SHARP AQUOS EJ1シリーズってどう?(4T-C42EJ1/4T-C50EJ1/4T-C65EJ1)
今回はSHARPのスタンダード4K液晶モデル【EJ1シリーズ】のポイントを紹介します。
シリーズ名からわかる通り、先代のDJ1シリーズの後継であり、EL1シリーズの廉価版のようなイメージでとらえていただければと思います。
画面サイズは、42/50/65インチがラインナップされています。
基本仕様
発売時期 | 2022年9月 |
パネル | 非公表 |
バックライト | 直下型 |
解像度 | 4K(3840×2160) |
対応HDR | HDR10 / HLG / Dolby Vision |
8Kチューナー | |
4K BS/CSチューナー | 2 |
地上デジタルチューナー | 3 |
BS/CS デジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | ○ |
倍速駆動 | – |
SeeQVault | – |
ARC | ○(eARC) |
LAN | 有線 / Wi-Fi |
定格消費電力 | 42インチ:155W 55インチ:151W 65インチ:260W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN※初回31日間無料 | ○ |
DMM.com※初回2週間無料 | ー |
dTV※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ー |
Hulu※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ー |
TSUTAYA TV※初回30日間無料 | ー |
U-NEXT※初回30日間無料 | ○ |
スカパーオンデマンド | ー |
Youtube | ○ |
アクトビラ | ー |
Paravi | ○ |
ひかりTV | ー |
TVer | ○ |
※最新の情報については、メーカーホームページをご確認ください
EJ1シリーズ各ポイント評価
【録画・チューナー関連】
EJ1シリーズは、4K2系統、地デジ3系統、BS/CS3系統が搭載されており、ネイティブで4K放送を視聴・録画することが可能です。
スタンダードなモデルの位置づけですが、意外とチューナー構成はハイエンドと同じで、たくさんテレビを見る、録画をする方でも問題ないレベルではないでしょうか。
EJ1シリーズには録画用HDDが内蔵されておりませんので、レコーダーなしで録画する場合は別途市販の外付けHDDを購入する必要があります。
最近では大容量モデルも安価になっているので、4TB以上のモデルを購入すると良いでしょう。
【2022最新】おすすめ外付けHDD 3選
【画質】
EJ1シリーズに搭載されている液晶パネルは残念ながらメーカー非公表となっています。
しかし消費電力に注目してみると、42インチが155Wに対して、50インチが151Wと逆転現象が生じています。
メーカーの間違いでなければ、50インチと65インチ、42インチに採用されているパネルが異なっている可能性があります。
しかし、バックライトに関してはすべてのサイズで直下型が採用されており、バックライトで差は付けられていないようです。
搭載されている映像処理エンジンは「Medalist S3」で、最も上の物ではありませんが、AIを活用した画質自動調整機能により、臨場感のある映像を実現しています。
ただ残念ながら倍速パネルは非搭載となり、動きの速い映像は苦手とします。
また、サイズで差別化されている点としては、シャープの代表的な機能である「リッチカラーテクノロジー」が65インチモデルにしか搭載されません。
意外とこの機能は色彩に大きく影響するので、42インチ50インチに搭載されないのは厳しいですね。
【サウンド】
サウンドシステムは、ベーシックな最大出力20Wのものが採用されており、番組を視聴するうえでは問題ないスペックです。
一応立体音響技術である「DolbyAtmos」にも対応していますが、スピーカー構成自体が振るわないのであまり期待はできないでしょう。
さらに音質を高めたい場合は、別途サウンドバーやシアターシステムを導入することをお勧めします。
【2022最新版】おすすめサウンドバー3選
【デザイン】
4辺ベゼルレスデザインが採用されていますが、ハイエンドモデルと比べると、少しベゼルの存在感は残っているように感じます。
スタンドも両サイドに配置されるトライアングル型が採用されており、テレビ台に設置する場合は、テレビの幅以上の台を選ぶ必要がある点には要注意です。
【その他】
VODに関しては、国内製品ということもあり、割と良好です。
国内外の主要サービスには対応しているので、VODで困ることはあまりないかもしれません。
一応ALLMには対応していますが、応答速度に関してはおまけ程度で考えていたほうが良さそうです。
ALLMとは?
また、EJ1シリーズにはgoogleTVが搭載されているため、各種googleサービスとの連携や、音声アシスタントの利用が可能です。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で42インチ:80,000円・50インチ:100,000円・65インチ:138,000円となっています。
エントリーモデルということを考えると、このあたりの価格設定は無難なところですね。
特段高いというわけでもありません。
EJ1シリーズは買いか?
最終的にEJ1シリーズが買いかどうかと言われれば、私は「買いではない」 と言えます。
スペック的にはそこまで高くなく、エントリーモデルらしくそこまで尖った性能はありません。
それでいて倍速パネル非搭載であることや、65インチモデルにしかリッチカラーテクノロジーが搭載されてない点を見ても、あまり魅力的ではないかなと感じます。
ただ65インチモデルにはリッチカラーテクノロジーが搭載されるので、そこを狙うという点はありますが、そうなると価格的に別のモデルが視野に入ってくるので、どちらにしても微妙な感じになってしまいます。
搭載されている機能にこだわりがない方や、VODサービスが楽しめればそこまで問題無いという場合は狙っても良いかもしれません。
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