトフリーを考えれば、正面だけではなく様々な角度からテレビを見ることが想定されるため、視野角は広いほうがよく、それを見据えたパネル選択であると言えます。
パネル性能や画質に関しても、意外と充実しており、上位グレードレベルの映像能力があります。
その他多彩なHDRにも対応しており、細かい表情なども高画質化処理により細部までくっきり見ることが可能となっています。
【サウンド】
合計出力20Wのスピーカーが採用されています。
スピーカー自体はそこまで良いものではないですが、必要最低限の機能は持ち合わせたシステムですから、番組を見るだけであれば問題ないでしょう。
もしさらにサウンドをアップデートする場合は、サウンドバーなど購入すると良いですが、レイアウトフリーテレビですから言設置場所が状況に応じて変わる前提であることを考えると、サウンドバーなどの設置は難しいかもしれませんね。
【2021最新版】おすすめサウンドバー5選【音にこだわれ!!】
【デザイン】
黒物家電と言われる理由となったブラックが多いテレビですが、LF1シリーズは全面ホワイト筐体が光っています。
ホワイトモデルは業界の中でも結構希少な存在です。さらに高機能なものを探した場合はほぼありません。
その中でこのLF1シリーズはホワイトでありながら高機能を持ち合わせた、近年あまりなかったモデルであり、今までこういったコンセプトのテレビを探していた人にとっては朗報ではないでしょうか。
また、チューナー部を別体型にしたことで、全体的に薄型化しており、別体型チューナーもホワイト基調でデザインされているため、インテリアにマッチするでしょう。
【その他】
レイアウトフリーなコンセプトテレビということで、チューナー部すら別にされた本モデルですが、録画の部分でもお伝えした通り、モデルによって外付けHDD録画ができない点に注意です。
TH-43LF1シリーズは、別体型チューナーに最初から2TBの外付けHDDが搭載されているので、すぐに録画をすることができますが、これ以上容量を拡張することができないため、注意が必要です。
別体型チューナー及びモニター部にもUSB端子が搭載されていますが、そこに外付けHDDを接続しても録画デバイスとして使用することができません。
逆に外付けHDDでの録画を行う場合は、TH-43LF1Lシリーズを購入してください。
LF1Lの別体チューナーには、外付けHDDを接続することが可能であるため、自分の好きな容量のHDDを使用することができます。
VOD対応状況としては、VIERAメイン商品と同じ内容となっているため、割と対応状況は良いでしょう。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値でTH-43LF1:199,000円・TH-43LW1L:168,000円となっています。
新しい壁掛けコンセプトというモデルということと、無線伝送チューナーの採用、意外と綺麗なIPSパネル採用により、割といい値段になっていますが、こういった商品は値段ではないため、そこまで気にしなくても良いかもしれません。
LF1シリーズは買いか?
設置場所の縛りを取り払うことを目的としたレイアウトフリーテレビですが、個人需要としては正直そこまでないかなと思っています。
プライベートでテレビをあちこちに持っていくことってそこまでないですし、最近ではそれぞれの部屋にテレビを1台置いていたりするので、あまり活躍はしないでしょう。
こういったコンセプトにステータスを振った商品は、そのコンセプトが本当に自分に合うのかどうかを精査してから購入する必要があります。
特に本モデルもその中の一つとなりますので、目新しさや珍しいもの見たさの流れで購入すると、いろいろなところに持っていけるけど結局は定位置で使用される未来が見えます。
最終的にLF1シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「条件付き買い」 であると言えます。
自宅内でもいろいろな部屋に持っていくことがあるなら非常に魅力的な一台となります。
個人利用はもちろんですが、やはりこのモデルは法人利用がちらつく一台です。
もちろん個人で購入するのもOKですが、テレビを頻繁に移動することがあるのかという条件が付きます。
そこまで動かさないのであれば、わざわざレイアウトフリーテレビにするのではなくVIERAメイン商品群の中かから選ぶなどが必要となるでしょう。
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