Panasonic VIERA MX950シリーズは買いか？(TH-55MX950/TH-65MX950/TH-75MX950)
2023年Panasonic最初の新商品発表で登場したフラッグシップ4K液晶モデル【MX950シリーズ】のポイントを紹介していきます。
テレビ業界のトレンドである「量子ドット&MiniLED」の組み合わせで、画質向上に期待できるモデルとなります。
画面サイズは、55/65/75インチがラインナップされています。
基本仕様
各機能はクリックすることで機能の詳細を確認できます。
| 発売時期 | 2023年7月 |
| パネル | VA |
| バックライト方式 | 直下型(miniLED)(LD) |
| 解像度 | 4K(3840×2160) |
| 対応HDR | HDR10 / HDR10＋ / HLG / HLGフォト / Dolby Vision |
| 8K BSチューナー | – |
| 4K BS/CSチューナー | 2 |
| 地上デジタルチューナー | 3 |
| BS/CS デジタルチューナー | 3 |
| 外付けHDD録画 | ○ |
| 裏録画 | ○ |
| 倍速駆動 | ○ |
| SeeQVault | – |
| ARC | ○ |
| eARC | ○ |
| VRR | ○ |
| ALLM | ○ |
| LAN | 有線 / Wi-Fi |
| 定格消費電力 | 55インチ；225W 65インチ：270W 75インチ：325W |
| VOD対応状況 | |
|---|---|
| AbemaTV | ○ |
| Amazonプライムビデオ | ○ |
| DAZN | ○ |
| DMM.com | ○ |
| Lemino(旧dTV)※初回初月無料 | ○※ |
| FODプレミアム | ○ |
| Hulu※初回2週間無料 | ○ |
| NETFLIX | ○ |
| ー | |
| TELASA | ○ |
| TVer | ○ |
| U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
| Youtube | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
※dTV対応でもLeminoに対応するかはメーカー次第となります。
https://panasonic.jp/viera/products/mx950.htmlMX950シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
MX950シリーズには、4K BS/CSチューナー 2系統、地デジチューナー ３系統、BS/CSチューナー ３系統が搭載されています。
チューナー数に関しては、そこまで目立ったトピックはありません。十分な構成です。
録画に関しては、従来から搭載されている「フリーワード録画」も継続搭載されています。
任意の番組名や出演者名で録画できる機能で、番組名がわかっている状態であれば、番組表をから探す必要が無い為、便利な機能です。
MX950シリーズには録画用のHDDが内蔵されておりませんので、別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では、大容量のHDDも低価格になってきております。
大は小を兼ねるということもありますので、大容量モデルを購入しても良いかもしれません。
【画質】
MX950シリーズには、最新の量子ドット技術及びMiniLEDバックライトを搭載しており、高コントラストで色鮮やかな映像を体験することが可能です、
MiniLEDはもちろんエリア制御が可能で、リアルな明暗を再現し、臨場感ある映像を表現します。
パネル自体にも、コントラストに優れているVA方式の物が搭載されており、より一層高いコントラスト演出に期待できます。
その他に関しては、AIによる自動画質調整やヘキサクロマドライブによる色域補正など、一通り機能が搭載されています。
もちろん倍速対応ですから、動きの速い映像も滑らかに視聴することが可能です。
意外とポイントなのが、プロ仕様の細かい画質設定が可能という点です。
必要な場合は自分で好みの設定を細かく行うことが可能です。
【サウンド】
MX950シリーズには合計出力50Wのスピーカーシステムが採用されています。
構成としては、広い音域をカバーする「フルレンジスピーカー」、低音をカバーする「ウーファー」が搭載されています。
高音を担当するスピーカーが無いので、キレのある高音は難しいかもしれませんが、中音と低音は期待できるでしょう。
テレビに搭載されるものとしては、良いものが搭載されておりますが、有機ELのフラッグシップであるMZ2500は150Wクラスが搭載されておりますので、MX950ももう少し頑張って欲しかったですね。
もちろん立体音響技術「DolbyAtmos」にも対応しています。
テレビに搭載されるものとしては割と良いものが入っていますが、満足できない場合は、別途外付けのサウンドバーやシアターシステムの購入をお勧めします。
【2023最新】おすすめサウンドバー3選
【デザイン】
デザインは同時に発表されている有機ELモデルのMZ1800シリーズと同じようなコンセプトが採用されています。
正直デザインは正直10万円以下のモデルと同じくらいの出で立ちですね。
特に高級感やデザイン性を演出するポイントは無く、ただパネルとスタンドを組み合わせただけのデザインです。
ベゼルは割と細めに仕上げられていますが、それ以外は特に注目するようなポイントはありません。
スタンドは大きなスクエアの物が中心に配置されています。
このスタンドは吸盤による転倒防止や、スイーベル機能などが入っており、機能性のあるものとなっています。
【その他】
VOD対応状況は、かなり良好な部類で、大手のサービスにはほぼ対応しています。
Paraviに対応していない点が少し残念ですが、全体的に見れば優秀ですね。
最近ではPanasonicもゲーミング機能に力を入れ始めており、4K 120pでの入力はもちろん、VRRやALLMにも対応、ベンダー系ではAMD FreeSyncに対応します。
現在のフレームレートを表示するプロ向け機能も搭載しており、力を入れていることが伺えます。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で48インチ：267,000円・55インチ：356,000円・65インチ：475,000円となっています。
量子ドット&MiniLEDを搭載しているモデルとしては、他メーカーの物と比べて少し高めでしょうか。
フラッグシップもでるということと、Panasonicのブランド料が少し入っているでしょうか(笑)
MX950シリーズは買いか？
２023年最初のフラッグシップ4K液晶モデルが登場してきましたね。
もちろんテレビ業界のトレンドを抑えた「量子ドット×MiniLED」の組み合わせを投入してきました。
パネル制御技術や高画質化機能など、Panasonicの技術を詰め込んだハイスペック機に仕上がっていますね。
スピーカーなどはもう少し頑張っていただきたかったところですが、まだまだ有機ELモデルに力を入れているという事を示しているのかもしれません。
その他VOD対応や録画機能に関しても特に文句はなく、購入しても満足できる一台です。
デザインだけが少し残念ではありますが。。。
総合して評価するとMX950シリーズは「買い」であると言えます。
ただし、55インチ以上しかラインナップがないので、大画面が置けるという条件が付きます。
MX950はこんな人にオススメしたい
- 最新技術に触れたい
- VODサービスはよく使う
- 大画面モデルが欲しい
- ゲーム用のディスプレイとしても考えている
- デザイン性は求めていない
