ARC(オーディオリターンチャンネル)とは何のこと?

2018-02-24HDMIARC


テレビによってはHDMI端子の一部に「ARC」と表記されているのを見たことはありませんか?
メーカーサイトのスペック表にもHDMI端子数の横に括弧で「ARC対応」と表記されていることがあります。

この「ARC」とは何を表しているのでしょうか?
そしてどのような時に使用するものなのか。
今回は「ARC」について説明します。



ARCとは何のこと?

まずは「ARC」について説明したいと思います。
ARCとは正式名称「Audio Return Channel(オーディオリターンチャンネル)」と呼びます。
直訳すると「音を返すチャンネル」になります。

ARCは、この直訳通りの機能を実現する規格です。

テレビのARC対応HDMI端子は通常時入力のみを受け付けます。
そこに映像の入力だけではなく音声出力ができる機能を追加した機能がARCになります。
ではどのような場合にARCが活躍するかを説明していきます。

 

ARC非対応テレビだと

レコーダーやプレイヤーとの接続が一番わかりやすいですね。
レコーダーまたはプレイヤーの出力HDMI端子に接続されたHDMIケーブルを、テレビ側の入力HDMI端子に接続することで、レコーダーが出力する映像をテレビ側で見ることが可能になります。

しかしここにシアターシステムが入ってくると話が変わってきます。
通常シアターシステムをレコーダーやテレビに接続する場合は以下のような構図になります。

 

この接続だとレコーダーからの音声はシアターシステムから出力されますが、

 

リアルタイムで見ているテレビ番組等の音声はシアターシステムからは出力されません。

これは先ほど説明した通り、テレビ側のHDMI端子は「入力端子」な為、音声を出力することが出来ない為です。



先ほどの構成でリアルタイム視聴しているテレビ番組等の音声をシアターシステムから出力させるには、テレビ側の出力端子とシアターシステムの入力端子を別途光デジタルケーブルを使用して接続する必要があります。

 

ARC対応テレビだと

しかしARC機能に対応したテレビを使用している場合は、以下の構成で接続することでリアルタイム視聴しているテレビ番組等の音声をシアターシステムから出力することが出来ます。

全ての接続がHDMIケーブルで完結することができます。

配線の本数も減り、接続もわかりやすくなりますね。
※この構成を実現するためにはARC対応シアターシステムとARC対応テレビ、ARC対応HDMIケーブルを使用して接続する必要があります。
使用している機器がARCに対応しているかどうかは取扱説明書を見て確認をお願いします。

また、各機器のHDMI端子にARCと記載があれば対応しています。

 

まとめ

せっかくシアターシステムを使用しているのであれば、レコーダーからの音声だけでなくテレビの音声も良い音で楽しみたいですよね。
光デジタルケーブルを接続する方法もありますが、HDMIケーブル一本で済む手軽さと明快さは、機械や配線が苦手な方にとっては助かるのではないでしょうか。

 

HDMIには他の機能もある

HDMIケーブルにはLANケーブルの機能を持たせたHEC(HDMI Ethernet Channel)という規格もあります。
詳しい解説は下記記事をご覧ください。

HDMIケーブルのバージョンについては以下の記事をご覧ください。

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