AQUOS 4T-C50BL1ってどうなの?
評価:4.5
このページでは、SHARPのエントリー4K液晶テレビ【4T-C50BL1】のポイントを紹介します。
【4T-C50BL1】は、同社の「BN1シリーズ」の下位に位置する液晶テレビで、新開発の映像処理エンジンが搭載されています。
50インチの他に45インチ/55インチが用意されています。
基本仕様
型番 | 4T-C50BL1 |
---|---|
発売時期 | 2019年7月 |
パネル | VA |
バックライト | エッジ型LEDバックライト |
解像度 | 4K(3,820×2,160) |
HDR(ハイダイナミックレンジ) | HDR10/HLG |
8Kチューナー | - |
4Kチューナー | 2 |
地上デジタルデジチューナー | 3 |
BS/CSデジタルチューナー | 3 |
外付けHDD録画 | ○ |
裏録画 | 2番組(4Kは1番組) |
倍速駆動 | - |
SeeQVault | - |
ARC | ○ |
インターネット | 有線/無線 |
定格消費電力 | 171W |
VOD対応状況 | |
---|---|
AbemaTV | ○ |
Amazonプライムビデオ | ○ |
DAZN ※初回31日間無料 | - |
DMM.com ※初回2週間無料 | - |
dTV ※初回31日間無料 | ○ |
GYAO | ○ |
Hulu ※初回2週間無料 | ○ |
NETFLIX | ○ |
TSUTAYA TV ※初回30日間無料 | ○ |
U-NEXT ※初回30日間無料 | ○ |
YouTube | ○ |
アクトビラ | - |
アクトビラ 4K | - |
スカパー!(オンデマンド) | ○ |
ひかりTV | - |
ひかりTV 4K | - |
さらに詳しい仕様についてはメーカーホームページを確認してください。
4T-C50BL1のGoodな点
- 新開発「AQUOS 4K Smart Engine PRO II」搭載
4T-C50BL1には、新開発の映像処理エンジン「AQUOS 4K Smart Engine PRO Ⅱ」が搭載されています。
本エンジンは、4K映像を十二分に楽しむための技術が複数与えられ、4K映像をさらなる高みに押し上げてくれます。
具体的には高精細化技術の「4K Master アップコンバートプロ」、広色域技術「リッチカラーテクノロジー」、「HDR」等の制御をつかさどっています。
- AIoT「COCORO VISION」&「Android TV」でスマートに使える
SHARPが少し前から進めているAIoTとの融合である「COCORO VISION」にももちろん対応しています。
普段見ている番組から傾向を学習し、それに似た番組やオススメ番組を提案してくれたり、天気などの情報も提示してくれます。
また、AndroidTVを搭載しているので、Playストアから様々なアプリをインストールして使用することが可能です。
4T-C50BL1の「もう一つ」な点
- 全体的なデザインが普通
最近ではスタンドも含めた全体的なデザインがスタイリッシュなモデルもあるのですが、本モデルに関しては「至って普通」のテレビです。
昔であればそこまで重視されませんが、最近では全体的なデザインも含めたモデルが多いので、普通のデザインは少し残念です。
- 価格と機能のバランスが中途半端
本モデルは同社のBN1シリーズの機能を削減して、エントリーモデルとして投入した一台ですが、BN1シリーズとの価格差がそこまで無く、機能と価格を天秤にかけた時に「機能をカットした分だけ価格がカットできていない」というアンバランスな状態になってしまっており、BN1シリーズとの価格差が少ない現状では、本モデルの立ち位置が微妙なことになってしまっています。
4T-C50BL1総評
【録画・チューナー関連】
4T-C50BL1には、4K 2系統・通常3系統のチューナーが搭載されており、裏録画も通常番組2番組、4Kは1番組録画することが可能です。
現在発売されているテレビの中でも割とチューナーが多い構成ですから、ファミリーでも一人暮らしでも十分に事足りる数ではないでしょうか。
【画質】
新開発の映像処理エンジン「AQUOS 4K Smart Engine PRO Ⅱ」が搭載され、コントラスト、HDR、広色域などが強化されています。
しかし彩度自体は一般的なレベルで、SONYのようなキラキラした彩度ではない点も覚えておいてください。
また、BN1シリーズのように映り込みを抑えた「N-Black」パネルも搭載されていません。
HDRもBN1シリーズは、DolbyVisionに対応が予告されていますが、本モデルは対象外となっています。
倍速も非搭載である点を見ても、BN1シリーズから機能を削って作ったエントリーモデルということが分かります。
【サウンド】
サウンドもフルレンジ2個の合計出力20Wで、ここでもコストカットを感じてしまいます。
ただし聞けない音というわけではなく、可もなく不可もなくということです。
元々の音がそこまでですから、音にこだわる方はサウンドバーを購入することをオススメします。
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【デザイン】
上位のBN1シリーズと共通の筐体が使用されており、王道的なつまらないデザインであることは非常に残念です。
ベゼルは細く整えられていますが、如何せんスタンドが長方形型一枚で支えるという何とも面白みのないデザインですから、何かで隠したほうが良いかもしれません。
【その他】
AIoT機能の「COCORO VISION」について、同社が推し進める割にはそこまで普及していない印象です。
最近ではVODやGAME、MUSICなどを総合的に提供する「COCORO サービス」が提供されており、どちらかと言えば「COCORO VISION」よりも「COCORO サービス」の方が使えるのではないかと思います。
最近のテレビらしくスマートスピーカーとの連携も可能ですから、音声での操作にも対応しています。
Bluetooth対応ヘッドフォンと接続すれば、遠距離で周りに迷惑をかけずにテレビを楽しむことも可能です。
足元の細かい機能については割と充実していますから、そこまで困ることはないでしょう。
VODについても大手のサービスには対応していますから確認してみてください。
【価格】
価格は執筆時点の価格com最安値で115,000円となっています。
上位モデルのBN1シリーズが、50インチモデルで120,000円であることを考えると、敢えてこのモデルを購入する理由はないと感じます。
ある程度価格がこなれてきているので、購入するとしたらほぼ価格差がないBN1シリーズかと思います。
4T-C50BL1は買いなのか?
こんな方にオススメ
- 50インチ以上の大画面テレビ狙い
- クラウドやAndroidTVに興味がある
- VODサービスを利用予定
- テレビに多機能は求めない
こんな方はちょっと待った
- 有機ELのような高コントラストが好み
- クラウドサービスは使わない
- 無駄な周辺機能は必要ない
- デザインも重視する
4T-C50BL1の評価(MAX★5)
画質 | ★★★ |
録画機能 | ★★★ |
VODサービス | ★★★ |
コストパフォーマンス | ★★ |
ファミリーユース(家族向け) オススメ度 | ★★ |
シングルユース(一人暮らし向け) オススメ度 | ★ |
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